お知らせ

「青嵐(せいらん)」が世界のスパコンランキングにランクインしました!

2025年11月30日 (日) 投稿者: メディアコンテンツコース

東京工科大学のスーパーコンピュータ「青嵐(せいらん)」を世界の舞台で評価してみようということで、今回初めて 3つの国際スパコンランキングに挑戦しました。その結果、すべての部門でランクインという、とても良い成果を得ることができました。 

 まずは簡単に順位をご紹介します。 

・TOP500:374位 
https://top500.org/lists/top500/list/2025/11/?page=4 

・HPCG:83位 
https://top500.org/lists/hpcg/list/2025/11/ 

・HPL-MxP:22位 
https://hpl-mxp.org/results.md 

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■ 3つのランキングの違いをわかりやすく説明します 

スーパーコンピュータの性能ランキングにはいくつか種類がありますが、今回挑戦したのは TOP500、HPCG、HPL-MxP の3つです。それぞれ、評価するポイントが大きく異なります。 

<TOP500(HPL)>

TOP500 は、世界で最も有名なスパコンランキングです。ここでは、巨大な「連立一次方程式」を LU分解という方法で解くスピードを測ります。簡単に言うと、「スパコンが理論的にどれだけ速く計算できるか」を全力で試すテストです。精度は FP64(倍精度)の高精度計算のみを使用します。 

<HPCG(High Performance Conjugate Gradient)>

HPCG は、実際の科学技術計算に近い処理をどれだけ速くできるかを測るテストです。疎行列を使い、共役勾配法という別の方法で連立一次方程式を解きます。TOP500のように「理想条件での全力疾走」ではなく、現実のシミュレーションのようにメモリや通信なども含めて計算するため、より“実際の仕事で強いスパコンかどうか”を測る指標です。こちらも FP64 の高精度で評価されます。 

 <HPL-MxP>

HPL-MxP は近年登場した新しい指標で、AI計算に使われる混合精度(FP16・FP8とFP64の組み合わせ)を使って連立一次方程式を解きます。AIとHPCを両方活用する時代に合わせてつくられた評価方法で、GPUの性能を大きく発揮できるのが特徴です。青嵐はこの部門で 22位 と非常に高い順位に入り、AI時代にも強いスパコンであることが示されました。 

 ■ まとめ 

TOP500(理論性能)、HPCG(実利用性能)、HPL-MxP(AI時代の総合性能)の3つを組み合わせることで、スパコンの力を多面的に理解できます。 

 ■ 最後に 

今回「青嵐」が世界ランキングに初めて挑戦し、3つすべてでランクインしたことは、大学の研究環境にとって大きな一歩です。今後もAI、デジタルツイン、数値シミュレーションなど、さまざまな分野で活用を進め、学生のみなさんと一緒に新たな挑戦を続けていきたいと思います。 


文責:三上(情報提供:コンピュータサイエンス学部生野先生)

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2025年11月30日 (日)

国際学会開催のお知らせ(ADADA International 2025)

2025年11月28日 (金) 投稿者: メディア技術コース

来週の121,2,3日に国際学会、ADADA International 2025が都立大学、日野キャンパスで開催されます。ADADAとは、Asia Digital Art and Design Associationの略です。学会のページによると、「その目的は、『メディア技術に基づいたメディアアートデザインの理論的方法を確立し』云々」とありますから、メディア学部に非常に関連性の高い学会と言えるでしょう。メディア学部の教員も何名か参加します。今回日本での開催ですが、日本で開催されるのは11年ぶりです。台湾、韓国、マレーシアなど、アジアの色々な国をまわって開催されていますが、コロナ禍のときには3年間オンライン開催が続いたこともありました。

 

ところで、今回は、大学生、大学院生で、発表を聴講するだけであれば無料で参加できるようになっています。海外での国際学会は自分で発表しないと参加が難しいと思いますが、国際学会での発表を将来目指したい人にとって発表せずに国際学会を経験できるいい機会になっています。口頭発表だけでなくポスター発表もありますから、英語でのやりとりに挑戦してみるのもいいのではないでしょうか?

 

学会の案内は、以下のリンクにあります。

 

https://adada.info/2025/

 

また、registrationから無料での聴講の登録申し込みができます。

直前の案内にはなりますが、場所も最寄りの駅が豊田ですので、工科大からはとても近い場所です。参加してみようと思う方は是非!

 

 

 

太田

2025年11月28日 (金)

★ゲームキャラクターのAIについての体験講義★東京工科大学2025年8/3オープンキャンパスレポート★その③(メディア学部藤崎実)

2025年8月13日 (水) 投稿者: メディア社会コース

みなさん、メディア学部の藤崎実です。

2025年8月3日(日)に、夏のオープンキャンパスが蒲田キャンパスで開催されました。

当日は学部説明会はもちろん、体験講義、個別相談、東京ゲームショーに出展したゲームの体験コーナーなど、多くのイベントが開催されました。このブログでは体験講義の様子をレポートします。
当日の雰囲気がよくわかると思います!

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メディア学部の渡辺大地先生による体験講義が始まりました!
タイトルは「ゲームキャラクターのAIについてお話しします」という内容です!

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Jpg

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興味深いお話が続きます!初期ゲームのAIは「パックマン」(1980)だったのですね!
なるほど!

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みなさん大変興味深く、聞き入っています!
確かにおもしろい内容です!

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体験講義は午前と午後に行われ、どちらも大盛況でした。
ありがとうございます!

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在校生もみなさんをお待ちしています!

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#オープンキャンパス #東京工科大学 #メディア学部 #メディア #大学 #八王子 #TUT

★★
さて!次回のオープンキャンパスも蒲田キャンパスで、8/17(日)に開催します!
ぜひともお越しいただき、実際にご自身の目で見て、いろいろ体験してくださいね。

オープンキャンパスでは、実際の先生や大学生から、直接いろいろなお話を聞ける点がメリットです。

★お申込みは、こちらまで!  
★当日は2部制(午前コース10:00-12:30、午後コース13:00-15:30 )です
★8/17のプログラムはこちらです!

では、8/17(日)蒲田キャンパスでお待ちしています。
きっと、わくわくした体験ができると思います!
(メディア学部 藤崎実)




2025年8月13日 (水)

★東京工科大学でメディア学を学ぼう!★2025年8/3オープンキャンパスレポート★その②(メディア学部藤崎実)

2025年8月12日 (火) 投稿者: メディア社会コース

みなさん、メディア学部の藤崎実です。

2025年8月3日(日)に、夏のオープンキャンパスが開催されました。
今回は、諸事情により蒲田キャンパスでの開催となりました。

当日は学部説明会はもちろん、体験講義、個別相談、東京ゲームショーに出展したゲームの体験コーナーなど、多くのイベントが開催されました。

このブログでは、学部説明会の様子をレポートしますね!
写真をたくさん掲載しますので、当日の雰囲気がよくわかると思います!

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メディア学部の三上浩司学部長から、メディア学部についてのお話が始まりました!

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まず東京工科大学が掲げる「AI University」のお話がありました!

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多くの親子が熱心に耳を傾けてくださいました。ありがとうございます!

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メディア学を学ぶことは、現代に必要なコミュニケーションを学ぶことです!

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在学生も、みなさんの来場をお待ちしています!

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オープンキャンパスでは、資料も豊富に用意していますので、いろいろ持ち帰ってくださいね。

#オープンキャンパス #東京工科大学 #メディア学部 #メディア #大学 #八王子 #TUT

★★
次回のオープンキャンパスも蒲田キャンパスにて、8/17(日)に開催します!
オープンキャンパスでは、実際に大学で学んでいる大学生たちから、直接いろいろなお話を聞ける点がメリットです。

少しでも興味のある人はぜひともお越しいただき、実際にご自身の目で見て、いろいろ体験してくださいね。

★お申込みは、こちらまで! 
★当日は2部制(午前コース10:00-12:30、午後コース13:00-15:30 )です
★8/17のプログラムはこちらです!

では、8/17(日)蒲田キャンパスでお待ちしています。
きっと、楽しい体験ができます!

(メディア学部 藤崎実)

2025年8月12日 (火)

★AI Universityをめざす東京工科大学★2025年8/3オープンキャンパスレポート★その①(メディア学部藤崎実)

2025年8月11日 (月) 投稿者: メディア社会コース

みなさん、メディア学部の藤崎実です。

2025年8月3日(日)に、夏のオープンキャンパスが開催されました。
今回は、いろいろな事情により蒲田キャンパスでの開催となりました。

当日は大学案内や学部説明会はもちろん、体験講義、個別相談、東京ゲームショーに出展したゲームの体験コーナーなど、多くのイベントが開催されました。

そこで、いくつかのレポートをこのブログで連載します。
写真をふんだんに掲載しますので、当日の雰囲気がよくわかると思います!

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蒲田キャンパスは駅から近く、とてもきれいなキャンパスです!

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さっそく、学生たちが迎えてくれました!

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では、メディア学部の説明会に行ってみましょう!

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多くの親子が参加してくださっています。オープンキャンパスでは、教職員一同がみなさんをお迎えします!

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最初に東京工科大学の香川豊学長から大学についてのお話がありました!

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数字で見る東京工科大学には、いろいろな発見がありますね!

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東京工科大学は「AI Universityをめざす」というお話がありました!

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多くの親子が真剣に耳を傾けてくださいました。ありがとうございます!

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オープンキャンパスでは、資料も豊富に用意していますので、いろいろ持ち帰ってくださいね。

#オープンキャンパス #東京工科大学 #メディア学部 #メディア #大学 #八王子 #TUT

★★
次回のオープンキャンパスも蒲田キャンパスにて、8/17(日)に開催します!
オープンキャンパスでは、実際に大学で学んでいる大学生たちから、直接いろいろなお話を聞ける点がメリットです。

少しでも興味のある人はぜひともお越しいただき、実際にご自身の目で見て、いろいろ体験してくださいね。

★お申込みは、こちらまで!  
★当日は2部制(午前コース10:00-12:30、午後コース13:00-15:30 )です
★8/17のプログラムはこちらです!

では、8/17(日)蒲田キャンパスでお待ちしています。
きっと、楽しい体験になることと思いますよ!

(メディア学部 藤崎実)

2025年8月11日 (月)

大阪万博オーストラリアパビリオンでメディア学部生が活躍しました

2025年7月28日 (月) 投稿者: メディア社会コース

 オーストラリアで難聴児の⽀援活動を行う⾮営利団体The Shepherd Centre(シェパードセンター)が主催し、6⽉29⽇(⽇)に大阪・関西万博の同国パビリオンで開催されたイベント「Power of Speech」のドキュメンタリーを中心とした映像コンテンツを制作するため、学生と共に撮影をしてきました。

 「Power of Speech」は、50年以上にわたり難聴の⼦どもや家族への包括的療育プログラム支援を行っている同団体が人工内耳装用児の療育システムへの理解と支援を呼びかけるための取り組みで、今回は、難聴児の療育に関⼼を持つ国会議員や医師、言語聴覚士ら招待者約100名を対象に、人工内耳を装⽤する日豪の子どもや大人5名がスピーチを行いました。

 映像コンテンツの制作は私のプロデュースのもと、同3年生を中心したプロジェクト演習「intebro(インテブロ)」の学生メンバー約6名(注2)が、プロの作家と共同で現地での撮影や編集作業に参加します。同イベントのドキュメンタリーや人工内耳の基本解説など盛り込んだ数分程度の内容で、同団体の日本版サイトやSNSコンテンツとして2025年9月頃をめどに一般公開される予定です。

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詳しくはプレスリリースをご覧ください。

国内における難聴児への療育プログラム普及・理解促進へ 大阪・関西万博オーストラリアパビリオンにて開催のスピーチイベント メディア学部がドキュメンタリー映像コンテンツを制作

https://www.teu.ac.jp/press/2025.html?id=145

 


メディア学部 吉岡 英樹

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略歴:バークリー音楽院ミュージックシンセシス科卒業後、(有)ウーロン舎に入社しMr.ChildrenやMy Little Loverなどのレコーディングスタッフや小林武史プロデューサーのマネージャーをつとめる。退社後CM音楽の作曲家やモバイルコンテンツのサウンドクリエイターなどを経て現職。1年次科目「音楽産業入門」を担当。現在は聴覚障害支援を専門としており、メディア専門演習「サイレント・コミュニケーション」、3年次科目「音声情報アクセシビリティ」、聴覚障害支援メディア研究室 を担当している。


 

2025年7月28日 (月)

タイ/バンコクで開催された TTRA「Asia Pacific Chapter2024」で学会発表をしてきました(メディア学部 藤崎実)

2025年7月11日 (金) 投稿者: メディア社会コース

みなさん、メディア学部の藤崎実です。

昨年2024年12月、タイのバンコクで開催された TTRA(Travel and Tourism Research Association)「Asia Pacific Chapter2024」で、東洋大学の河田浩昭先生と共同研究の発表を行ってきました。

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タイトルは「Impact of customer experience and brand commitment on loyalty in theme parks - An analysis based on a questionnaire survey of members of an online brand community」です。
Aaaaap

会場となった大学は空港からかなり遠い立地でしたが・・・
肝心の河田先生との共同研究の発表は、会場からは様々な質問があり、大変有意義なディスカッションができました。

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こちらはタイの空港の中です!

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私は海外学会での発表は初めてでしたので、とても勉強になりました!

(メディア学部 藤崎実)

2025年7月11日 (金)

日本マーケティング学会「マーケティング/PRテクノロジー研究会」報告会(メディア学部 藤崎実)

2025年7月 9日 (水) 投稿者: メディア社会コース

みなさん、メディア学部の藤崎実です。

私は日本マーケティング学会ののリサーチプロジェクトである「マーケティング/PRテクノロジー研究会」のリーダーをつとめています。

年に数回のセッションを行っているのですが、
今年の3月8日(土)には「三都市カンファレンス」という企画で、
福岡大学にて、公開セッションを行ってきました。

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テーマは「ネット時代のマーケティング/PRのあり方とテクノロジー融合の可能性」です。
登壇者はメンバーの高梨杏奈(株式会社クロスビット 広報)さん、奥野辰広(常磐大学 准教授)先生と私の3人でした。

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3人で3つの視点から、以下の報告を行いました。

事例①「ネット時代のマーケティング/PRにおけるワークスタイル事例」高梨杏奈
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事例②「老舗企業との産学連携による新商品開発とクラウドファンディングの取り組み」奥野辰広
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事例③「ファンとのリレーションに着目したマーケティング/PRの事例」藤崎実
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◆会場からはさまざまな質問もあり、活発な議論が生まれました。
(メディア学部 藤崎実)

2025年7月 9日 (水)

日本広告学会「クリエーティブフォーラム2025」企画運営・実行委員として(メディア学部 藤崎実)

2025年7月 7日 (月) 投稿者: メディア社会コース

みなさん、メディア学部の藤崎実です。

2025年5月17日(土)に近畿大学東大阪キャンパスで、日本広告学会主催の「クリエーティブフォーラム2025」が開催されました。
私はその実行委員として参加してきました。

「クリエーティブフォーラム」は毎年違うテーマが掲げられるのですが、今回のテーマは、「AIと新しいメディアでクリエーティブはどう変わるのか」でした。
テーマの趣旨を抜き出すと以下です。

新しいテクノロジー(AI)とメディア(TikTokなど)が台頭する中、クリエーターはどう向き合うのかが問われている。従来のマスメディアを活用したクリエーティブを展開してきたクリエーターと、AIやTikTokを活用したクリエーティブを展開しているクリエーターとの議論を通じて、今後のクリエーティブに必要なポイントを考察していきたい。

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広告業界は、時代の潮流を常にアップデートしていく点に特徴があります。
実際に現在のクリエイティブに様々なAI技術が取り入れられているとのこと。

今回のフォーラムは、昨今話題のAIの活用に着目した大変充実した内容でした。

大変勉強になりました!

委員長:川村洋次先生(近畿大学)、副委員長:池田定博先生(電通)、実行委員(五十音順) :青木慶先生(甲南大学)、井上一郎先生(江戸川大学)、大内秀二郎先生(近畿大学)、弦間一雄先生(大阪経済大学)、瀨良兼司先生(近畿大学)、藤崎実(東京工科大学)

(メディア学部 藤崎実)

2025年7月 7日 (月)

【学部長Blog005】(報告編)「ベストティーチャー賞」受賞

2025年7月 6日 (日) 投稿者: メディアコンテンツコース


メディア学部長の三上です.
ありがたいことに,先日「ベストティーチャー賞」を受賞しました.
これは全学で実施している,学生による「授業評価アンケート」で,「学生が授業に意欲的に取り組んだか?」,「自分にとって有意義だったか?」,「質疑応答やつまづきに対する対応が充実していたか?」などの点を加重平均して上位の授業を表彰する制度です.
2024年度の授業を対象に評価して,よく2025年に決定,表彰となりました.
履修者80人以下の授業とそれ以上の授業に部門を分けて表彰しています.
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授賞式の様子

受賞対象となった授業は「ゲーム学入門」という名前の授業で,対象となった2024年にカリキュラム改定により初開講した1年生向けの授業です.
授業準備がギリギリになって,月曜2限の授業なので,毎週土日に慌てて仕上げる感じでした.
いわゆる「ゲーム研究」と「ゲームデザイン」を組み合わせて導入的に1Q(7週)だけで実施するという授業で,「ゲーム研究」は吉田寛先生や小林信重先生の著書を参考書として,ゲームの分析やクリティカルシンキングを早期に実感し,「ゲームデザイン」はカイヨワやホイジンガの遊びに関する研究やMDAフレームワークなどから作成した独自のワークシートから段階的に企画を考えてA4用紙一枚程度にまとめる「ペラコン」をやる感じの授業です.
1年生の月曜2限ということで,大学に入学してすぐの学生なので,とにかく「ユーザー」から「開発者」,「研究者」,「ビジネスパーソン」の視点に切り替えられるようにしたいのと,「答えが一つではない問い」に臨む姿勢や「クリティカルシンキング」を早いうちに身近な題材で体験してもらい,メディア学部生としての土台を作るような授業にしようと設計しました.もともと最初のオリエンテーションが重要と考えていたので機会があればやりたかったので,忙しいのにわざわざ負担を増やしてでも実施したかった授業でした.

ふたを開けたら昨年度は260人が履修(今年は282人)していて,選択授業なのにメディア学部1年生の90~95%が受講する授業になりました.毎回小グループでやってきた課題のディスカッションなどもするのですが,議論に参加できない学生を出さない工夫が必要でした.もともと1年生なのでまだ知り合いが少ないので,近くにいる人と知り合いたい意欲も手伝って,意外とグループが出来るのと,この段階なら一人でいる学生にも「こっちおいで」と呼んであげると意外と素直にグループに交じって話が始まります.
また,全員議論ができるように,あらかじめ提出させた答えがひとつではない課題(ある意味何を提出しても間違いではない)を報告し合って議論させると,心理的安全性が比較的確保出来て議論できるかなとか考えて設計しました.
「ペラコン」は授業の最終回に提出のあった全258作品すべてを匿名で公表&講評しました.もともと本家CEDECのペラコンは「15秒で企画の良さが審査できるようなシートを!」と募集していますし審査員の皆様にもそのように審査をお願いしている手前,私も15秒(とは言いませんが)で企画の良いところとどこ頑張るともっとよくなるかを,矢継ぎ早にコメントする回をやりました.最終課題のフィードバックをインタラクティブに260人分やるのはさすがに聞いたことがありませんが何とかへとへとになりながら乗り越えました.
(実は最終週の時点ではすでに授業アンケートは提出済なんで,評価には影響しないのですが・・・)


これをきっかけに,ゲームに限らず多くのものに,学生が興味を持って自発的に大学の学びを実践してくれればありがたいです.

2025年7月 6日 (日)

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