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【SNSとマーケティング②】消費者を騙すステルスマーケティングは違法(メディア学部 藤崎実)

2023年7月 5日 (水) 投稿者: メディア社会コース

メディア学部の藤崎実です。

SNSの発展と普及に伴って、ネット上のクチコミに注目が集まっています。その市場規模も拡大する一方です。
今や消費者や生活者は、マスメディアからの一方的な広告よりも、自分と同じ生活者からのクチコミの方を信頼しているのです。

人気のYouTuberやインスタグラマーは、広告やマーケティング業界ではインフルエンサーと呼ばれています。
そして、そうした多くの人に影響力を持つインフルエンサーに、商品を紹介してもらうマーケティングを、インフルエンサーマーケティング、あるいはクチコミマーケティングと言うことは前回、お伝えした通りです。

ただし、そうしたマーケティング手法には、大きな問題があります。YouTuberやインスタグラマーが紹介する商品が、企業からの依頼に基づくことを、一般の消費者に隠して行われるステルスマーケティングの存在です。

このブログではあまり難しいことは述べませんが、実際は広告であるにも関わらず、その事実を隠してインフルエンサーやYouTuberやインスタグラマーが商品を紹介することはステルスマーケティングと呼ばれています。そして、そうした欺瞞的な行為は、例えば米国では法律で禁止されているのです。

消費者を騙すようなステルスマーケティングは大きな問題です。そこで日本でも消費者庁が法規制に動き出しました。2022年の秋から有識者による議論が重ねられてきました。そしてついに、202310月から景品表示法の指定告示(ステルスマーケティング規制)が施行されることになったのです。

もちろん、日本におけるクチコミマーケティングの業界団体である「クチコミマーケティング協議会」(通称:WOMJ)も、その議論に協力してきました。

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▶︎消費者庁 ステルスマーケティングに関する検討会 

▶︎クチコミマーケティング協議会(通称:WOMJ)

そして、消費者庁によるステルスマーケティング規制の内容を受けて、WOMJガイドラインの改定に向けて、会員社による「ガイドライン委員会」を立ち上げ、十分な議論を行ってきました。

こうした取り組みはすべて、悪徳業者から、消費者や生活者を守るために必要な活動です。そして健全なクチコミマーケティングの発展を願っての業界ルールづくりなのです。

(メディア学部 藤崎実)

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