修士1年の学生さんが学会発表してきました
2026年3月11日 (水) 投稿者: メディア技術コース
メディア学部の榎本です。
こちらの研究室の修士1年生の宮本和哉さんが、社会言語科学会という学会で発表してきました。
第50回大会となる今年は広島大学での開催でした。
社会言語科学会は、言語・コミュニケーションを,人間・文化・社会との関わりにおいて取り上げ,そこに存在する課題の解明を目指す学会です。
宮本さんは、2日目の午後のポスターセッションで、話してもらいました。
発表タイトルは、「麻雀場面における戦略的コミュニケーション方略の分析」でした。
ご近所麻雀(素人麻雀)でみんながどんな会話をしながら麻雀をしているのか、勝つためにどんなことに言及しているのかを調べたものです。
その結果、表1のような内容が麻雀に関わるものとして話されていることが分かりました。
表1:Cautionラベル概要
ラベル |
用語の説明 |
発話例 |
聴牌(テンパイ) |
和了(ホーラ:手牌を完成させ,得点すること)に 必要な牌が残り1枚となった状態 |
んなあ 聴牌やな この人 |
立直(リーチ) |
自身の聴牌を開示する行為 |
え もう立直 |
待ち(マち) |
聴牌時の和了牌 または,その受け入れの形 |
誰かポン |
役(ヤク) |
和了時の手牌の特定形 もしくは,特定の和了方法 |
出てへんやん 萬子がなぁ |
翻(ハン) |
各役に与えられているレベル 得点の多寡に関係する |
チャンタか三色(サンシキ)や |
ドラ |
和了時,手牌に含まれていると,その枚数分, 翻が上がる牌 |
安くないよ |
副露(フーロ) |
他プレイヤーの打牌を利用し, 面子(メンツ:3枚組)を作る行為 |
ドラ行った ドラやドラや |
「待ち」に関する言及が44%,「聴牌」に関する言及が22%であり,約7割が敵プレイヤーの「和了に必要な牌」への言及であることが分かりました。
この研究にはまだまだ続きがあるので、気になる方は以下を読んでみてください。
麻雀場面における戦略的コミュニケーション方略の分析. 宮本和弥・榎本美香. 社会言語科学会第50回大会発表論文集. pp. 311-314
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