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食とソーシャルデザイン

2023年3月21日 (火) 投稿者: メディア社会コース

日本の食料自給率は主要先進国のなかでも最低の水準であることは知られています。例えば農林水産省の発表によれば、2021年度(令和3年度)の日本の食料自給率は38%(カロリーベースによる試算)と、日本で食べられているもののうち、38%が国内で生産されたもので、残りの62%は海外からの輸入に頼っているということになります。 海外依存度が高ければ高いほど、輸入元の国が不作になってしまったり、戦争などの情勢によって輸入ができなくなったりすると、途端に食料不足になってしまうため危機を覚える人も多くいます。

しかし、日本には伝統的な農業において世界でも類に見ない貴重な例が多く、地域社会に根付いて生産されているケースも多いです。今回は

静岡のケースを紹介します。静岡には世界農業遺産・日本農業遺産に選ばれたわさびの生産地や原木しいたけの発祥の地があります。

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わさびとしいたけの原木

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世界的にもスローフードが注目され、地球環境にやさしい農業の重要性が指摘される中、どのように地域社会やグローバルなつながりをデザインしていくかが重要です。本学のソーシャルデザインプロジェクトでもフェアトレードや国内の食に関するテーマを扱っています。SNSなどメディアを使っての情報発信の在り方も考えていく必要がありそうです。

分責:飯沼瑞穂

 

 

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