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江戸の和算のたしなみ(7):和算から明治の西洋数学へ

2023年3月 5日 (日) 投稿者: メディア社会コース

これまで“江戸の和算”(算数・数学)ということで長々と綴ってきましたが、今回が最終回です。そうなると、江戸時代から明治維新後の日本の算術・算法の進展にも関心が向きますよね。

和服から洋服に、和食から洋食にというような流れはスムーズでした。一方、和算から西洋数学(洋算)への移行はそうそう簡単ではありませんでした。

その理由の一つは、数学の概念や変数・式表示に起因していると目されています。下表は数式表示の比較の例です。大陸由来の漢字表記に馴染んできた江戸時代の和算が西洋数学に順応するのには、それなりの時間が掛かりました。

そのような事情を克服して、現代日本の数学は確立されています。

Wasan_yosan

 

文責: メディア学部 松永

2023.03.05

 

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