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CUMULUS 2023: 学会参加シリーズ #1 遥かなるベルギー編

2023年4月24日 (月) 投稿者: メディア技術コース

いやー、遠いですね…

もともと飛行機に長く乗るのは好きではないのですが、ベルギーは乗り継ぎをして飛行機に乗っている時間だけで19時間。ドア・ツー・ドアで丸一日以上かかりました。まずは羽田から真夜中にドバイに向けて出発、ヘロヘロになった12時間後くらいに到着したものの、ドバイを堪能する暇もなく、ブリュッセル行きの飛行機にストレートイン。そのまま7時間強のフライトになりました。ようやくついたときの開放感と疲労感たるや、ですが、今度は電車に乗ってアントワープまでいかなくてはいけません。ようやくホテルに着いたのが、現地の夕方5時過ぎ。長時間で疲れはひどいですが、ただ座っているだけなので、実際に長距離を移動した身体的な感覚は無い感じですね…。多くの旅行記を書いている作家のポールセローが、だから飛行機で移動しないんだ、ということを書いていました。移動して徐々に周辺が変化していく様子を感じることができない、ということでしたが、まさにそんな感じで、理屈では遠くまで来たことは分かっているのですが実感が持てないような気分でした。

 

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ドバイ空港の威容

 

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空港から見えた、おそらくブルジュ・ハリファと思われるビル

 

今回は、CUMULUSという学会に参加するためにはるばるとやってまいりました。ヨーロッパは「どこでもドア」でもあれば喜んで行きたいのですが、この長距離移動が非常に苦手です。また、ここ数年は学会がオンラインとなってしまっており、現地のホテルや航空機の予約までしてあった学会が突如オンラインに切り替わってしまって以来、3年ぶり?くらいで現地での学会参加になりました。ただ、やはりオンラインでの学会参加は非常に味気ないものでした。発表や質問をすることだけネットで代替できますが、その他に付随する海外の研究者との出会いや現地の体験・交流などを再現はできません。そういう意味では、疲弊しながらも現地に辿り着く価値はあったのかと思います。が…、疲れることは疲れました。

 

今回参加したCUMULUSという学会は、広い意味でデザインを扱う学会です。純粋なデザインに関したものから、私が関連するデジタル機能とのインタラクション・デザイン、ユーザーエクスペリエンス、さらにはファッション関連やバイオロジーの応用など、解決を「デザイン」するという観点からの研究分野を大きく包含する会議です。また、デザイン学部とメディア学部が代表して、この学会のメンバーとして登録しております。それが許されるには、既にメンバーとなっている2つの機関から推薦状をもらう必要があります。が、メンバーになっていてもコロナのせいもあって活動がこれまであまりなかったことが気になっておりました。ということで、コロナ明けの活動再開第一回目を兼ねてやってまいりました。

 

さてホテルにチェックインして部屋でベッドに倒れ込んだのは夕方の5時くらいなのですが、ちょうどそのころ初日の夕方のビールセッションが始まっているはず。とにかく、それは行ってみようとフラフラしながら街に出ていきました…(続く)。

 

 

太田高志

 

 

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