鱈のすまし汁
2025年2月10日 (月) 投稿者: メディア社会コース
二本松にいた曾(?だと思います)祖母は、戊辰戦争の二本松の戦いで二本松が敗れ、二本松少年隊の最期に居合わせて、現在でいうところのPTSDになったそうである。大人だけではなく、近所の子どもが戦でこんな形で亡くなるのを見たのだから無理はないし、そのことを思うと胸が痛くなる。また、彼女は関東大震災を山の麓から見て甚だショックを受けたそうである。
でも、私が彼女を最も強く思うのは、この標題にも書いた鱈とわかめのすまし汁をたべた時である。彼女から伝わったレシピはとても簡単で、1.生臭みが出てしまう鱈を霜降りにする。2.乾燥わかめの場合は戻して切る。3.すまし汁にその二つを入れる。これだけである。
鱈の季節になると、骨が面倒だなでも美味しいなと思いつつ、大変な人生だった彼女も家族とこれを食べて幸せを感じたことを願い、平和な世を望む。
山崎晶子
「雑感」カテゴリの記事
- ランニングマシンもインタラクティブな時代に(2019.03.02)
- 映画鑑賞(2019.02.21)
- 転ばぬ先の....(2019.02.19)
- 論文を書くためのソフトウェア(2019.02.18)
- 3学年合同で最終発表してみた(2019.02.17)