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プロジェクト演習「インタラクティブ・ゲーム制作 グラフィックスコース Unreal Engineチーム」2023年度前期 学生作品の紹介

2023年11月15日 (水) 投稿者: メディアコンテンツコース

皆さんこんにちは。メディア学部 特任講師の川島です。
今回は、私の担当する演習授業のうち、「インタラクティブ・ゲーム制作 グラフィックスコース UnrealEngineチーム」の学生作品を紹介します。
この授業は、ゲームクリエイターを目指す学生が実践的に学ぶことができる「インタラクティブ・ゲーム制作プロジェクト」のコースの1つです。初級者向け授業「シネマティクスチーム」を経て、プロのヴィジュアルアーティストやテクニカルアーティストを目指すための知識と技術を学びます。科目の中では学年毎に個別の授業を実施しており、履修生は段階的に高度な技術を学ぶことができます。
本演習では、さまざまなAAAゲームタイトルの制作に使われているEpic Games社のUnreal Engineを使い、メディア学部生の技術と表現センスを活かしたゲームヴィジュアルを制作します。今回は動画として作品を紹介しますが、これらは実際にプレイアブルなゲームとして制作しています。
それでは、作品をどうぞ!
■ Disaster of Knowledge / こまごめぴぺっと
タイトルは“Disaster of Knowledge” で知能の災害という意味が込められています。最近AIをはじめとする技術の発展が目まぐるしい速さで進んでいます。しかしそんな技術も一歩間違ってしまえば大変なことになるかもしれません。このゲームが少しでも考えるきっかけになってくれると嬉しいです。この作品でこだわった部分はドローンや主人公などのモデリング、よりリアルになるように工夫したテクスチャ、さまざまなギミックを起こすためのBPです。
■ Koinot / カルシウム
人間が行くには危険な場所である、未探索の場所の調査に使われるロボット。今回は、人間の文明が残っていることが確認された謎の惑星へ降り立った。そこには、見たことのない生物や謎の遺跡、そして広大な森が星全体に広がっていた。
今回作ったゲームは、3D横スクロールプラットフォーマーゲームです。プレイヤー、はロボットを遠隔操作し、道中にある危険な生物やトラップに気を付けながらゴールを目指します。
■ Lost Encounters / しゅんとう
博士と円満な日々を送っていた家庭用ロボット「ターラ」。ある日、巨大な地震が地面を揺らす。強い衝撃を受けたターラはスリープ状態になり、長い年月をかけて目を覚ました。しかしそこには変わり果てた景色が広がっていた。
この作品では長い年月をかけて荒廃した世界をイメージして作りました。鉄が錆びた表現や、瓦礫、緑が侵食している様子などにこだわりました。
■ Blumella / 喫茶フレ―フェ
煌びやかな美しいお城、静かな夜の城下町。
魔法が解けてしまう前に、0時の鐘が鳴る前に。
王国の舞踏会に参加したシンデレラは、夢のような時間を楽しんでいました。しかし楽しい時間はあっという間。シンデレラが気づいたときには、すでに魔法が解けてしまう0時が迫っていました。シンデレラは大急ぎで家を目指し、走り出します。果たしてシンデレラは、魔法が解けてしまう前に、カボチャの馬車に乗り込むことができるのでしょうか。
絵本の中のような情景と、誰もが夢見る物語を、屋根の上や塔を登る、原作にはないアクロバットな動きで、魔法が解けてしまう前にカボチャの馬車へ駆けるシーンを、ゲームという媒体で追体験してほしいです。
■ 境ノ迷人 / ナギ
主人公の前に現れた精霊を追いかけるとそこには見知らぬ門があった。精霊を追いかけ門をくぐると見たこともない世界に転移してしまった。主人公はこの世界を探索しながら元の世界に戻る方法を探す。
渓谷の自然と建造物の交わった神秘的な雰囲気を目指して制作しました。崖つかまりやしゃがみ移動、ジップラインを駆使して、自然の地形をうまく潜り抜けながら探索できるようにしました。
■ Ground Zero:Carpediem / セレーノ・ソヴィアータ
あらすじ「ある日、かつての人造人間である”1号”は長い休眠期間を終え再起動した。しかし、研究所を出て見た景色は自分の記憶領域に保存されている記憶とはとてもかけ離れていた。この理由を知るために主人公は中央の制御柱を目指すのだった。」
今作は人類がいなくなった世界を題材としたゲームで廃墟と自然の調和を楽しむことが出来るゲームを目指して制作をしました。
■ EVOLVE / SPACE
作品タイトルは「EVOLVE」です。このゲームは、荒廃した世界を探索したいプレイヤーにターゲットに置いています。移住計画のため着陸した惑星が荒廃している、その原因をプレイ中に探しながら目的地に向かう作品になっています。視界を濁らせて砂埃を表現することで、よりリアルな世界観に近づけました。どの視点からも荒廃した世界に見えるように建物の傾き、配置を工夫しました。エネミーの不気味な雰囲気がポイントです。
文責:東京工科大学 メディア学部 川島基展

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