オーラキャスト™とWi-Fiが切り拓く、新しい音声情報アクセシビリティ体験
2026年2月 2日 (月) 投稿者: メディア社会コース
昨年度、私たちはAuracast™(オーラキャスト)とWi-Fiを組み合わせた補聴支援システムの体験会を、各地で実施しました。
こちらのの画像は、その取り組みの一部をまとめたものです。

体験会には、聴覚障害当事者の方々をはじめ、言語聴覚士など支援に関わる専門職の方々、そして音やアクセシビリティに関心を持つ一般の方まで、幅広い参加がありました。
多くの参加者が共通して口にされたのは、「驚くほどクリアに聞こえる」という率直な感想です。
このシステムの特徴は、雑音や反響の少ない非常に明瞭な音声を、個人の補聴器やスマートデバイスに直接届けられる点にあります。
その結果、音声をリアルタイムで字幕に変換する際も誤変換が大幅に減少し、情報の正確性が高まることが確認できました。
私たちはこれを、単なる「聞こえの補助」にとどまらない、
新しい音声情報アクセシビリティの形として捉えています。
交通、教育、文化施設、イベント空間など、音声情報が重要な場面での応用が強く期待されます。
メディア学部では、このように
テクノロジー × 社会課題 × 実証フィールドを横断しながら、
「社会に実装されるメディアとは何か」を実践的に探究しています。
これから大学選びをする高校生の皆さんにとっても、
そして教育・研究に携わる教員にとっても、
メディアの役割をあらためて考える一つの事例になれば幸いです。
メディア学部 吉岡 英樹
略歴:バークリー音楽院ミュージックシンセシス科卒業後、(有)ウーロン舎に入社しMr.ChildrenやMy Little Loverなどのレコーディングスタッフや小林武史プロデューサーのマネージャーをつとめる。退社後CM音楽の作曲家やモバイルコンテンツのサウンドクリエイターなどを経て現職。1年次科目「音楽産業入門」を担当。現在は聴覚障害支援を専門としており、メディア専門演習「サイレント・コミュニケーション」、3年次科目「音声情報アクセシビリティ」、聴覚障害支援メディア研究室 を担当している。
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