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人間工学と持続可能な社会 ― 学会大会参加報告

2026年6月 5日 (金) 投稿者: メディア技術コース

メディア学部技術コースの盛川です。

2026年5月23日から24日に開催された日本人間工学会第67回大会に参加してきました。今回は以下のテーマで発表を行いました。

  • 盛川浩志,佐藤 健,HMDによるMR映像を視聴しながらの歩行に関する検討,日本人間工学会第67回大会,2H1-05,2026/5/24

毎年開催されている学会大会ですが、本年度の大会テーマには「Beyond SDGs -持続可能な社会を支える人間工学」 が掲げられていました。

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人間工学分野の国際学会連合組織であるIEA(International Ergonomics Association)の会長、Andrew Thatcher氏による基調講演では、今後は環境問題も人間工学が取り組むべき重要な課題になるという話がありました。これまで人間工学では、人が働きやすい環境やシステム、道具といった、人と直接関わるものを対象とした研究が多く行われてきました。しかし、環境問題のような世界規模・地球規模の課題にも視野を広げていこうという考え方は、非常に刺激的で新鮮な視点でした。

研究室で卒業研究のテーマを考える際には、身近な話題や最近の流行から着想を得ることが多かったのですが、このように一歩、二歩引いた立場から社会全体を俯瞰し、そこに存在する課題へアプローチすることも、挑戦的で興味深い研究テーマになり得るのではないかと考えさせられました。

今年の大会では、人間工学会が提言している、「持続可能な人間工学目標2040(SEGs2040)~SDGs時代に求められる人間工学未来アクション・ビジョン~」に沿って発表セッションを分類するなど、新しい試みが多く見られました。この提言では、人間工学が取り組むべき課題について、SDGsに対応した目標が設定されるなど、将来に向けたビジョンが示されています。

メディア技術分野の研究においても、ゲームや映像、音楽といった身近なコンテンツだけでなく、それらが社会にどのように貢献できるかという視点をもって課題に取り組むことの重要性を改めて実感しました。今後の研究テーマの考え方を見直すきっかけとなる、多くの知見が得られる貴重な機会となりました。

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