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プロジェクションマッピングの撮影

2024年3月22日 (金) 投稿者: メディアコンテンツコース

みなさんこんにちは。コンテンツコースの椿です。

専門演習「プロジェクションマッピング基礎」では、プロジェクションマッピングの作品を作ります。作った作品は、動画と写真を撮影して提出してもらっていますが、撮影がうまくできないと時々言われます。

うまくいかない例は大きく2つに分けられ、1つは露出に問題がある場合です。写真が白飛びしていたり、全体的に暗すぎたりして、はっきり写っていないというものです。プロジェクションマッピングは、暗い背景と作品の明るい領域が混ざっているため、露出をオートで撮影するときれいに撮れないことがよくあります。これは、露出を自分で調整したり、作品の背景の暗さを変えると、改善することが多いです。

もう1つは、色が変わってしまう場合です。白いはずの部分に色がついて写っていたり、画面全体が緑がかったりするものです。これは、原因が2つあるようで、1つは色かぶりが起きているものです。色かぶりの場合は撮影後にPhotoshopなどで修正してもらうときれいになります。

しかし、色かぶりとは思えないほど色が大きく変わっている場合や、様々な色がついている場合もありあす。これはおそらく、プロジェクタが時分割で色を出していることが原因だと思っています。プロジェクタの光源から出た光は白く、カラーホイールを通すことで色をつけています。例えばRGB3色のカラーホイールが使われている場合、カラーホイールが高速で回転し、光が通る場所の色を変え、高速でRGBの映像が順に投射されます。RGBの切り替わりが非常に高速であるため、人が見ても切り替わりが分からず、色が混ざって見えます。しかし、カメラは、露出時間が短ければ短い瞬間の色だけを撮影するため、RGBの色が混ざらず、色が変わってしまうのです。これは、撮影を工夫しても解決しないことが多く、他のカメラで撮ってもらうようにしています。

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