メディア専門演習:ストーリー構造設計とは
2025年8月27日 (水) 投稿者: メディアコンテンツコース
みなさん、こんにちは。メディア学部の兼松です。
前回は私が担当しているシナリオ・ストーリー制作系の授業の違いについて書きました。
今回は、今年度から始まったメディア専門演習:ストーリー構造設計の特徴について書きたいと思います。
ストーリーディべロッピング論では、メディア学部で研究してきたシナリオ執筆手法に関する授業、プロジェクト演習シナリオアナリシスでは個別フィードバックを主軸とした演習授業でした。これらに対してストーリー構造設計では、比較的少人数の構成で、既存映画の物語構造・特徴を調査・探究していくことを主軸に置いた授業になっています。
映画の物語と一口にいっても、作品ごと・ジャンルごとに様々な工夫があります。
多くのエンターテイメント作品に共通する構造・考え方としてストーリーディべロッピング論では13フェイズをはじめとした段階的執筆手法を解説しています。しかし、例えば物語冒頭の部分。ファースト10といった考え方や、13フェイズでは「日常」という機能名がつく部分だけをとっても、ジャンルによっても作品のテーマ・コンセプトによっても何が描かれていて、視聴者に伝えている情報に差があります。
ストーリー構造設計では、こういった部分を、時には一緒に映画の一部分を見ながら解説していくような授業になっています。
(今後変わる可能性もありますが)現在は、外部でシナリオセミナーなどを担当している私の先輩に演習講師としてお越しいただいて授業を実施しています。私自身も上記13フェイズ理論を作る時に学生として研究協力していましたが、これらの研究にがっつり関わっていた私の先輩でもあります。
また、シナリオライターを目指すかどうかに関わらず、メディア学部には多いコンテンツ制作系業界を目指す学生であれば、物語を作るということはどういうことなのか、を知っていることは無駄にはならないと思っています。たとえアニメーターを目指すのであっても、自分が担当するシーンに対して、ディレクターがどういった意図でシーン内容・描写方法を決めたのか、そのテーマやコンセプトを理解する土台となる知識になると思います。
そこで、多くの学生が受講しやすいように来年度も全クォーターで実施します(受講するチャンスが年4回もあります)。多くの皆さんに受けていただけるのをお待ちしています。
(文責:兼松祥央)
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