イベント

立体音響コンサートでの作品上演

2026年5月 4日 (月) 投稿者: メディアコンテンツコース

こんにちは。メディア学部の伊藤彰教です。

去る2/22,23、国立音楽大学にて『インターカレッジソニックアーツフェスティバル』が開催されました。テクノロジーを駆使した近未来的なディジタル・ミュージックやサウンドアートの学生作品が一堂に介するコンサート&展示作品展です。大学は実験や調査をする研究だけではなく、芸術大学を中心に創作を行う大学も多々あります。メディア学部でも作品制作を中心に行う学生がおりまして、そうしたサウンド・クリエイション系の学生さんにとっては、論文発表ではない貴重な機会であり「学会発表」のような位置付けです。

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学生作品というと「なにかそんなにすごいの?プロじゃないしイマイチそう…」と思われがちですが、日本全国の音楽大学、芸術系大学からも若き才能が集まり、中には「もうプロなのでは?」という活動を展開している人もいて、大学教員としても毎年刺激になるイベントです。

そんな中で今年は、少なくとも運営に携わった大学の先生方の調べによれは<プロの藝術音楽の事例も含めて日本初>となる試みが行われました。それが「アクースモニウム」という上演方法と「Dolby Atmosによる立体音響上演」を、ひとつのコンサート音響システムで並行して実現するというものです。国立音楽大学の大スタジオ(ほぼコンサートホール!)で稼働する20台以上のスピーカーシステム、東京電機大学が所有するアクースモニウム・ミキサーに加え、東京工科大学メディア学部からDolby AtmosとDanteシステムを持ち込み、3大学協力のもとでこれまでにない上演システムを構築することができました。

このシステムが実現できたことにより、初めてDolby Atmos形式による作品データの募集を行うことができました。音楽大学を中心に日本全国から5作品が集まる中、メディア学部伊藤彰教研究室からも3名の学生さんが出品し、上演後も他大学の先生方から「上からのスピーカーの使い方が上手。普段から立体音響の環境で長時間創作活動をしているのがよく分かる。」とお褒めのことばを多数いただきました。

<メディア学部からの学生作品>

  • 藤村勇里《Studies No.1 for Aleatoric Coded Voxels》
  • 岩堀風太《Myodesopsia Interstice》
  • 榛澤浩毅《Drum'n'Bass Beyond the Floor》

立体音響の作品制作・録音技術といえば東京藝術大学の音楽環境創造科名古屋芸術大学音楽学部のサウンドメディアコンポジションコースなどが国内トップランナーですが、ありがたいことにこのコンサートの会期中に「いま立体音響に取り組み始めているところだが、どこから手をつけていいか悩ましい…」という複数の音楽・藝術系大学の先生方から「ぜひアドバイスにのってほしい」と相談が寄せられ、いくつかの大学とは共同研究などに向けての相談も始まりつつあります。こうした評価を得られたのも、学生さんが日々楽しく研究と創作活動に勤しみ、たゆまぬ努力をして、素晴らしい作品に結実させてくれたからこそ…ということで、教員としても非常に誇らしく、ありがたく思います。

「立体音響って興味あるけど、どうしたらいいんだろう…」という高校生のみなさん、専門学校や高専から大学編入を考えておられるみなさんには、ぜひ東京工科大学メディア学部を進学先のひとつとして考えてみてください。学部でのさまざまな演習を受けるだけでなく、大学らしい研究につなげ、その成果を、エンジニアとしてはAES日本学生支部、クリエイターとしては今回のインターカレッジソニックアーツフェスティバルなどに出品することを通じて、多くの同世代の仲間や、頼もしい先輩方と出会えるよう、メディア学部伊藤彰教研究室では整え続けていく予定です。教員であるわたくしも、たくさんの大学の先生方と協力しながら、あたらしい音響表現の実現に挑戦し続けようと思います。

2026年5月 4日 (月)

プロジェクト演習作品展示会「何つくっ展」

2026年4月22日 (水) 投稿者: メディア技術コース

すこし時間が経ってしまいましたが、3月10日から12日にわたって、パルテノン多摩の市民ギャラリーを借りてプロジェクト演習「インスタレーション制作」の展示会を開催したしました。この展示会は、演習を受講している学生たちが、計画や広報も含めて開催したものです。演習はデジタル機能を利用してインタラクティブに反応するアート的な作品を制作する内容ですが、それらを外部に発表することもこの演習の課題の一つです。

 

あまり人通りが多くない場所ではありましたが、100名近くのお客さんが来場してくれました。作品はどれもその場で実際に体験できるものとなっており、学生自身の解説を聞きながら楽しんでもらえたようです。

 

単に制作のための電子工作技術を学ぶのではなく、他の人に見てもらうことを目的にアイデアを形にし、実際に展示するという経験はモノ作りの意識を変えることになったと期待しています。今後もこの演習では発表を意識した作品制作の体験を目指し、今年度も展示会の実施を継続したいと考えています。

 

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   会場の入口

 

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   作品展示の様子

 

太田

2026年4月22日 (水)

AnimeJapan2026出展

2026年4月13日 (月) 投稿者: メディアコンテンツコース

みなさん、こんにちは。メディア学部の兼松です。

メディア学部では今日から新学期の授業開始ですが、3月から先週までにかけて、新入生向け・在学生向けの様々なイベントがありましたので、今回はそれらの中からいくつか紹介します。

まずはAnimeJapan2026です。
3月28日〜3月29日に東京ビッグサイトで開催されました。
今年もメディア学部は、日本工学院専門学校と一緒に出展し、多くの方々に学生作品や私たちの研究室での活動・紹介をご覧いただきました。
お越しいただいたみなさん、ありがとうございました。

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出展内容としては・・・
コンテンツ系研究室の研究・活動紹介:三上・栗原研、川島研(研究室紹介&授業紹介)、兼松研(研究室紹介&授業紹介)
アニメ・CG制作に関するプロジェクト演習で制作した学生作品紹介
キッズアニメーションに関するプロジェクト演習で制作したの学生作品紹介・体験
の3つです。

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特にキッズアニメーションの展示では、実際に体験できるゲームなどのコンテンツも展示されており、多くのお子さんにも体験していただきました。

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来年のアニメジャパンは初の大阪開催ということで、まだどういった形になるかは検討中ですが、今後もこういったイベントでの発信を続けていきたいと思っています。

(文責:兼松祥央)

2026年4月13日 (月)

AAS2026参加報告②

2026年4月 8日 (水) 投稿者: メディア社会コース

皆さま、こんにちは。

前回の記事の続きになります。

前回は、Association for Asia Studiesというアジア研究の国際大会がバンクーバーで開催されたことをご報告しました。

アジア研究の世界最大規模の学術会議で、数十のパネルが同時進行していますが、個人的に興味深かったパネルについてご紹介したいと思います。

1.「ケア」の語りとスマートシティ——東南アジアの事例から

スマートシティはしばしば「市民のためのケア」を謳いますが、このパネルではその言説が実際には監視・排除・権力維持に機能していることを批判的に検討しました。東南アジアの事例を通じて、データ駆動型の都市ガバナンスが「誰の声を可視化し、誰を見えなくするのか」を問う鋭い議論でした。テクノロジーが社会的公正と衝突するとき何が起きるのか——理工系の学生にとっても考えさせられる内容です。

2.中国・シノフォンのゲームスタディーズ——伝統文化はゲームでどう語り直されるか

中国本土・台湾のビデオゲームが伝統文化をいかに再解釈・再構成しているかを多角的に論じたパネルです。道教的宇宙観を組み込んだゲームシステム、五行思想のゲームデザインへの応用、台湾ゲームが中国の歴史的シンボルを逆手に取るアイロニーの政治など、ゲームを通じた文化的アイデンティティ形成の議論は非常に刺激的でした。

3. K-POPファンダムーープラットフォームの資本主義、国家のソフトパワー戦略、ローカルな文化受容

これまでファンは、企業が作ったコンテンツを消費するだけの受け身な存在だと見なされてきました。しかし、このパネルが示したのは、その正反対の像だ。

ファン活動で得たデザイン・翻訳・映像編集などのスキルを武器にプロのクリエイターへ転身する人々。二次創作を通じて公式の歴史とは異なる「自分たちの記憶」をアーカイブ化する試み。そして「盲目的なファン」という女性蔑視や人種的偏見に対して知的な活動を通じて異を唱える動きなど。——ファンはすでに、文化を受け取る側ではなく、能動的に作り出す側にいることが議論されました。

さらに、ペンライトを振る、SNSで拡散する、組織的に動員するといったアイドルの応援で培われたこれらの手法が、今や国境を越えて社会運動のツールとして転用されている。台湾の「青鳥行動」やフランスの若者による政治家の選挙応援など、個人の「好き」という情熱が公共の場での政治参加へとつながっていくことがデータとともに明らかにされました。「推し活」と民主主義が交差するこの現象は、従来の政治学の枠組みでは捉えきれない、新しい市民社会の姿を映しています。

4. 「新しい」技術の古い起源——日本におけるロボット・生体認証・ケアの歴史

最先端に見えるAIやロボットも、歴史的文脈なしには語れない——このパネルはそのことを鮮烈に示していました。戦前の植民地における指紋識別制度、戦後ロボット開発の系譜、介護ロボットの「生産性」化、そしてアバターロボットが労働から排除された人々を「労働力」に変換しようとする試みまで。テクノロジーは政治・経済・植民地主義の歴史と切り離せないという視座は、理工系の学生にとっても重要な問いかけです。

おわりにーー自分自身の発表について

今回のAAS 2026では、私自身も発表の機会をいただきました。日本に移住した外国籍女性アーティストへのフィールドワークをもとに、彼女たちがビザ制度(フリーランスの在留資格問題)・ジェンダー(家庭との両立の問題)・アート市場(作品の評価と値付けの問題)という三重の不安定さをどう生き抜いているかを論じました。地道なフィールドワークが国際的な場で問いとして成立したことを、素直に有難く思っています。アートと移民、文化政策と多文化共生——この研究が、そうした課題を考えるための第一歩になれば幸いです。

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(社会コース 助教:陳海茵)

2026年4月 8日 (水)

AAS2026への参加報告①

2026年4月 6日 (月) 投稿者: メディア社会コース

皆さま、こんにちは。

メディア社会コース助教の陳海茵です。

2026年3月12日~15日にカナダ・バンクーバーにてAssociation for Asia Studiesの第85回年次大会が開催され、研究発表を行ってきました。

せっかくの機会ですので、AASについて紹介したいと思います。

1.AASとは——世界最大のアジア研究の集い

AAS(Association for Asian Studies)は、1941年にアメリカで設立された専門団体です。世界約6,500名の会員を擁し、歴史・文学・宗教から政治・経済・テクノロジーまで、30以上の学問ジャンルにまたがるアジア専門の世界最大の学術団体です。

その最大のイベントが年次大会(Annual Conference)です。世界中から3,000名を超える研究者・院生・教育者・政策関係者が一堂に会し、数百ものパネルが同時並行で開催されます。

自分の研究を世に問う場であるとともに、まだ論文になっていない「進行中の考え」を持ち寄って批判的に検討し合う場でもあります。

世界のアジア研究がいまどこに向かっているのか、最新の研究動向を掴める場所です。

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2.「アジア研究」とは

そもそも、アジア・スタディーズ(Asian Studies)とは何だろう?

それは、単体の「学部」や「学科」というより、アジアの歴史学・社会学・文化人類学・言語学・経済学・政治学などが交差する、学際的な研究フィールドと言うことができます。「アジア」を知ることは、現代世界を知ることでもあります。東アジア・東南アジア・南アジアには世界人口の約60%が暮らし、グローバル経済・テクノロジー・地政学の中心に位置しています。

理工系の方からすると、「アジア研究は文系のもの」に思えるかもしれません。

しかし、実際は、AIと社会、スマートシティ、テクノロジーの歴史、ゲームと文化といったテーマも積極的に扱います。

テクノロジーが社会にどう根付き、誰に使われ、誰を排除するのか——技術革新の「その先」を問う研究とも言えます。

3.会場・バンクーバーという都市

今年の開催都市であるバンクーバーは、カナダ西海岸ブリティッシュコロンビア州に位置する国際都市です。背後に雪を頂くノースショアの山々、眼前には太平洋という、雄大な自然環境の中に、人口約250万人の大都市圏が広がっています。

カナダ有数の多文化都市であり、特に中国系・日系・韓国系を中心としたアジア系コミュニティが大きく、街のいたるところにアジアの食・文化・言語が根付いています。UBC(ブリティッシュコロンビア大学)をはじめ世界水準の大学も多く、アジア研究の文脈でも重要な拠点です。アジアに向かって開かれた窓口のような都市で、今年のAASが開催されたことは、とても象徴的でした。

会議はバンクーバー・コンベンションセンター、フェアモント・ウォーターフロント、パン・パシフィック・ホテルの3会場を中心に、3月12日から15日の4日間にわたって開催されました。

次回の記事では、今年の年次大会で私が特に印象に残ったパネルや発表について独断と偏見で皆さんにシェアしてみようと思います。

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2026年4月 6日 (月)

学生主体のメディアコンテンツ展示会を開催します

2026年3月 9日 (月) 投稿者: メディア技術コース

技術コースの羽田です。

 

2月18日のBLOGでもお知らせしましたが、いよいよ3月10日から12日までの3日間、パルテノン多摩(多摩センター駅から徒歩10分)にて、学生が主体となって制作・運営するメディアコンテンツ展示会を開催します。
本展示会では、プロジェクト演習の一環として学生たちが制作した作品を展示します。会場では、実際に触れたり、体験したりできるメディアコンテンツ作品をご覧いただけます。

学生たちは、一年をかけて企画から制作、そして展示に至るまで全てにおいて主体的に取り組んできました。

それぞれの作品には、学生ならではの発想や工夫が込められており、鑑賞するだけでなく、実際に体験することでその魅力を感じていただける内容となっています。

メディアアートやインタラクティブコンテンツに興味のある方はもちろん、どなたでも楽しめる展示です。ぜひ会場に足をお運びください。

展示会の詳細は以下のWebサイトをご覧ください。

 

みなさまのご来場を心よりお待ちしております。

2026年3月 9日 (月)

メディア学部プロジェクト演習(インスタレーション制作)の学外展示会のご案内

2026年2月18日 (水) 投稿者: メディア技術コース

3月の10日から12日にかけて、パルテノン多摩の市民ギャラリーにて、メディア学部プロジェクト演習「デジタルコンテンツ表現(インスタレーション)」にて学生が作成した作品の展示会を実施いたします。今回の展示会では、この1年間をかけて演習授業内にて学生が取り組んだ、インタラクティブなエンターテイメント作品を展示いたします。また演習では作品の制作だけでなく、今回の展示会に関して、会場の選定から展示方法のデザイン、広報用のサイトやSNSでの発信についても学生自身で計画準備いたしました。

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展示会についての案内やSNSへのリンクが下記のURLからアクセスできます。ぜひ、足を運んでいただければ幸いです。

何つくっ展、プロジェクト演習作品展示

 

学園祭にて展示した作品の一部

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太田

 

 

2026年2月18日 (水)

サウンド×ヒューマン研究室・2025年度卒業研究発表会

2026年2月16日 (月) 投稿者: メディア技術コース

メディア学部の大淵です。

1月29日(木)に、「サウンド×ヒューマン研究室」の卒業研究発表会を行いました。今年も「ミュージック・アナリシス&クリエイション(伊藤(謙))研究室」と合同のポスターセッション形式です。ここ3年ほどは5~6件の発表件数だったのですが、今年は少し増えて8件の発表でした。発表題目は以下の通りです。

  1. 配信ライブの臨場感向上に関する実証的研究
  2. トロンボーン初心者のための練習支援システム
  3. ドラム音の自動識別の研究
  4. ライブ録音とスタジオ録音の比較分析と自動判別
  5. 映像制作における足音の音響分析
  6. 自然なループ音源の自動生成手法
  7. ダンスゲームの譜面データからの難易度自動推定
  8. 音韻性を除去した声の抑揚情報が伝える情報に関する研究 (中間発表)

今年は音楽のテーマの割合が高かったのですが、同じ音楽のテーマでも、人によって切り口は様々で、大変興味深い研究発表会になったのではないかと思います。例年「自分が発表すると他の人の発表を聞けないのが残念」という声が多かったのですが、今年は前半と後半の2部制にしたので、発表者の皆さんもより楽しめたのではないかと思います。

先週には卒業論文の最終版も提出し、あとは卒業式を待つだけです。皆さんご苦労さまでした!

2026年2月16日 (月)

WISS2025 参加

2026年1月28日 (水) 投稿者: メディア技術コース

メディア学部の加藤です。

昨年、12月12月3〜5日に北海道・定山渓ビューホテルで開催されたWISS2025に参加してきました。
インタラクションは、Human-Computer Interaction(HCI)分野の国内学会のひとつで、毎年 12月に開催されています。

査読付きの口頭発表のほか、ポスター・インタラクティブ(デモ)セッションなどがあり、多くの研究者・学生が発表を行っています。
今年は、学生の共著で 2件の発表を行いました。

1件目は、研究生の郭 安邦さんの発表で、オカリナの演奏支援システムに関する発表を行いました。
金彩技法によって陶磁器のオカリナ表面に電気回路を形成し、タッチセンサとして機能させることで指孔の押下を検出します。
これによって、PC上に実装したシステムによって、運指の正誤をフィードバックすることで、オカリナの演奏の学習支援を実現しました。
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郭 安邦, 太田 高志, 加藤 邦拓金彩回路を用いたオカリナ演奏支援システム. 第33回インタラクティブシステムとソフトウェアに関するワークショップ(WISS 2025)論文集, 2-C23, pp.1–2, (2025). [PDF] [Video]

2件目は、学部 4年生の尾崎 夢弥さんの発表です。
通常のプッシュソレノイドと、双安定ソレノイドを組み合わせることで、通常入力 / キーの自動押下 / キーの固定の 3状態を制御できる PCキーボードを開発しました。
開発したキーボードによって、ユーザのPC作業時の入力をサポートする様々な機能を実現することができます。
こちらの発表は、プログラム委員の投票による WISS2025 対話発表賞を受賞しました。
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尾崎 夢弥, 加藤 邦拓, 太田 高志. 双安定ソレノイドを用いたキーの状態制御が可能なキーボード. 第33回インタラクティブシステムとソフトウェアに関するワークショップ(WISS 2025)論文集, 3-B07, pp.1–2, (2025). 【対話発表賞 (プログラム委員投票)】[PDF] [Video]

それぞれの研究の詳細については、上記リンクから、論文や動画を御覧ください。

2026年1月28日 (水)

メタバース発表会

2026年1月26日 (月) 投稿者: メディア技術コース

メディア学部技術コースの盛川です。

本年度はじめの4月に、大阪・関西万博の海外パビリオンを見学し、その内容を報告・発表するイベントが企画されました。参加を希望する学生を全学から募集し、応募した学生には万博の入場チケットが配布されました。そして、その成果発表会が先月12月10日に開催されました。

当初は教室での対面開催を予定していましたが、大学での新しいICT活用の取り組みとして、今回はメタバース空間で実施することになりました。会場として利用したのは、VRサービスを提供している株式会社HIKKYの「VketCloud」というメタバース共有サービスです。

イベントに先立ち、本学専用のメタバース空間「こうかとんスクエア」が用意され、講義形式で発表ができるバーチャル会場が作られました。

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発表会当日は、学生たちが作成したスライドをメタバース空間内で共有しながら、それぞれがアバターとなって発表を行いました。アバターの姿で発表したり、アバター同士で聴講したりする体験はまだあまり馴染みがなく、少し戸惑う場面もありましたが、普段とは違う新鮮な発表会になったと感じています。

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一方で、実際にやってみたからこそ見えてきた課題もありました。資料をどのように見ればよいか分かりにくいことや、声がどこまで届いているのか把握しづらいこと、誰が話しているのか見つけにくいことなど、対面やオンライン会議とは異なる難しさもありました。こうした点は、メタバースならではのコミュニケーションの工夫が必要だと実感しました。

メタバースやVRサービスの教育利用については、現在さまざまな場面で活用方法が検討されています。今回のような取り組みを継続していくことで、運営のノウハウが蓄積され、より使いやすい環境づくりにつながっていくと考えています。実際に、私の研究室でも本年度の卒業研究として、このイベントの体験をアンケート調査から分析しました。

新しいメディアは、知識として学ぶだけでなく、実際に使ってみて体験することがとても大切です。そうした経験を重ねながら考えていくことが、これからのメディアのより良い活用や広がりにつながっていくのではないかと思います。

 

2026年1月26日 (月)

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