映画における「日常」とは(ストーリー構造設計授業紹介)
2025年8月29日 (金) 投稿者: メディアコンテンツコース
みなさん、こんにちは。メディア学部の兼松です。
今回は前回までに紹介したメディア専門演習:ストーリー構造設計でお話ししている内容を少し紹介したいと思います。
メディア学部で研究してきたシナリオ執筆手法では、13フェイズという考え方を使った物語の構成手法を提案しています。
これはいわゆる箱書きの一種で、多くの映画に共通した物語の流れ、言い換えれば、視聴者に何をどういう順番で見せるのかということを、13個のフェイズに分けて考えていくというものです。
この13フェイズでは第1のフェイズとして「日常」という機能名がついたフェイズが用意されています。13フェイズは見せる順番・語る順番ですから第1のフェイズということは、物語冒頭ということですね。そして機能名が日常ということは、映画を見る視聴者に対して、映画の進行に合わせて物語を理解してもらうためには、まず最初に「主人公にとっての日常を説明する必要がある」といことになります。この日常には、主人公を取り巻く世界がどういう世界なのか、といったことも含まれます。
主人公がどんなヤツなのかがわからないと、その後どんな事件が起きてもなんのことだかよくわからないですよね。
今まで恋愛にあまり興味のなかった主人公(日常)の前に、気になる女の子が転校生として現れる(異変)からドラマチックになります。
殺人事件を担当する刑事さんに事件の情報が舞い込む(日常)んだけど、いざ捜査に行ってみたら現場が密室だった(異変)から、先が気になります。
こういった”日常を説明するための工夫”などを、既存の映画を題材に探究していくのがストーリー構造設計です。
我々が住む現実世界とは違うファンタジー世界を題材とした作品ではどうでしょう?
恋愛映画ではどうでしょう?どんな映像で、視聴者に何を説明しているでしょうか?
興味が湧いてきませんか?受講お待ちしています。
(文責:兼松祥央)
































































