ソーシャル・コンテンツについて
2025年4月18日 (金) 投稿者: メディア社会コース
メディア学部の学生は、アニメやゲームが好きな人が多いと思います。エンターテイメント、コンテンツです。しかし、私達の日常はエンターテイメントではないコンテンツで満ち溢れています。マーケティング、広告、CM、などなどいろいろあります。
もう少し、広く目を向けてみましょう。その他、どのようなコンテンツがありえるでしょうか?ドキュメンタリー映像、博物館の教育コンテンツ、自治体はコミュニティーに関するポスター、もしくは地域活性化に関するPV、、、これらのコンテンツはあまり目に留まらないかもしれませんが人の健康や学び、家庭や暮らしや風土、労働、地域、自然に直結しているテーマだったりします。また、社会を良くするために開発の余地がある分野である可能性もあります。
では、これらエンターテイメントでもマーケティングに関連するものでもないコンテンツを、ソーシャルコンテンツと呼ぶことにしてみましょう。社会のためになるコンテンツをより、効果的にデザインするにはどうしたら良いでしょうか。
それには、まず、コンテクストについて語る必要があります。コンテクストは社会的文脈を指しますが、社会的文脈のないコンテンツは意味をなしません。社会コンテンツをデザインするためには、社会的文脈に目を向ける必要があります。例えばその方法の一つとしてまず、コンテンツの文脈の中で中心となる、人物、もしくは核となる考え方を探すことから始めます。そしてそれを中心と仮にした際に波及した人々の輪、もしくは関連情報を探すことが重要です。また、活動が行われる物理的な場所を探求します。このようにしてコンテンツの文脈を探るのことが大事です。これには、フィールドワークや参与観察と言われる社会学的な調査方法を活用が役に立ちます。そして、集めたストーリー、もしくは情報を具現化します。記憶の3次元化(物理化)がより重要なのがソーシャルコンテンツデザインです。
文責:飯沼瑞穂
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