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【授業紹介:2023年度「音楽入門」での作曲(3)】ハーモニー付け

2023年8月 4日 (金) 投稿者: メディアコンテンツコース

メディア学部の伊藤(謙)です。

3回目の今回は、前回ご紹介した各メロディにハーモニー付けしたものをお聴きいただきましょう。

まず、ファの音のみの【音列③】によるメロディに付けたハーモニーです。

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一番上のファの音だけでなくベースのドの音も繰り返され、ファとドの音に挟まれた内声の響きが緩やかに変化します。
音楽的に大きな変化を作らず、これからの展開を期待させるようなイントロに仕上げました。


次は【音列②】によるメロディに付けたハーモニーです。

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この部分はイントロ直後に置かれ、IM7-IIm7-V7の定番のコード進行で始まります。
それに続くのはIM7-IIm7-IIIm7-IVm7というベース音が順次上行するコード進行で、
音列の最後のミ(E)の音から始まるシンコペーションと相まって音楽的な起伏を作ります。
ベースとハーモニーを受け持つ左手の伴奏によって、ワルツらしい曲調が感じられるかと思います。


【音列①】によるメロディはサビとして作られ、この曲で最も盛り上がる部分に置かれています。
リズミカルなメロディに付けられたハーモニーをお聴きください。

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サビではAm7-D7(♭9)-GM7-E7のコード進行が3回繰り返されますが、上の楽譜の通り、2回目は音列の音を全て使わずに独自のフレーズを繋げて、単調にならないよう工夫しました。

サビのメロディはこのあとコード進行(とテンポ)を変えて再び演奏されます。また、音列①と音列②のメロディはエンディングにも現れます。


さて、「名前に含まれる音名から作られる音列の選定」「音列からのメロディづくり」「メロディへのハーモニー付け」と3回にわたって、今期の「音楽入門」での作曲についてご紹介してきました。

完成した楽曲の演奏動画は後日、このメディア学部Blogでご紹介したいと思います。公開まで今しばらくお待ちください。

最後に、この授業の最終回で演奏したときの様子を写真でご覧いただきましょう。

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(メディア学部 伊藤謙一郎)

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