【学部長Blog005】コンテンツとの出会い(3)<アニメ編>
2025年6月 8日 (日) 投稿者: メディアコンテンツコース
メディア学部の三上です
少し間が空きましたが,私が興味を持ったコンテンツのアニメ編です.
前にも書いた通り,微妙に映画館へのアクセスの悪い横須賀の片田舎に住む私にとって,映像コンテンツはテレビから入ってくることが多かったです.しかし,外を駆けずり回っていた私がリアルタイムにテレビ見る機会にはそれほど恵まれませんでしたw.
それが変わったきっかけは家庭用のVTRの復旧とレンタルビデオの普及です.
高校に入ったぐらいの時に,少し大型のテレビ(当時は4:3のブラウン管)とVHS方式のビデオデッキが家に来て,話題になった映画を後から見れる機会が実現しました.
そこで,当時高校の時の友達の間で話題になっていた作品を借りてみんなで見ようということになりました.その中にあったアニメ作品が2作品あり,その作品がそれまでのアニメに対する私の印象を変え,今でも記憶に残っています.
一つ目は「風の谷のナウシカ」です.シリアスなストーリーやキャラクタの存在感,立ち振る舞いもさることながら,私が当時特に印象に残ったのは「腐海」の美術表現でした.幻想的な世界を細部まで描写した世界観が印象的で,もともと美術が好きだったこともあり,当時の課題だったエッチング(版画)で「腐海」を題材にして制作するほどでした.
もう一つは「AKIRA」です.壮大な設定の近未来を舞台にした作品で,細部にわたる描写のすばらしさが「カッコよさ」に繋がっていて,何度も見返しました.
東京工科大学で金子先生のつてで,アニメ制作のデジタル化の支援として,業界団体を立ち上げてデジタル化のためのマニュアルを制作することになりましたが,その際に「風の谷のナウシカ」や「AKIRA」に携わったスタッフの方とご一緒に仕事したり,それらのプロダクションの方に使ってもらえるような書籍が発行できたのは大変光栄でした.
このデジタルアニメマニュアルは,今でも多くの人に覚えていただいいます.最近では生成AIの普及によりアニメ制作技術がまた確信することが見込まれています.引き続き「実学主義教育」の観点から,実社会に役立つ教育と研究の社会還元の視点でまた貢献できればと思います.
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