ワールドカップ、あなたはどう見ていますか?
2026年6月19日 (金) 投稿者: メディアコンテンツコース
サッカーのワールドカップ(W杯)北中米3か国大会が開幕し、連日熱戦が続いています。6月15日午前5時(日本時間)から始まった日本代表とオランダ代表の試合では、改めて世界のレベルの高さと、そして日本代表の力強さを印象づけました。
ビデオリサーチによると、NHK総合で放送されたこの試合の視聴率(速報値)は、平均世帯視聴率が、関東地区で27.1%(平均個人視聴率14.8%)。関西地区で22.7%(同12.9%)。名古屋地区では21.5%(同11.3%)。北部九州地区は24.1%(同13.0%)。関東地区の瞬間最高視聴率は、試合終了時間ごろに記録した世帯34.9%(個人19.7%)だったそうです。
一部メディアが、視聴率27.1%は日本代表のワールドカップ試合史上最低の数字だったと書いていますが、今年3月のWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)以降、国際スポーツ大会中継をテレビではなく、インターネット配信で見るという流れが固まってきた現れだと考えています。まさかタイムシフト視聴ではないですよね?
かつて「地上波テレビの最後の砦は、国際スポーツ大会中継だ」と言われていました。何千万人が同時視聴するには、インターネット環境はまだ追いつかないと考えられていたからです。しかし今回、私もインターネット経由で見ていましたが、ほぼストレスを感じませんでした。放映権料の爆発的な高騰を考えると、地上波テレビが国際スポーツ中継から撤退する流れは止まらない気がします。
折しも6月16日にNHK放送文化研究所が5年毎に行なっている「国民生活時間調査2025」が発表されました。その結果ですが、
調査日(平日)に15分以上リアルタイムでテレビを見た人は71%で、前回2020年(79%)より減少。
世代別でも、10~15歳は42%(前回2020年は56%)▽16~19歳は27%(同47%)▽20代は33%(同51%)▽30代は43%(同63%)▽40代は55%(同68%)▽50代は73%(同83%)▽60代は84%(同94%)▽70歳以上は92%(同95%)。
と、全ての世代でテレビ視聴が減少したのは、現在の調査方法となった1995年以降初めてだそうです。
一方で、テレビの平均利用時間は3時間14分で、前回の3時間1分から増加。これは70歳以上の利用時間が増えたことが原因だそうですが、このデータもインターネット視聴の手順がもっと簡単になれば、どうなるでしょうか?
マスメディア(オールドメディア)の衰退で、マス・コミュニケーション(国民的記憶の共有)も弱体化しているとも言われていますが、これからはワールドカップのように複数のメディアにまたがるマス・コミュニケーションが主役なのでしょう。
ただ、もしスポーツイベントでもタイムシフト視聴が進んでいるのだとすれば、それは新たなフェーズなのかも知れませんが(汗)
メディア学部 山脇伸介
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