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教育メディア論について 学びのテクノロジーそして人間進化の関係性 後半

2025年4月16日 (水) 投稿者: メディア社会コース

春学期に開講している、教育メディア論についてもう少しお話します。近年、AIの発達に伴い教育でもその活用について様々な意見が出ています。AIを活用することを義務教育で一時禁止した国もありました。イタリアでは2023年に義務教育の初等教育において一時、オープンAIのChatGPTの使用を禁止しました。データ利用の透明性を問題視した措置でした。現在では、試験的にその利用が再開しているようです。

教育メディア論では、過去に新しいテクノロジーが教育に与えた影響について触れています。歴史を知ることはAIのような新しい、テクノロジーについて解釈する際に非常の大切です。歴史なくして現在を語ることは不可能に近いのではないでしょうか。過去の事例を見てみると、新しいテクノロジーが開発されるとそれは、教育にも応用される傾向があることが分かります。例えば、古いもので言えば、テレビなど、もっと時代を先のぼれば、グーテンベルグの印刷機による、本の普及なども挙げられるでしょう。最近で言えば、ZOOMのような遠隔会議システムが教育現場で利用されるようになった例なども上げられます。

このように、テクノロジーは教育方法に多大な影響を与えてきました。いづれにせよ、テクノロジーの変化により人間の学びの方法も変化し、現在はより細分化した学びが可能となっています。それは人間の能力と意識レベルに沿った、学びが当たり前の時代が到来していることにすぎません。未来では、AIをはるかに超えた教育メディアが登場する時代がやってくるかもしれません。

AIと生きる私達の未来の教室はどのようになっているのでしょうか?こんなテーマに興味のある方はぜひ、教育メディア論を受けてみてください。

文責:飯沼瑞穂

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