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専門演習「コンピュータビジュアリゼーション」の可視化事例

2023年6月21日 (水) 投稿者: メディアコンテンツコース

今日は、メディア専門演習「コンピュータビジュアリゼーション」の可視化事例を紹介します。

演習では、Tableauと呼ばれる汎用の可視化ソフトウェアを使用しています。Tableauは、2003年にスタンフォード大学で作られ、今では世界中で使われるソフトウェアになっています。学生は、登録すれば無料で利用できますので、興味がある方は「Tableau」で検索してみてください。

2010年~2019年の10年間の地震分布のデータを可視化してもらいました。データには、地震が起きた日付、場所(緯度、経度)、深さ、マグニチュードなどの情報が入っています。特に可視化目的は与えず、学生それぞれに目的を考えてもらいました。どこを震源とした地震が多いのかを調べたり、マグニチュードと震源の深さの関係を調べたり、観測所までの距離と精度を調べたり、様々な事例がありました。その中から地図上にプロットしたわかりやすい例を紹介します。

1つめの可視化結果は、2010年~2019年に起きた地震を地図上にプロットした例です。マグニチュードでプロットしている円の大きさと色を変えています。

1_20230620171101

2つ目の可視化結果は、2011年に起きた地震を月別に可視化した結果です。東日本大震災が起きた3月(赤色)を基準に、大震災前の1, 2月(グレー)、4月以降(青)で色分けされています。

2_20230620171101

この2つの可視化結果を比べてみるとわかるように、2011年にいかに多くの地震が起きているのかが分かります。しかも、そのほとんどが3月に集中しています。ただ、この例ではマグニチュードは考慮されていないので、小さい地震も含まれています。

ここ最近も、地震が頻繁に起きているようなので、可視化してみると何か特徴が見えるかもしれませんね。

(文責:竹島)

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