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2025年12月

画像生成AIのメイキング全部見せます:イラスト DE ゆく年くる年(第2回/全3回)

2025年12月31日 (水) 投稿者: メディアコンテンツコース

本ブログをご覧の皆様,こんにちは.

メディア学部教授 菊池 です.


蛇のイラストは、こうして生まれました
― 画像生成AIメイキング(ゆく年編)―

前回の記事では,年末年始の企画として制作した「イラスト DE ゆく年くる年」 の全体像を紹介しました.
今回はその続編として,「蛇」をモチーフにしたイラスト がどのような考え方のもとで制作されたのか,そのメイキングを簡単に紹介します.

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「蛇」というモチーフの捉え方

蛇は,今年の干支です.
古くから,再生や循環,内省といった意味を持つ存在としてさまざまな文化の中で描かれてきました.

今回のイラストでは,干支としての分かりやすさよりも年末という時間が持つ「静けさ」や「振り返り」 をどのように表現できるかを意識しています.
派手さよりもどこか落ち着いた空気感や,見る人が立ち止まって眺めたくなるような雰囲気を大切にしました.


イメージを言葉にするところから始める

画像生成AIを使った制作では,まず 「どんなイメージを作りたいのか」 を言葉として整理するところから始まります.
今回の蛇のイラストでは,

・全体のトーンを抑えること
・視線や佇まいに物語性を持たせること
・爬虫類が苦手な人もいるので,蛇そのものが強く主張しすぎないこと

といった点を軸に,少しずつイメージを組み立てていきました.


調整の多くは「引き算」

制作の過程で意識したのは,要素を増やし続けることではなくどこまで削れるか という点です.
色数を抑える,情報量を整理する,主役以外の存在感を控えめにする.
そうした調整を重ねることで,画面全体の印象が落ち着き,結果として蛇の持つ緊張感や静けさがより伝わるようになります.


完成したイラストについて

完成した蛇のイラストは,すでに 東京工科大学メディア学部公式 Instagram に掲載しています.
完成したイラストはこちら

https://www.instagram.com/tut_media.official/p/DSzsufikYcW/?img_index=1

まずは完成したビジュアルを見ていただき,その上で「どんな考え方が背景にあるのか」を想像しながら,このメイキングを読んでいただければと思います.


表現は「試行錯誤の積み重ね」

画像生成AIは便利なツールですが,一度の操作で完成形が生まれるわけではありません.
イメージを言葉にし,結果を見て考え,また少し調整する——
その繰り返しの中で,表現は少しずつ形になります.

今回の蛇のイラストも,そうした 試行錯誤の積み重ね の中から生まれた一枚です.


次回は「馬」をモチーフにしたイラスト のメイキングを紹介します.
「くる年」を象徴する存在として,蛇とはまったく異なる発想で構成した作品です.

どうぞお楽しみに.


文責:菊池 司

画像生成AIのメイキング全部見せます:イラスト DE ゆく年くる年(第1回/全3回)

2025年12月29日 (月) 投稿者: メディアコンテンツコース

本ブログをご覧の皆様,こんにちは.

メディア学部教授 菊池 です.

年の瀬が近づくと,「今年もあっという間だったな」と感じる方も多いのではないでしょうか.
そして年が明ければ,また新しい一年が始まります.

そんな節目のタイミングに合わせて,今回は少し趣向を変えて「イラスト DE ゆく年くる年」 と題した制作を行ってみました.


蛇と馬で、年末年始を表現する

今回制作したのは,「蛇」と「馬」 をモチーフにした 2 枚のイラストです.

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蛇は,今年の干支.そして馬は,次の年へと勢いよく駆け出していく存在として選びました.

これらのイラストは,すでに東京工科大学メディア学部公式 Instagram にも掲載しています.
https://www.instagram.com/tut_media.official/p/DSzsufikYcW/?img_index=1


まずは完成したビジュアルを見ていただいた上で,「どんな考え方で作られているのか?」を感じてもらえたら嬉しいです.


画像は「結果」,大事なのは「考え方」

今回の制作には,画像生成AI(Midjourney) を用いています.
ただし,出来上がった画像そのものよりも,実はその裏側――

・どんなイメージを言葉にしたのか
・どんな要素を足し,どこを削ったのか
・なぜその表現を選んだのか

といった 「考え方」や「組み立て方」 にこそ,メディア表現としての面白さがあります.


メイキングは,あえて3回に分けて紹介します

そこで今回は,制作のメイキングを3回に分けて紹介していくことにしました.

・本日(12月29日):企画の背景と全体像
・12月31日:蛇のイラストはどのように作られたのか
・1月2日:馬のイラストに込めた考え方と構成

それぞれ,「プロンプトをどう考えたのか」「画像生成AIとのやり取りをどう組み立てたのか」といった部分をできるだけ具体的に紹介する予定です.


表現を“作る”ということ

画像生成AIは,とても便利な道具です.
しかし,それを使って何を作るのか,どう見せるのかは結局のところ人間の側に委ねられています.
年末年始のちょっとした企画ではありますが,「表現を考えるプロセス」 そのものを楽しんでいただけたらと思います.

次回は,「蛇のイラスト」のメイキング を詳しく紹介します.

どうぞお楽しみに.

文責:菊池 司

就活生へのメッセージ 「自分への挑戦」

2025年12月26日 (金) 投稿者: メディア社会コース

皆さんこんにちは、メディア学部社会コースの森川です。
今日の先輩も就活について語ってくれました。
森川研だったSさんはとても真面目で、森川研のとりまとめを私がお願いしてやってもらうことも多い学生でした。
就活も真面目にコツコツ、でもしっかりと信念を貫くSさんらしい取り組みをしたようです。
 
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私からは、就職活動について自身の経験談を踏まえながら何かアドバイスできたらと思います。
就職活動が本格化するのは、企業説明会やエントリーが開始される3月1日以降ですが、私はその前の4年生になる年の2月から本格的に取り組み始めました。
周囲の人たちが面接を受けているという話を聞くようになって、焦りを感じたからです。
 
就活を始める前は、大学で学んだことを活かせるような仕事が良いのか、自分が興味のある仕事が良いのかで悩んでいました。
 
考えた末に、まずは幅広い業種の企業説明会に参加するところから始めることにしました。
説明会に参加し、企業について調べていくうちに、長く続けられるような仕事ができる会社に就職したいと思うようになりました。
そのため、業種を絞って活動を進めていきました。
 
私が応募を決めた企業は、大学で学んだことを活かすというよりも、挑戦してみたいと思った企業でした。
正直、その職業に直接活かせるような知識を身につけている訳ではないので、大丈夫かな、と、選考では不安と緊張でいっぱいでした。
それでも企業や自分自身について分析を進めていくうちに、その企業に就職したいという気持ちが強くなっていき、自然と面接対策にも力が入っていきました。
 
大学で学んだことを仕事にしたいと思っている方はもちろん、大学で学んだこととは関係のない職に就きたいと考えている方もいると思います。
私の経験から皆さんに伝えたいことは、自分が就きたいと思う職種や企業が見つかったら、どんどん挑戦してほしいということです。
就活では、迷ったり、焦ったり不安でいっぱいになることがあると思います。
一人で悩まず、誰かに相談したり、時には好きなことをして気分転換をしたりすることも大事です。
思い通りに行かないこともあるでしょうが、諦めずに頑張って下さい。
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自分が何をやりたいか、どういう会社に入りたいかというのは、多くの人が就活の最初に思い悩む問題だと思います。
これ、というものがないから、とりあえず大学で学んだことを武器にできる会社に応募してみよう、と思う人もいるでしょう。
もちろんそれでも構わないのですが、Sさんのように、まずはたくさんの企業を見てみるのもひとつの手だと思います。
もしかしたら思い掛けない企業や職種との出会いがあるかも知れませんよ!
 
(メディア学部 森川 美幸)

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就活生へのメッセージ 「自分の言葉で語れ!」

2025年12月24日 (水) 投稿者: メディア社会コース

皆さんこんにちは、メディア学部社会コースの森川です。
今日の先輩からのメッセージは就活についてです。
森川研だったMさんは、飄々と就活を乗り切った印象の強い学生です。
案の定、特に焦ることなく、マイペースで就活を進めて行ったようです。
 
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就活を本格的に始めたのは、4年生になる前の2月でした。
それまで何もしていなかったわけではなく、講義の空き時間や、スキマ時間を使って、自分の強みやガクチカなどの事前準備はしていました。
 
応募した企業は10社程度です。
 
面接では自分らしさを出すことを心掛けました。
自分の言葉で話せば雰囲気が良くなりますし、面接官も乗ってくれて自分も楽しくなります。
就活では自分の技術や才能をアピールしないと、と思っている人も多いと思いますが、私の体験では、面接官はそんなことは見ていないと感じました。
それよりも、学生の人柄を重視しています。
自分の人柄を知ってもらうためには、事前に用意して来た文章を暗記してまくし立ててはいけません。
「自分の言葉で話す」ことが大切なのです。
自然な会話こそ、自分らしさを出すコツだと思います。
 
一次、二次と面接が進んでいくたびに、自己肯定感が高まり、自分に自信を持つことができました。
 
私の代の就活は、まだ若干コロナの影響を受けていましたが、完全オンラインではありませんでした。
企業説明会や一次試験はオンラインで、面接や最終試験は対面で行われたところが多かったです。
 
特に面談はほぼ対面でしたので、会社の雰囲気や、私の方も面接官=会社の人の人柄などを詳しく知ることができ、会社を選ぶ上で良い環境でした。
 
皆さんも就活を始めたら、「自分の言葉で話す」ことを意識してください。
そして、自分も企業や会社の中の人たちをしっかり見ることを忘れないでくださいね!
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就活において面接はとても緊張するイベントですが、面接官も人間です。
どんな学生が来るかな、いい子が来てくれると良いな、と思っているものです。
会話が弾んで、盛り上がることができれば、きっと「この子と一緒に仕事したい」と思ってもらえるのではないでしょうか。
Mさんも言っているように、普段の自分を出して、面接を楽しんでしまいましょう!
ただ、そのためにも普段から自分の「人柄」を磨いてくださいね。
大学生活とは、技術や知識を身につけるだけでなく、実はそのためにもあるのです。
 
(メディア学部 森川 美幸)

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新入生・在校生へのメッセージ 「SNSで出会ったかえがえのない友達」

2025年12月22日 (月) 投稿者: メディア社会コース

皆さんこんにちは、メディア学部社会コースの森川です。
今回は、既に森川研から巣立って行った先輩Oさんの、工科大生活を振り返っての皆さんへのメッセージを掲載します。
今年工科大に入学した皆さんの多くは、コロナが始まった2020年に中学校に入学したのではないかと思います。
Oさんは皆さんより少し年上で、2020年に工科大に入学しました、
コロナから始まった学生時代、Oさんには様々なことがあったようです。
 
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今回のブログで私は4年間の工科大生活で思い出深かった出来事についてお話しようと思います。
その一つが、同級生とのコミュニケーションの始まりがインターネット上だったことです。
 
私が工科大に入学したのは、ちょうどコロナ禍が始まった頃で外出制限されていて、講義を受けるために大学に行くどころか、東京に引っ越すこともできませんでした。
東京のアパートを契約していたものの、4月以降も半年近く実家の静岡で大学生生活を送ることになったのです。
 
同じ高校から工科大に進学する人がいると聞いていなかったため、知り合いもいない私が、この状況で活用したのがSNSです。
Twitterの検索ツールで同じ工科大の新入生や先輩方のアカウントを調べ、積極的にフォローして大学の情報を仕入れたり、コミュニケーションを図ったりしました。
それは自室でひとり講義を受け、週に数回アルバイトに出るだけの生活をしていた私にとって、人と繋がれる大切な方法でした。
 
そのうち同級生の子がzoomでの交流会を企画してくれました。
ネット越しでしたが、大勢の同級生と直接話ができたのです。
自己紹介からはじまり、大学の話やプライベートの話など様々な話題で盛り上がりました。
 
秋に初めて大学に行った時のことは忘れられません。
大学で連絡を取り合って構内のある場所に集合し、お互いのSNSのアイコンを見せ合って、ネット上のユーザーネームを含めた自己紹介をしたのです。
ネット上の姿と実際の姿が重なったあの時間は、面白くて不思議で、後にも先にもあの時にしか味わえない感覚だったと思います。
 
ここで出会った人たちの多くは、4年生になっても会えば一緒に行動したり、近況を報告しあったり、休日に遊びに行ったりする仲になりました。
同級生の友人の中でもどこか特別な存在だと感じています。
 
SNSの利用にはたくさんの危険も伴いますが、新入生としてコロナ禍を過ごした私にとってその存在は非常に重要で心強いものでした。
私は直接対面して人と会話するのが得意ではないので、まずネット上でお互いの素性を知り、ある程度の関係を築いた上で会ったことも、私にとって都合が良かったと思っています。
 
またコロナ禍のような状況になることは望みませんが、親しい友人を作る際にSNSで交流を深めるというのも良い方法ではないかと思います。
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SNSは時に人を追い込むこともありますが、物理的に人に会えなくなったコロナ禍では、人の心を救うツールにもなったのではないかと思います。
Oさんが言うように、人と直接話すのが苦手な人は、友達作りにSNSを活用するのもひとつの手でしょう。
ただし、いずれは直接会って、ネット上のその人と、実際のその人を一致させてくださいね。
その時は、Oさんが感じた「面白くて不思議」な感覚を、きっと味わえることでしょう。
 
(メディア学部 森川 美幸)

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家庭用ゲーム機の保存について

2025年12月17日 (水) 投稿者: メディア技術コース

家庭用ゲーム機は、任天堂の「ファミリーコンピュータ」の登場によって本格的に普及したと言われています。それ以前にも、日米欧のメーカーからテレビに接続して遊ぶゲーム機はいくつか発売されていましたが、ゲームの種類が限られていたことや価格、操作性の問題から、大きく広まることはありませんでした。当時はコンピュータゲームといえばパーソナルコンピュータでやるものでした。

一方、ファミリーコンピュータは家庭用ゲーム機の先駆けとして大ヒットし、日本で1900万台以上、世界では6000万台以上が販売されました。現在の高校生のみなさんの家庭にはもう残っていないかもしれませんが、保護者の方の中には遊んだ経験を持つ方も多いでしょう。続いて、約10年後に発売されたソニーの「プレイステーション」も世界で1億台を超える販売台数を記録し、家庭用ゲーム文化を大きく押し広げました。

しかしながら、こうした家庭用ゲーム機の多くは、現在ではすでに失われつつあります。かつて多くの家庭にあったはずのゲーム機も、引っ越しや大掃除の際に処分されたり、中古店に売却されたりするうちに数が減っていきました。ゲーム機は“遊びの道具”として使われることが多く、長期的な保存を前提としていないため、消耗品的な側面を持っています。

中古ゲームを扱う店舗に行けば、状態の良い古いゲーム機が見つかることもあります。しかし、保存状態の良い機体は年々減少しており、収集家が買い求めることで一般には入手しにくくなっているのが現状です。図書館や博物館などで後世に向けて家庭用ゲーム機を保存していくことを考えると、まとまった数の機器を確保し、適切な保管を行うことが急務だと考えられます。

さらに、こうしたゲーム機は自然に増えることはなく、時間とともに故障や劣化によって数を減らしていきます。もしかすると、皆さんの家の押し入れの奥にしまい込まれている一台が、将来的には貴重な文化財として価値を持つかもしれません。家庭用ゲーム機は、単なる娯楽を超えて、時代の文化や技術を伝える大切な資料となり得るのです。

(羽田久一)

 

相磯秀夫先生を偲ぶ会

2025年12月15日 (月) 投稿者: メディア技術コース

メディア学部の寺澤です。

私たちのメディア学部は1999年にスタートしました。その初代学部長で第3代学長も務められた相磯秀夫先生が2025年9月7日に亡くなられました。本学では、2025年10月24日を「故 相磯秀夫先生を偲ぶ日」と定め、それぞれの立場で相磯先生を偲びました。

これとは別にメディア学部では有志が企画して2025年11月22日に相磯秀夫先生を偲ぶ会を八王子市内で実施しました。この会には今もメディア学部や学内に在籍している教職員、退職された教職員、初期のメディア学部卒業生が参加しました。

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私は当日司会を担当しました。黙祷、藤澤公也先生による相磯先生の紹介、第2代メディア学部長を務められた清原慶子先生による「送る言葉」に続き、参加者による献花、第3代学部長を務められた山口治男先生による献杯が行われ、会食・懇親となりました。

そこでは、相磯先生の思い出を語りながら、久しぶりに会った退職教職員や卒業生の間で和やかな会話が交わされ、旧交を温める場ともなりました。途中、渡辺大地先生による大学及びメディア学部の近況紹介、そして、OB教員の山際和久先生や卒業生の竹内さんによるそれぞれの近況報告などがありました。最後は現学部長の三上浩司先生によるあいさつで閉会となりました。

メディア学部を企画し、初代学部長としてその礎を築かれ、また、学長として本学の発展に尽力された相磯秀夫先生の偉大さを改めて実感するとともに、メディア学部と本学の今後についても思いを新たにする機会となりました。

(メディア学部 寺澤卓也)

スイスという国について3

2025年12月 5日 (金) 投稿者: メディア社会コース

こんにちは、メディア社会コースの進藤です.

今回はスイスという国の経済や社会についてお話します.

今日は社会について見てみます.

スイスには外国人,移民が多くなっています。2024年時点では,スイスの総人口900万人のうち,656万361人がスイス人,244万2,402人が外国人となり,スイスでは居住者のうち,外国人が27.1%を占めています.外国人比率では,国際機関を複数擁するジュネーヴ州が41.5%と特に高くなっています(ジェトロ,2024).なお,日本の総人口に占める外国人居住者比率は,2.76%とスイスの10分の1となっています(出入国在留管理庁,2024年).移住先にスイスが選ばれる理由としては,政治的・社会的安定性,良好な生活環境と優れたインフラ,複数の言語の使用が可能であること,グローバル企業や国際機関への就業機会の多さ,高度専門職への需要の高さ,高水準の賃金,などがあげられます(アレン,2024)(PROTUS,2024).

 

<出所・参考文献>

PROTUS(2024)「スイス移民完全ガイド:魅力・課題を徹底解説」

 URL: https://portus.co.jp/article/a134/

アレン,マシュー(2024)「人口の3割が外国人のスイス 移民に選ばれる理由は?」swissinfo2024年9月10日

ジェトロ(2024)「スイスの人口が900万人超え」『ジェトロビジネス短信』

  URL: https://www.jetro.go.jp/biznews/2024/09/aa0272124b1a29d8.html

出入国在留管理庁(2024)「令和6年6月末現在における在留外国人数について」

  URL: https://www.moj.go.jp/isa/publications/press/13_00047.html

スイスという国について2

2025年12月 3日 (水) 投稿者: メディア社会コース

こんにちは、メディア社会コースの進藤です.

今回はスイスという国の経済や社会についてお話します.

今日は経済について見てみます.

スイスは観光立国のイメージが強いのですが,産業構造を見ると,GDPの産業別比率は製造業が1位(18%)となっています.労働生産性や企業のROE,労働分配率が高く,高スキル人材が多い結果として,2023年における平均年収は円換算で,スイス(1616万円)は日本(491万円)の3.3倍となっています.なお,国際通貨基金による,2024年の世界の一人当たり名目GDP(国内総生産)ランキングでは,スイスは106,098ドルで世界2位となっています(IMF,2024).

 

<出所・参考文献>

IMF(2024),Global growth is expected to remain stable yet underwhelming

  URL: https://www.imf.org/en/Publications/WEO/Issues/2024/10/22/world-economic-outlook-october-2024

スイスという国について1

2025年12月 1日 (月) 投稿者: メディア社会コース

こんにちは、メディア社会コースの進藤です.

今回はスイスという国の経済や社会についてお話します.

まずは概要です.

スイスは地理的にヨーロッパの中央に位置し,フランス,ドイツ,オーストリア,リヒテンシュタイン,イタリアと国境を接する内陸国です.人口について見てみると,2024年において,スイスの人口は初めて900万人を超えている.人口の多い都市としては,チューリッヒ42,1万人,ジュネーヴ20.3万人,バーゼル17.3万人,ローザンヌ14.0万人などがあります(二宮書店,2024).

スイスは,各地の領土が徐々に集まって国を形成した歴史を持ち,連邦国家や州に先立ち,基礎自治体レベルの政治的集合体が存在していました.そのためスイスでは中央集権に対する不信感が強く,一人の人間や一つの組織に権力を集中させない工夫がされています(山崎,n.d.).地域ごとに多様な文化と制度を有してきたスイスには,地域をすべての基礎として位置づける地域主義の伝統があるのです(岡本,2010).以上の,連邦主義,地域主義,直接民主制,武装中立が,スイスのアイデンティティとされています(スイス文学研究会,2014).

 

<出所・参考文献>

岡本三郎(2010)「スイスの都市自治体における政治参加~5大都市を中心に~」東海大学紀要政治経済学部 第42号

 URL: https://www.u-tokai.ac.jp/uploads/sites/10/2021/03/03_okamoto-1.pdf

スイス文学研究会(2014)『スイスを知るための60章』明石書店

二宮書店(2024)『データブックオブ・ザ・ワールド』二宮書店

山崎由希子(n.d.)「スイス連邦の基本情報」

 URL: https://www.jstage.jst.go.jp/article/ccijreport/84/0/84_1/_pdf/-char/ja

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