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サウンドデザインの研究書

2025年1月27日 (月) 投稿者: メディアコンテンツコース

こんにちは。伊藤彰教です。

音楽創作でも音響工学でもない音の研究は、分野名が確定しておらずイメージが湧きにくいかもしれませんが、そのような分野を一手に引き受けるのが<サウンドデザイン>の世界です。この秋、日本では画期的な<創作面を中心としたサウンドデザインの研究>を紹介する書籍が出版されました。

メディアテクノロジーシリーズ8 『サウンドデザイン』

英語の書籍であれば、サウンドデザインの研究書は多数出版されており、映画をはじめととした映像コンテンツのサウンドデザインゲームを中心としたインタラクティブ・メディアのサウンドデザインなどの研究の状況を俯瞰することができますが、日本国内でのサウンドデザインに関わる研究が、日本語で出版されるのは非常に珍しいそうです。

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この書籍を中心になってとりまとめられたのは、本学デザイン学部教授の松村先生なのですが、ありがたいことに、メディア学部教員であるわたくしも著者の1名として関わらせていただき、国際的なサウンドデザイン研究を日本語で紹介する章を担当する機会を得ることができました。

出版社のご尽力もあり、ディジタルミュージックの分野で非常に著名な藤本健さんのWebメディアに取材もしていただきました。こちらのWebサイトは、音楽音響機器やソフトウエアに興味のある方なら、一度はお世話になったかと思います。

東京工科大学は学部の垣根を超えて先端的・創造的分野に取り組んでいますが、それがこうした形で結実したのは非常にうれしく、ありがたいことです。こうした活動をきっかけに、音の世界に興味を持っていただける社会人や次世代を担う若い人たちが少しでも増えたら…とねがってやみません。

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