お知らせ

大学院博士課程の遠藤雅伸さんが芸術科学会論文賞を受賞

2019年11月 9日 (土) 投稿者: メディアコンテンツコース

メディア学部の三上です.

本学大学院博士課程の遠藤雅伸さんが執筆し,厳正な査読の結果,芸術科学会論文誌第17巻3号に採録された論文「フローゾーンを超えた動的難易度調整~イリンクスを楽しむDynamic Pressure Cycle Control手法~」が,数ある論文の中から選出される「学会誌論文賞」を受賞しました.


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ゲーム業界の特にゲームデザイン分野のレジェンドとして知られる遠藤さん.「ゼビウス」,「ドルアーガの塔」などを産み出した遠藤さんが教員,研究者として大学で活動するにあたり,アカデミックな考えをきっちり身に付けたいと,東京工科大学の大学院に進学し,私の研究室で様々な研究に取り組みました.修士課程,博士課程で大変興味深い研究成果を発表し,また勤務先である東京工芸大学の学生たちも大変魅力的な研究発表を,情報処理学会,芸術科学会,日本デジタルゲーム学会などで発表しています.

今回の研究では難易度調整に着目しました.

デジタルゲームにおいて,難易度は面白さの重要な要素です.難易度がプレイヤーのスキルとつりあった状態(いわゆる「フローゾーンの範囲」)に設定されていれば,プレイヤーはゲームを楽しみ上達していくことができます.
そのために,近年ゲームでも取り入れられている,プレイ中のプレイヤーの状況により,難易度を調整する「動的難易度調整(DDA:Dynamic Difficulty Adjustment)」があります.
しかしプレイヤーは,ゲームの最中に難易度が調整されていることに気付くと不快に感じることが示唆されています.

この研究で遠藤さんは,難易度が適正な範囲を超えてもプレイヤーが楽しいと感じる,動的緊張感周期制御(DPCC: Dynamic Pressure Cycle Control)という新しいゲームデザインコンセプトを考案しました.これは周期的に難易度を極端に変更し,フローゾーンを超えて難易度を乱高下させる方法です.

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この手法を DDA と組み合わせて「テトリス」に実装し,プレイテストによって検証実験を行ったところ,結果は提案手法が新たな面白さの要素をゲームに加えたことを示していました.
また,ゲーム中の意図的な難易度変化に気付いたとしても,不快とは感じないユーザーが存在することからゲームデザインが存在することを示唆した.
ぜひ興味がある人は論文をチェックしてみてください.

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文責:三上浩司

2019年11月 9日 (土)

インドの私立大学関係者の来学とメディア学部の教育研究紹介

2019年10月19日 (土) 投稿者: メディアコンテンツコース

2019年9月26日(木)にインドの私立大学から50名を超える方々が来校されました。Dhanda先生(インドの学術教育分野のトップ、母国IITK(ガグラプール校)の学長を経て、日印学術会議議長、IIT-H(ハイデラバード校)の創設者、モディ首相顧問と複数の大学の会長)が代表者として本学の教育研究活動を見学されました。
 
おおよそのスケジュールは次の通りです。
 
10:05~10:45 片柳研究所視聴覚ホール
  《挨拶》千葉理事長、軽部学長、Dhanada先生
  《大学概要説明》大山副学長
10:45~見学
12F  ロボコンルーム
 6F  バイオナノテクセンター
 4F    コンテンツテクノロジーセンター
B1F バイオナノテクセンター分室
 
メディア学部からは、三上浩司先生と私がコンテンツテクノロジーセンターで、メディア学部の説明、産学連携によるアニメーション制作、アニメーション制作やゲーム制作の教育と学生の作品、さらには学部生や大学院生らに研究発表の紹介をしました。
 
大変興味を持っていただいたようで、説明が終わってから質問があったり、連絡先の交換をしたりする方がとても多かったです。
 
今後、メディア学部とインドの大学との交流が進むことが期待されます。

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2019年10月19日 (土)

卒業生の作品がアニメ化されます!

2019年10月 1日 (火) 投稿者: メディア技術コース

助教の戀津です。

十月に入り、今期のアニメは何見ようかなと検討中の方も多いと思います。
そこで、一つおすすめの作品を紹介します。

原作イラストがブリキ先生、声優陣も大変豪華ということで元々注目されていた方も多いかもしれません。
『俺を好きなのはお前だけかよ』

 

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©2018 駱駝/KADOKAWA/「俺好き」製作委員会

公式サイト

 

タイトルに書いてある通りなのですが、実はこの作品の原作者である駱駝先生が、私と同期入学で本学メディア学部の卒業生なのです。
ペンネームで活動されておりプライベートは基本伏せているのですが、今回のアニメ化のタイミングで皆さんにお知らせできるよう相談し、特別にブログ記事で紹介させていただく形になりました。

アニメ化にあたり、シリーズ構成・全話脚本をすべて原作者の駱駝先生がご自身で担当という力の入りようです。
私も原作小説を読んでいますが大変面白く、今から公開がとても楽しみです。

原作者の駱駝先生からメッセージをいただきました。
『朝の調べの噴水につかるかどうかを悩んでいた私が、気が付けばこんなことになっていました。多くの人の力添えのおかげで、非常に素晴らしい作品になっておりますので、是非見ていただければと!』

放送開始は明日10月2日水曜日、24:30(木曜日の0:30)からでTOKYO MXほかにて毎週水曜日放送です。
卒業生の素晴らしい活躍のご紹介でした。皆さんぜひご覧ください。

2019年10月 1日 (火)

2019年8月28日インドネシアUDINUSのConvocation Graduation Ceremonyにて来賓あいさつ(2019インドネシア出張報告その6)

2019年9月24日 (火) 投稿者: メディアコンテンツコース


インドネシア出張の最後は、2013年から交流があるUDINUS( Dian Nuswantoro University)のConvocation Graduation Ceremony(卒業式)における来賓あいさつです。

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国際会議IEVCに参加する機会にSemarangの提携校UDINUSを訪問しようという計画をして、こちらの日程を示してご都合をお伺いしました。訪問していいよという返事でした。しばらくしてから、実は卒業式なので、参加しますか?とのことです。もちろん大変貴重な機会ですので、ぜひ参加したいと伝えました。その後、せっかくだからあいさつをしてほしいという連絡がありました。あいさつくらいならいいかと思って挨拶はいいですよという返事をしました。あいさつの時間を聞いて、びっくりしました。30分ということです。

さすがに、最初からいろいろな条件をきちんと確かめておくべきだったと思いつつ、ここまで来たら、やるぞとばかりに、研究発表で利用するようなスライドを使えるか聞いてみました。何もない状態ではなかなか30分は持ちません。スライドがあれば大丈夫と考えました。すぐにOKが来ました。日本の卒業式などであいさつでスライドを使っていることを見たことがないので、少し心配でしたが、使っていいということで安心しました。

さて、その次は、あいさつの中身をどうするかでした。依頼者のpulung先生は、学生を励ましてもらえればいいということが希望でした。
いろいろ考えた末に、次のようにしました。

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2019年9月24日 (火)

東京ゲームショウビジネスデイ2日目

2019年9月13日 (金) 投稿者: メディアコンテンツコース

メディア学部の三上です.

本日,東京ゲームショウビジネスデイ2日目です.朝方,昨日の来場者数の報告がありました.メディアを含めて33,000人強ということで,歴代最多人数が来場した昨年よりも1,000人以上多い結果となりました.

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昨日,今日とブースにいて感じるのは卒業生の活躍と母校愛ですね.

様々な企業の人事の方がお越しになるのですが,皆様卒業生の名前を挙げていただいたうえで,活躍の様子を聞かせていただいております.卒業した皆さんが,これまでの学びをしっかりと生かして,企業に入っても学び続けて成長している姿がはっきりとわかります.

ゲーム業界は大変変化の激しい業界ですから,大学時代に得た知識やスキルだけではその変化についていくことはできません.勉強の仕方研究の仕方をきちんと身に着けることで,新しい技術を理解して職場に取り入れることができるようになるわけで,そうした実践ができていることと,それができる職場の環境があることが大変喜ばしいです.

前回のエントリーにも書きましたが,大変多くのOBが会場で東京工科大学ブースを見つけ,後輩の作品に対して貴重なアドバイスをくれたり,現場でのいろいろなお話を聞かせたりしてくれています.

上下のつながりも大切にできていて,本当に卒業生たちには感謝しています.全員紹介することはできないのですが,来場した人の一部を写真でご紹介しておきます.

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東京ゲームショウ向けの作品は,おおよそ1年をかけて制作します.これまで多くの苦難を乗り越えて何とか形になった作品を展示して意見を聞く機会は大変貴重です.ぜひ,この経験を生かして,自分の目標を実現すべく頑張ってほしいと思います.

 

文責:三上浩司

2019年9月13日 (金)

いよいよ開幕東京ゲームショウ

2019年9月12日 (木) 投稿者: メディアコンテンツコース

メディア学部の三上です.

本日いよいよ東京ゲームショウが開幕しました.本日はビジネスデイということで一般日と比較すると来場者は少ないのですが,それでも朝から多くの方がブースを訪問してくださり,学生の開発したゲームを試遊し貴重なコメントを残していってくれました.

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また,研究開発コーナーで熱心に研究について聞いてくださるなど,多くのお客様に恵まれております.

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メディア学部はゲーム業界に就職する学生も多く,またその内容や経験が現場に出てからも大変有用であることから,実にたくさんのOBの方がブースに訪れてくれます.

皆さん,ゲーム業界になくてはならない人材に成長してくれているようで,企業の人事の方も多く訪れて,優秀な卒業生の後輩をぜひ採用したいとおっしゃっていただける機会も増えました.大学としてはありがたい限りです.

 

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明日もビジネスデイが開催されます.

また速報をお伝えしたいと思います.

 

文責:三上浩司

2019年9月12日 (木)

明日から開幕「東京ゲームショウ2019」

2019年9月11日 (水) 投稿者: メディアコンテンツコース

メディア学部の三上です.

 

いよいよ明日9月12日から,「東京ゲームショウ2019」が開幕します.

東京工科大学は先に出展を始めていた専門学校と合同展示する形で,2007年から展示をはじめ今年で13回連続での出展となります.オープンキャンパスなどで来場者にプレイしてもらった意見を踏まえさらにブラッシュアップしたゲームや,ゲームに関する卒業研究や大学院生の研究を展示します.

出展のお知らせWebページ

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展示準備の様子

 

今年はPCゲームが3チーム,スマホゲームが2チームの合計5チームが作品を展示します.ギリギリまで作品のチェックや展示素材のチェックなどをして何とか出展にこぎつけました.

今年の出展ゲームのWebサイト

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最後のチェックの様子

9月14日(土),15日(日)は一般の方も来場できる一般デーです.ぜひ興味のある方は幕張メッセ

場所は幕張メッセ1ホール ゲームスクールコーナー 1-N14です.

文責:三上浩司

2019年9月11日 (水)

2019年8月20日インドネシア、iSTTS訪問、講義を実施(2019インドネシア出張報告その2)

2019年9月 7日 (土) 投稿者: メディアコンテンツコース

INSTITUT SAINS and TEKNOLOGI TERPADU SURABAYAとは昨年提携をしたばかりです。

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提携はITS(スラバヤ工科大学)の博士課程学生として2013年にEndang先生が来学して、三上先生、柿本先生、近藤らが研究指導したことがきっかけです。その後、iSTTSのEsther先生もITS博士課程の学生として来学して藤澤先生のもとで研究をしています。

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今回のインドネシア訪問で、スラバヤ工科大学を訪問することを知ったEndang先生が、講義をしてほしいということを依頼してきました。提携してまだ本学の教員はどなたも訪問しておりませんでしたので、この機会に訪問して講義をすることにしました。

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2019年9月 7日 (土)

2019年8月19日インドネシア、スラバヤ工科大学(ITS)訪問、講義を実施(2019インドネシア出張報告その1)

2019年9月 6日 (金) 投稿者: メディアコンテンツコース

2019年8月19日ITSで先生方と交流の打ち合わせ、午後は私が講義をして、その後、研究室見学をしました。
8月後半は新学期で学生もいろいろな行事や講義があり、私の講義の日程調整が大変であったとのことでした。

午前には、提携活動についてお互いに今までの内容を確認して、今後のことを議論しました。今まで博士課程の学生を2009年から2018年までに11名受け入れて、20編の研究論文を共同で出しています。今後も博士課程の学生の受け入れによる研究交流を進めたいこと、さらには、学部や大学院のダブルディグリーが話題になりました。

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私の講義は「Content Production Technology for Animation and Game」という題目でした。この講義はいくつかのプロセスがあって、開始時にはインドネシア国歌も皆さん歌っていました。

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2019年9月 6日 (金)

「CG-ARTS セミナー」で Houdini ハンズオンセミナーを開催します

2019年9月 3日 (火) 投稿者: メディアコンテンツコース

本ブログをご覧の皆様,こんにちは.

メディア学部教授 菊池 です.

2019年9月14日(土)に,「CG-ARTS セミナー」で「Houdini ハンズオンセミナー」を開催します!


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このセミナーは,SideFX 社 のプロシージャルな CG 制作ソフトウェアである Houdini を活用するための初心者向けのハンズオンセミナーです.
Houdini はノードベース型の 3DCG ツールとしてその活用の範囲を広げています.
私は東京工科大学で Houdini を講義や研究で活用しており,今回のセミナーの講師を担当することとなりました.

セミナーの内容は,本当に初めて Houdini をやってみようという方向けで,まさにこれから Houdini を始めてみようという方や,企業や学校で Houdini を導入したいという方が「どのようなシラバスで学習工程を組み立てたらいいか?」とお悩みの方などに適したものとなっております.
セミナーで使用する教材一式はお持ち帰りいただき,皆様の学習用としてご活用いただけます.

まだ空席があるようですので,ご興味のある方は是非ご参加ください.

本セミナーへのリンクは,「ここ」からジャンプできます.


文責:菊池 司

2019年9月 3日 (火)

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