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【7月21日オープンキャンパス】模擬授業「メディアとSDGs」

2024年7月19日 (金) 投稿者: メディア社会コース

私がオープンキャンパスで模擬授業「メディアとSDGs」を始めたのは、コロナ禍の2020年でした。オンラインで実施された模擬授業には、日本各地からテレビ会議システムに参加していただきました。

当時は、「学校でSDGsについての授業を受けたことがありますか?」との質問に「はい」と答える方の数はほんの数人でしたが、最近ではかなり多くの方が手を挙げています。

SDGsについてはすでにご存知の方が多いと思いますが、人間や地球がより長く繁栄するために、2030年までに達成すべき17の目標がかかげられています。逆に言うと、これらの目標が達成されないと、持続的可能でなくなってしまうということです。

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図:SDGsのゴール

メディア学部で扱う「メディア」とは、主に「情報工学」を指しています。新しい情報技術を活用することで、これまで解決するのが難しかった課題を、より良い方向に進めることが出来るのではないかと仮説を立てて教育・研究をしています。

私は、「SDGs」はとても重要だと考えています。なぜなら、便利な生活やお金儲けのためだけに人間が活動してしまうと、環境を破壊したり、貧困や飢餓を助長したりすることにつながってしまいます。例えば、私たちの生活を便利にするために、毎秒テニスコート15面分の森林が失われています。熱帯林減少の最大の要因の一つとされているのがパーム油の生産です。パーム油は、パンやポテトチップスといった加工食品のほか、洗剤やシャンプーなどにも使われており、日常生活において膨大に消費されています。しかし、環境や地域社会に配慮した「持続可能なパーム油」の生産も広まっており、それを認証する仕組みも出来てきました。情報技術を使えば、どの商品が「持続可能なパーム油」を使っているかが分かるように、いわゆるトレーサビリティを可能にします。

7月21日(日)に八王子キャンパスにいらしたら、ぜひ私の模擬授業に参加して、持続可能な生活について一緒に考えましょう。

オープンキャンパスの情報はこちら▶︎
https://jyuken.teu.ac.jp/jyuken/index.html

 


メディア学部 吉岡 英樹

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略歴:バークリー音楽院ミュージックシンセシス科卒業後、(有)ウーロン舎に入社しMr.ChildrenやMy Little Loverなどのレコーディングスタッフや小林武史プロデューサーのマネージャーをつとめる。退社後CM音楽の作曲家やモバイルコンテンツのサウンドクリエイターなどを経て現職。1年次科目「音楽産業入門」を担当。現在は聴覚障害支援を専門としており、メディア専門演習「聴覚障害理解とコミュニケーション支援」、聴覚障害支援メディア研究室 を担当している。


 

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