IEVCでVRの立体音響に関する発表
2024年3月25日 (月) 投稿者: メディア技術コース
メディア学部の大淵です。
3月11日から14日まで、台湾の成功大学で開催された"The 8th IIEEJ International Conference on Image Electronics and Visual Computing (IEVC2024)"に参加してきました。メディア学部からは毎回大勢の人が参加する学会ですが、私自身が参加するのは初めてです。主に画像関係の研究を扱う学会なのですが、今回は、大学院生の田中涼太さんが、VRコンテンツ内での立体音響についての発表先を探していたので、VRならということで参加することにしました。田中さんの論文は無事査読も通り、2日目のオーラルセッションで発表することになりました。
田中さんは、学部生の頃から様々な立体音響のアルゴリズムをVRコンテンツ内に実装してきました。今回の発表は、それを宝探しゲームという形に仕上げ、多くの人に遊んでもらって、立体音響方式の違いについて調べたというものです。純粋に臨場感を感じるかどうかと、ゲームとしてプレイしやすいかどうかという質問をしたのですが、両者で回答の傾向が異なっていて、そのあたりの分析を詳しく発表しました。実際のコンテンツ制作にも使える、有益な発表だったのではないかと思います。
発表が前半で終わったので、すっきりした気持ちで学会後半を過ごすことができました。今回の会場となった成功大学は台南という都市にあるのですが、とにかく美味しいものが多い街で、毎日朝から晩まで食べてばかりでした。ご飯ものや麺類も美味しいし、バラエティに富んだスイーツもあるし、本当に楽しい毎日でした。
今回は4年ぶりの海外出張でしたが、やっぱり学会はいいですね。もっともっと論文を書こうという気持ちが、あらためて湧いてきました。
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