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気候変動と9月

2024年8月30日 (金) 投稿者: メディア社会コース

今週は9月にまつわることを書いてきましたが、きょうで一区切りとなります。

この8月は、記録的な猛暑でした。昔は9月になると涼しくなったものですが、いまはそうはいきません。一昨日も書いたように大学生の夏休みはまだ少しありますが、暑いので、高校まででも夏休みを延ばしたらどうかという議論もあります。

いま、年々、気温が上昇していますが、こうした気候変動は、人間の活動による温室効果ガスの排出が主な原因とされています。特に、化石燃料の燃焼による二酸化炭素(CO2)が大きいわけです。

この猛暑のような異常気象だけでなく、氷河が溶けたり、海面を上昇させたりしています。簡単なシミュレーションでも、このままCO2の排出が続けば、2050年には、平均気温がいまより1℃程度上昇することが予測できます。

この9月に開催される予定の国連・未来サミットのさきがけになった、気候温暖化に関するパリ協定では、気温上昇を産業革命前から2℃以内に抑えることを目標に掲げています。すでに1℃以上上昇していると言いますから、2050年ぐらいがタイムリミットで、それまでにいまよりもCO2を大幅に抑える必要があることになります。パリ協定でもできればそのくらいまでには実質ゼロにしようとうたっています。

このような気温のシミュレーションや未来予測のようなことがらも、メディア学部で学ぶことができます。

(メディア学部 小林克正)

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