【授業紹介:2023年度「音楽入門」での作曲(1)】今回のお題
2023年7月31日 (月) 投稿者: メディアコンテンツコース
皆さん、こんにちは。メディア学部の伊藤(謙)です。
今週のメディア学部Blogは、私が担当している1年次科目「音楽入門」で行っている作曲について3回シリーズでご紹介します。
「音楽入門」は「楽典」(音楽用語や楽譜の読み方などのルール)の授業で、第2回と第3回に「音名」について解説します。毎年、音名への理解を深めてもらうため、自分の名前をアルファベットにして、その中からドイツ音名に読み替えられる文字を探す課題を出しています。
例えば私の名前をアルファベットで表記すると「ITO KENICHIRO」となります。この中で「E」「C」「H」がそれぞれドイツ音名に該当するので、「ミ」「ド」「シ」という音列を作ることができます。(※このほか「S」はドイツ音名の「Es(エス)」に読み替えて「ミ♭」となります)
このような音列をメロディの一部に使って作曲することを10年ほど前から続けています。過去の作曲については次のリンクの記事にまとめていますので、よろしければご覧ください。(※曲名は学生が考案したものです)
『Recollection』(2020年度):紹介Blog YouTube
『Sunny Day』(2021年度):紹介Blog YouTube
『LUMINOUS』(2022年度):紹介Blog YouTube
さて、今年度の授業では以下の一覧のように151名が課題に取り組みました。音名の組み合わせがいろいろありますね。
今回はこの中から得票数が多い上位3名(黄色の網掛け部分で右側の①②③は得票順)を選んで作曲することにしました。選出された3名の音列を見てみましょう。
それぞれお聴きになって皆さんはメロディが浮かびましたか? 1音だけの【音列③】は、これ自体をメロディとするしかありませんね…。どのような和音を付けるか工夫が必要となりそうです。
次回のBlogでは、これらの音列を用いて作ったメロディをご紹介しましょう。お楽しみに!
(メディア学部 伊藤謙一郎)