これって正しいの?(可視化のお話)
2024年9月25日 (水) 投稿者: メディアコンテンツコース
世の中には様々なデータがあります。
そして、それらを効率的に理解するためにグラフがよく用いられます。
皆さんもこれまでたくさんのグラフを目にしてきたと思います。
例えば、算数や数学の授業、社会の気温と降水量の関係のグラフ、ニュース番組の新型コロナウイルス感染者の推移などいろいろな場面で見てきたことでしょう。
次の画像は、アメリカの4大ネットワークの1つ、FOX放送のあるニュースの一場面です。
2009年と2019年のアメリカのクリスチャンの割合を示してます。
このグラフを見て、どういう印象を持ちましたか?
[出典:https://www.reddit.com/r/dataisugly/comments/uc1lsb/is_that_a_55_reduction_or_just_12/?rdt=52291]
グラフをよーく見てください。
ぱっと見、すごくクリスチャンの割合が減っているように見えますが、縦軸が58%から78%の区間になっており、正確な値よりもより差が広がっているように感じさせています。
このような例は、世の中にたくさん存在しているので、注意が必要です。
3年生後期の「情報可視化」では、授業の最初に、悪い可視化の例を紹介しています。
今回はグラフの悪い例を紹介しましたが、授業では単純なグラフでは表せないような大規模データを解析するためにどのような視覚表現が使われるのかなどについて学んでいきます。
(文責:竹島)
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