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先輩エッセイ 「さいたま三国志」

2024年1月10日 (水) 投稿者: メディア社会コース

皆さんこんにちは、メディア学部社会コースの森川です。
今日の投稿も、今年3月に卒業した森川研・溝口将人さんのほのぼの(?)エッセイ第3弾です。
溝口さんが住む埼玉県の県庁所在地はさいたま市ですが、もともとは大宮市、浦和市、与野市という3つの市に分かれていました。
2001年にその3市が合併し、県内・内陸県唯一の政令指定都市「さいたま市」となったのです。
しかし、もともと3つに分かれていた3つの地域にはそれぞれ違いや誇りがあるようで、
それはさながら魏・呉・蜀の三国志のよう。
今回はその3つの地域について書いてくれました。
 
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【大宮】
高崎線を境に東西に分断されていた大宮も今はすっかり友好ムードである。
高崎線の上には橋が掛けられ、下にはトンネルが開通し、東西を自由に行き来することが出来るようになった。
かつて東西を分断していた高崎線沿線には多くの人が集まっていた。
 
【浦和】
依然として京浜東北線を境に東西に分断されている浦和。
西部はさいたま市の行政の中心地として、東部は住宅地として発展している。
この日、浦和東部の人々は浦和駅東側にある小さなスタジアムに集まっていた。
最前列には溢れるほどの大旗が振られている。
 
【与野】
大宮、浦和と比べると圧倒的に知名度が低く、大宮浦和に挟まれている与野。
しかし、大型アリーナや公園、芸術劇場がありカルチャーを担っていると言っていいだろう。
住宅街としても人気があり、アリーナやその前にある広場には人がひしめき合っていた。
 
さあ、戦を始めようか、さいたま市よ。
我々は断じてさいたま市民などではない。

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合併して20年以上も経つのに、まだ「さいたま市民」の意識は根付いていないのですね!
溝口さんの年齢からすると、ものごころついた時にはさいたま市民だったはずですが…。
「さいたま市民ではない」という思いは親から子へと受け継がれているんでしょうか!?
 
それにしても埼玉って、「ださいたま」と呼ばれたり、漫画&映画『飛んで埼玉』でネタにされたりと、
何かと話題にされることが多いですよね。
全国魅力度ランキングでは最下位を争っていますし…。
でも、“小江戸”の風情が味わえる町として有名な川越や、温泉やグルメ、各種アクティビティが楽しめる自然の宝庫、秩父・長瀞など、
観光地として見どころいっぱいの県だと思います!
皆さんも是非一度、埼玉へ!!
 
(メディア学部 森川 美幸)

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