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プロジェクト演習「アドバンストCGアニメーション制作」2023年度後期 学生作品の紹介

2024年6月14日 (金) 投稿者: メディアコンテンツコース

皆さんこんにちは。メディア学部 特任講師の川島です。
今回は、私の担当する演習授業のうち、「アドバンストCGアニメーション制作」の学生作品を紹介します。
今週はこれまで、「インタラクティブ・ゲーム制作 グラフィックスコース シネマティクスチーム」「インタラクティブ・ゲーム制作 グラフィックスコース Unreal Engineチーム」の学生作品を紹介してきました。これらはゲーム業界におけるビジュアルアーティストやテクニカルアーティストになるための知識とスキルを学習するためのコースですが、今回紹介する「アドバンストCGアニメーション制作」は、テレビ番組や劇場映画のCGアニメーション制作に携わるためのスキルを学ぶコースです。1年次前期には初級クラスである「オリジナルCGアニメーション制作」で基礎を学んだうえで、さらに高度な技術を学びながら、よりレベルの高いアニメーション作品制作をチームで行います。CGを扱うという意味では共通するところもありますが、ゲームビジュアルとアニメーションではその先の応用技術が全く違いますので、両者は異なるコースとしてそれぞれ開講しています。
それでは、作品をどうぞ!


■ アーティファクト / アーキメイジエンターテインメント
凶悪な魔物がはびこる現代、主人公のアキは買い物帰りの地下駐車場にて銃を乱射する魔物に遭遇する。アーティファクトと呼ばれる不思議な道具や武器を使って立ち向かっていく現代風アクションファンタジー。主人公がなんとか敵に近づこうと苦戦し逃げ惑いながらも奮闘するアクションシーンに注目して見て欲しいです。

■ Daily Life / かぼちゃ
この作品は、家庭用ロボットが普及した時代に、
両親から誕生日プレゼントでもらった家庭用ロボットH3と共に、山奥で暮らしている、少女ヒナナが、共に昼食の準備をするという物語です。少しでも穏やかな、心温まる時間を提供したいという思いから、この作品を制作しました。2人の仲睦まじい姿を優しく見守っていただけたら嬉しいです。

■ おまえのせいだ!! / K+α
気ままに旅をしている人外(サミュエル)と人間(ロシュ)の2人。ある日、2人は日銭稼ぎのためドラゴンの卵を採取するクエストを受けた。卵を無事に採取し、帰路についた2人だが、ふとしたことから卵の押し付け合いがはじまる。
魔法が当たり前にある世界観とテンポの良い掛け合いをお楽しみください。

■ フライドシップ / BlueWater
おなかをすかせた海賊たちが船の上で釣りをしていると、船員の一人が釣り竿に引き込まれて海に落ちてしまう。ロープで引き揚げてもらい助かったと思いきや近くに謎の影が…!?突如衝撃音が鳴り響き海からクラーケンが現れる!
海賊たちはクラーケンを倒そうと立ち向かうも全く歯が立たずクラーケンにめちゃくちゃにされてしまう。このままやられてしまうのか?!
海賊たちのドタバタコメディをお楽しみください。

2024年6月14日 (金)

プロジェクト演習「インタラクティブ・ゲーム制作 グラフィックスコース Unreal Engineチーム」2023年度後期 学生作品の紹介

2024年6月12日 (水) 投稿者: メディアコンテンツコース

皆さんこんにちは。メディア学部 特任講師の川島です。
この記事では、私の担当する演習授業のうち、「インタラクティブ・ゲーム制作 グラフィックスコース Unreal Engineチーム」の学生作品を紹介します。
この授業は、先日ご紹介した「インタラクティブ・ゲーム制作 グラフィックスコース シネマティクスチーム」で基礎を学んだ学生が次にチャレンジする、中級者向けの演習授業です。本演習では、PlayStation™やNintendo Switch™の大型ゲームタイトル開発でも活用されているプロフェッショナル向けツールであるUnreal Engineを使った高度なゲームビジュアル表現技術について学ぶことができます。後期は、ゲームビジュアル表現について学び始めて3期目の2年生と、5期目で最後のチーム制作を行う3年生がそれぞれのクラスで学んだことを活かしてグループワークに取り組みました。今回はブログ記事ということで動画を掲載していますが、すべての作品はゲームとして実際にプレイすることができます!
それでは、作品をどうぞ!
■ Blessing of Death / かぼちゃホイホイ
魔法が存在する枯れ果てた世界。あらゆる資源が枯渇し、人類は間もなく絶滅の時を迎えようとしている。生物が延命するために残された手段は他の生命体からエネルギーを抽出し、自らの糧にすることだけ。弱者は淘汰され続け、強者のみが命を繋ぎとめる。次第に惑星上の生物は次々とその数を減らし、終末までの刻限は迫りつつあった。

■ Яook / ぷるぷるミルフィーユ
ーー宝石に蝕まれたスチームパンクの世界。整備士の少女は、機械の暴走を止めるため塔の街へ。高い塔を中心に栄えた鉱山の都市は、過剰な宝石エネルギーで暴走した機械に溢れ廃墟と化していた。自前の二丁拳銃で、機械蜥蜴を蝕む宝石を撃ち砕いていく主人公。すると、突然 街のシンボルである塔が動き出し、主人公を目掛けて攻撃を始めた。二丁拳銃で機械蜥蜴を倒しエネルギーを溜め、バズーカで塔を倒せ!

■ Droid's Without Fairness / おいしいたけ
SFというジャンルは人々を架空の世界へと魅了させたジャンルの一つです。我々は魅了されたチームです。この作品はアゴンという主人公が単独で乗り込んで敵を一掃するのですが、その道中いろいろなSFシーンに出会うでしょう。そのようなワクワク感を楽しんでくれたら幸いです。

■ Fleek Beat / Plenty
舞台はネオンがきらめいている夜の街。そこではビーツと呼ばれる、音楽が持つ人の感情を揺さぶる力を強化させる機械が流通している。人々はビーツを使用して日々元気に楽しく生活している。街では日夜ライブが開催されていたが、突然何者かに乗っ取られてしまう。今まで楽しい音楽が鳴り、人々も心躍らせながら生活していたが、突如鳴り響いた悲しみ・絶望の音楽に心を飲み込まれてしまう。異変を素早く察知し、主人公は事態を収拾するためにステージへと向かう。

■ 風とフィオの螺旋 / アーク
水都の王からの伝令により「瓦礫王ドミニアーム」と「ゴミィ」が街に出現し、町を汚染していることを知った主人公「風使いのフィオ」。苦しめられている人々を救うためフィオは水都ゼノヴィアに降り立つ。風でモノを吸い込む聖風武装「ウィンドキャッチャー」を駆使してギミックや瓦礫、さらにはゴミィ達を攻略し、瓦礫王ドミニアームを打倒するファンタジー3DアクションアドベンチャーRPG

2024年6月12日 (水)

プロジェクト演習「インタラクティブ・ゲーム制作 グラフィックスコース シネマティクスチーム」2023年度後期 学生作品の紹介

2024年6月10日 (月) 投稿者: メディアコンテンツコース

皆さんこんにちは。メディア学部 特任講師の川島です。
この記事では、私の担当する演習授業のうち、「インタラクティブ・ゲーム制作 グラフィックスコース シネマティクスチーム」の学生作品を紹介します。
 メディア学部のプロジェクト演習では、ゲームクリエイターを目指す学生が実践的に学ぶことができる「インタラクティブ・ゲーム制作プロジェクト」として複数のコースを開講しています。本科目では、「グラフィクスコース」という名称どおり、ゲーム業界におけるビジュアルアーティストやテクニカルアーティストになるための知識とスキルを学習することができます。クリエイター職は新卒でも即戦力を求められる場合が多いため、在学生は4年間かけて初歩から応用までをしっかり学びます。このプロジェクト演習では、ほとんどの学生は1年生の後期から約3年間をかけ、グループワークによる作品制作を通じてゲームのグラフィクスを実際に制作するテクニックを磨いています。今回紹介するのは、そのうちの「シネマティクスチーム」という初級者の皆さんが1学期間かけて作ったショートアニメーションです。まだ未熟な部分もありますが、これを繰り返していくことで見違えるようにレベルアップしていきますので、今後が楽しみです!
それでは、作品をどうぞ!
■ ハイシン / Project:試練
 配信という現代的な要素と廊下という日常にある風景から非日常に急に突き落とされる恐怖を堪能していただければ幸いです。

■ 空想獣の召喚者 / 空想現像所
 今回制作した【空想獣の召喚者】では、孤独な状況にある主人公が、初めて召喚した子と仲間になる場面を作りました。注目してもらいたい点は、光の調整による状況描写や、主人公と召喚獣にお揃いのブローチがついていることです。皆さまには、仲間が出来た時の温かみを感じたり思い出したりして欲しいです!

死合 / 大和魂
ある権力者の悪事を知り、その下から去った浪人。それを逃すまいと権力者は刺客として忍者を差し向ける。闇討ち、騙し討ちを厭わない相手に浪人は勝てるのだろうか...
この作品は、我々が一学期を通して学んできたことを用いた、和風アクションアニメーションです。最も注目していただきたい部分は、正統派の剣士である浪人と、暗殺を得意とする忍者の搦め手というバトルアクションシーンです。

君の祈りの雨 / NieR Graphics
 世界を蝕む雨によって沈んだ都市、悲しみに沈んだ時雨、それを食い止めんとする日葵の二人の想いが、激しくぶつかる。
 海に沈んだ廃墟都市を舞台にした、異なる思想を胸に対峙した二人による戦闘シーンをイメージして制作しました。良くできたと思う部分は、海に沈んだ廃墟群と、日葵の剣で煙を切り払う部分です。カット数がそれなりに多かったにも関わらず、チームのみんなにはとても頑張ってもらったと思います。

命の樹 ユグドラシル / ユグドラシル
テーマ「強い想いと輪廻の再会」
10年前、エルフの少女は大切な人を亡くしてしまった。
長い時を生きながらも、初めて直面する別れ。
悲壮にくれた彼女は、もう一度彼の人会うために、命が輪廻する場所として世界に語り継がれてきた一つの伝説を目指して旅をする。

2024年6月10日 (月)

専門演習「CGアニメーション」2023年度前期作品の紹介

2023年11月17日 (金) 投稿者: メディアコンテンツコース

皆さんこんにちは。メディア学部 特任講師の川島です。
今回は、私の担当する専門演習「CGアニメーション」の取り組みについて紹介します。
この授業では、アニメーションのキー技術であるモーションキャプチャ技術を学び、それをフル活用した作品制作を行います。東京工科大学はプロレベルの大規模なモーションキャプチャスタジオを運用している数少ない大学の1つで、この授業ではその施設を活用し、実際にここで制作してきた劇場映画やゲームコンテンツの制作ノウハウを学ぶことができます。
この授業ではCGモデルの美術的な完成度の追求には時間をかけず、プロのセオリーを学んだうえでアニメーションにひたすらこだわります。そのため、ぱっと見のヴィジュアルは少し荒削りに見えるかもしれませんが、キャラクタの動きや、ストーリーを伝える工夫が凝らされています。そういった点に注目してみてください。
では、作品をどうぞ!
■  MALICIOUS / エクサー
あらすじ:悪意を学習したAIロボットが研究施設の機密情報を入手しようとしているところを警備AIロボットが発見。機密情報の入手を阻止するべく、警備AIロボットは敵AIロボットに対して発砲を開始する。    
作品名は「MALICIOUS」。近未来が舞台のバトルアクション作品である。
人間では不可能なロボットならではの戦闘アクションに注目してほしい。また、「近未来的な世界観」、「ロボット同士の抗争」といった日常では体験できない状況を感じつつ、1対1の緊迫感のある戦いを味わってほしい。
■ 御譚護(おだんご) / 団喜
お団子を用意して、縁側で休憩していた式神の「蓬(よもぎ)」。そこへ、お団子を盗みに来た別の式神「栗(くり)」が…
「蓬」はお団子を守るために術を使って攻撃を仕掛け、「栗」も反撃するため近くにあったお団子の串を手にし、斬りかかった…お団子を巡った2体の式神の争いが行われる。
式神がお団子を守るというかわいい物語と剣戟のギャップ、そして剣戟シーンがある中でも流血などの過激な演出が無い作品にしました。
■ 怪盗Sの犯行 / ステップ
私たちの制作した作品「怪盗Sの犯行」は、一枚の予告状と共に怪盗が美術館へと忍び込み、警備を乗り越えて目的のお宝を盗みに行くCGアニメーションとなっています。「お宝を盗みに行く怪盗」をコンセプトに、モーションキャプチャを利用してスタイリッシュなアクションを表現することを目標に制作しました。厳重な警備を時に隠れ、時に躱して目的のお宝へと向かっていく怪盗の姿をお楽しみください。
■ りんごの誘惑 / つぼさざえ
タイトルはりんごの誘惑です。これは、自分が考えました。由来は、りんごの果実の花言葉が、誘惑なので、そこからとりました。この作品は、主人公のニックが、おなかをすかしていて何か食べ物を探していると偶然リンゴを見つけて、リンゴまでの困難を乗り越えてリンゴを食べることができるのかというあらすじです。
おすすめポイントはスクワッシュ&ストレッチやアンティシぺーションなどの技法を使った動き、音や動きからなるニックの可愛らしさ、大きなリンゴやキノコのファンタジーな世界観です。
文責:東京工科大学 メディア学部 川島基展

2023年11月17日 (金)

プロジェクト演習「インタラクティブ・ゲーム制作 グラフィックスコース Unreal Engineチーム」2023年度前期 学生作品の紹介

2023年11月15日 (水) 投稿者: メディアコンテンツコース

皆さんこんにちは。メディア学部 特任講師の川島です。
今回は、私の担当する演習授業のうち、「インタラクティブ・ゲーム制作 グラフィックスコース UnrealEngineチーム」の学生作品を紹介します。
この授業は、ゲームクリエイターを目指す学生が実践的に学ぶことができる「インタラクティブ・ゲーム制作プロジェクト」のコースの1つです。初級者向け授業「シネマティクスチーム」を経て、プロのヴィジュアルアーティストやテクニカルアーティストを目指すための知識と技術を学びます。科目の中では学年毎に個別の授業を実施しており、履修生は段階的に高度な技術を学ぶことができます。
本演習では、さまざまなAAAゲームタイトルの制作に使われているEpic Games社のUnreal Engineを使い、メディア学部生の技術と表現センスを活かしたゲームヴィジュアルを制作します。今回は動画として作品を紹介しますが、これらは実際にプレイアブルなゲームとして制作しています。
それでは、作品をどうぞ!
■ Disaster of Knowledge / こまごめぴぺっと
タイトルは“Disaster of Knowledge” で知能の災害という意味が込められています。最近AIをはじめとする技術の発展が目まぐるしい速さで進んでいます。しかしそんな技術も一歩間違ってしまえば大変なことになるかもしれません。このゲームが少しでも考えるきっかけになってくれると嬉しいです。この作品でこだわった部分はドローンや主人公などのモデリング、よりリアルになるように工夫したテクスチャ、さまざまなギミックを起こすためのBPです。
■ Koinot / カルシウム
人間が行くには危険な場所である、未探索の場所の調査に使われるロボット。今回は、人間の文明が残っていることが確認された謎の惑星へ降り立った。そこには、見たことのない生物や謎の遺跡、そして広大な森が星全体に広がっていた。
今回作ったゲームは、3D横スクロールプラットフォーマーゲームです。プレイヤー、はロボットを遠隔操作し、道中にある危険な生物やトラップに気を付けながらゴールを目指します。
■ Lost Encounters / しゅんとう
博士と円満な日々を送っていた家庭用ロボット「ターラ」。ある日、巨大な地震が地面を揺らす。強い衝撃を受けたターラはスリープ状態になり、長い年月をかけて目を覚ました。しかしそこには変わり果てた景色が広がっていた。
この作品では長い年月をかけて荒廃した世界をイメージして作りました。鉄が錆びた表現や、瓦礫、緑が侵食している様子などにこだわりました。
■ Blumella / 喫茶フレ―フェ
煌びやかな美しいお城、静かな夜の城下町。
魔法が解けてしまう前に、0時の鐘が鳴る前に。
王国の舞踏会に参加したシンデレラは、夢のような時間を楽しんでいました。しかし楽しい時間はあっという間。シンデレラが気づいたときには、すでに魔法が解けてしまう0時が迫っていました。シンデレラは大急ぎで家を目指し、走り出します。果たしてシンデレラは、魔法が解けてしまう前に、カボチャの馬車に乗り込むことができるのでしょうか。
絵本の中のような情景と、誰もが夢見る物語を、屋根の上や塔を登る、原作にはないアクロバットな動きで、魔法が解けてしまう前にカボチャの馬車へ駆けるシーンを、ゲームという媒体で追体験してほしいです。
■ 境ノ迷人 / ナギ
主人公の前に現れた精霊を追いかけるとそこには見知らぬ門があった。精霊を追いかけ門をくぐると見たこともない世界に転移してしまった。主人公はこの世界を探索しながら元の世界に戻る方法を探す。
渓谷の自然と建造物の交わった神秘的な雰囲気を目指して制作しました。崖つかまりやしゃがみ移動、ジップラインを駆使して、自然の地形をうまく潜り抜けながら探索できるようにしました。
■ Ground Zero:Carpediem / セレーノ・ソヴィアータ
あらすじ「ある日、かつての人造人間である”1号”は長い休眠期間を終え再起動した。しかし、研究所を出て見た景色は自分の記憶領域に保存されている記憶とはとてもかけ離れていた。この理由を知るために主人公は中央の制御柱を目指すのだった。」
今作は人類がいなくなった世界を題材としたゲームで廃墟と自然の調和を楽しむことが出来るゲームを目指して制作をしました。
■ EVOLVE / SPACE
作品タイトルは「EVOLVE」です。このゲームは、荒廃した世界を探索したいプレイヤーにターゲットに置いています。移住計画のため着陸した惑星が荒廃している、その原因をプレイ中に探しながら目的地に向かう作品になっています。視界を濁らせて砂埃を表現することで、よりリアルな世界観に近づけました。どの視点からも荒廃した世界に見えるように建物の傾き、配置を工夫しました。エネミーの不気味な雰囲気がポイントです。
文責:東京工科大学 メディア学部 川島基展

2023年11月15日 (水)

プロジェクト演習「オリジナルCG演習アニメーション制作」「アドバンストCGアニメーション制作」2023年度前期 学生作品の紹介

2023年11月13日 (月) 投稿者: メディアコンテンツコース

皆さんこんにちは。メディア学部 特任講師の川島です。
今回は、私の担当する演習授業のうち、「オリジナルCG演習アニメーション制作」「アドバンストCGアニメーション制作」の学生作品を紹介します。
プロジェクト演習は、メディア学部の特徴的な授業の1つです。さまざまな分野の専門スキルを1年次から3年次まで、実践的に学ぶことができます。プロのCGクリエイター、ゲームクリエイターを目指す学生は、講義等から得る知識はもちろんのこと、在学中にプロに近い制作スキルを身に着けておく必要があります。
初心者向けの「オリジナルCGアニメーション制作」は、まずプロのCG制作の手順とソフトウェアオペレーションの基礎を学習し、15秒未満のショートアニメーション制作を通じて自身の適正を確認するための授業です。企画書や絵コンテの書き方など、独学では学べない知識についても学習します。さらに高いスキルを身につけたい学生は、2期目以降も「オリジナルCGアニメーション制作」を継続履修することもできますが、基本的には中級クラスである「アドバンストCGアニメーション制作」に進み、就職活動に対応できるレベルの技術習得と作品制作を継続していくイメージです。これらの授業をどのように履修していくかは履修生しだいですが、プロを目指すならば最低でも2カ年の実学ベースでのトレーニングが必要です。
それでは、作品をどうぞ!
<オリジナルCGアニメーション制作>
■ REBELLION / ROBOTS
このアニメーションは、ロボットやメカが登場するアニメーションを作りたいメンバーが集まって制作した作品です。
このアニメーションは、近未来のAIに世界を占領されかけている世界を舞台にしています。そんな世界で主人公は巨大なAIが操るロボットに占拠された街を開放するために巨大ロボを破壊する任務を受けて巨大ロボットに立ち向かいます。
この作品を通して視聴者に近未来、こうなってしまうかもしれないと考えることを楽しんでほしいです。
■ こども心 / ノスタルジア
この作品は、主人公である少年、ソウタが伝説のカブトムシを目指して探索をするという、わくわくする感情に懐かしさを感じるような物語です。大人になって、何でもできる気がしていたあの日の「こども心」を忘れてしまった人は、この世の中にたくさんいるかと思います。私もそんな中の一人です。そんな人たちが、新しい発見に目を輝かせて、無邪気に遊びまわっていたあの頃を思い出し、こども心にまた触れるきっかけになったら嬉しいです。
■ おばけPANIC / GAG
夜の学校で実験が終わり廊下に出た女の子。そこでおばけに出会う。驚き慌てる女の子…しかしおおばけには女の子に何か言いたいことがあって…?そして二人の最後の結末とは!?ハチャメチャコメディの短編アニメーションです。
■ 勿忘草 / おむすび
花が魔力を持つ不思議な世界。
その世界に住まう少女、レナは、魔法学園に入学したばかりの16歳だ。そんな彼女には目的があった。
「天花の儀」の巫女である昔馴染みの青年、ナギをその役目から助け出すことだ。
レナは7年ぶりに彼と再会する。しかし、ナギは彼女を覚えていないという。対話を重ねるうち、レナは一つの結論に辿り着く。原因はあの花の面ではないか、と。
レナは、彼を助けるため杖を取った。
15秒という短い中でも、彼女たちの心情の変化が見えるよう、頑張って作ったので、注目して見て頂けると嬉しいです。
■ MagicalRing / STARTLINE
しいなとたるとという名前の魔法少女2人が倉庫で戦う場面を作成しました。この作品は魔法を使える指輪を使った戦闘ものです。作成に当たって指輪の色や形等のデザインに力を入れました。
<アドバンストCGアニメーション制作>
■ scramble / オムプロ
「荒廃した世界を彷徨う、充電不足の2体のロボットたち。そんな中、偶然充電器を発見するが、抜け駆けしようとした1体にもう1体が怒り出し、その充電器を奪おうとしてしまう。我先にと充電器を使おうとするロボットたちの追いかけっこが今始まる……!」
この作品はロボットたちのドタバタとした追走劇を面白おかしく描いたコメディ作品です。自己中心的なロボットたちが迎える結末を楽しんでいただければ幸いです。
文責:東京工科大学 メディア学部 川島基展

2023年11月13日 (月)

6月18日(日)開催のオープンキャンパスで研究成果の展示を行います!

2023年5月31日 (水) 投稿者: メディアコンテンツコース

本ブログをご覧の皆様,こんにちは.

メディア学部教授 菊池 です.

来たる 6 月 18 日(日)に開催される来場型のオープンキャンパスにて,模擬授業を担当させていただくことは,先日(5/29)のブログにて紹介しました.

模擬授業を担当するほか,わたしたち菊池研究室の研究成果も展示いたします.

わたしたちの研究室では,CG映像・技術の中でも「VFX」や「自然現象」,および「食べ物」などをリアルに表現するための CG 技術を研究しています.研究成果のダイジェスト映像は,こちらからご覧ください(音が流れますので,音量や周囲の環境などにご注意ください).

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6 月 18 日のオープンキャンパスでは,研究室所属学生が日ごろ研究活動を行っている「研究室(研究棟C・519号室)」を公開し,
そこで研究成果動画をたくさん流しながら実際に研究活動を行っている学生が,来客の皆様に研究のポイントなどを説明いたします.

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最新の研究成果も出し惜しみなく(笑)紹介いたしますので,是非会場にお越しください.



2023年5月31日 (水)

授業紹介:「音楽入門」での作曲(「お題」がこうなりました)

2022年8月10日 (水) 投稿者: メディアコンテンツコース

メディア学部の伊藤(謙)です。

前回(6月27日)の記事で「作曲します!」と宣言していた曲が完成し、7月22日の最終授業でお披露目しました。

そのときの演奏と楽譜を本日、皆さまにご覧いただこうと考えていたのですが、曲の完成がギリギリとなってしまい楽譜の清書まで手が回らず、演奏もおぼつかないので、ブラッシュアップしたものを次回(9月中旬)の記事でご紹介したいと思います。その楽譜には、履修者諸君が考えてくれた曲名から選ばれたものが記載されていることでしょう。

今回は曲全体をお聴きいただくことはできませんが、作曲にあたって「お題」となった3つの音列がどのようなメロディになり、それにどのようなハーモニーがついたのか当日の演奏でご紹介します。元の音列とあわせてお聴きください。

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お聴きいただいた【音列①】はサビ、【音列②】はAメロ、【音列③】はイントロのフレーズの素材としてそれぞれ使われました。

Aメロは2回現れるのですが、1回目のあとにBメロを置いています。このBメロは「お題」の音列とは関係なく私が独自に作りました。


いかがでしたでしょうか?

次回は最初から最後まで曲全体をお聴きいただこうと思います。どうぞお楽しみに!


(メディア学部 伊藤謙一郎)

2022年8月10日 (水)

ACM CHI2022

2022年5月 4日 (水) 投稿者: メディア技術コース

こんにちは,メディア学部の加藤です.

今年も ACM CHI2022が始まります.

CHI (「カイ」と読む)は The ACM CHI Conference on Human Factors in Computing Systemsの略称であり,

ヒューマン・コンピュータ・インタラクション(HCI)の研究分野において最も規模が大きく,権威のある国際学会です.

今年は現地(アメリカ・ニューオリンズ)で開催されていますが,僕は残念ながらオンラインでの参加となります.

ぼくは 慶應大学・杉浦研究室と,Yahoo! JAPAN 研究所との共同研究で ReflecTouchという研究を Full paperで発表します.

日本語の記事も公開されているので興味がある人は見てみてください.


Xiang Zhang, Kaori Ikematsu, Kunihiro Kato, and Yuta Sugiura. ReflecTouch: Detecting Grasp Posture of Smartphone Using Corneal Reflection Images. In Proceedings of the 2022 CHI Conference on Human Factors in Computing Systems (CHI'22), Article No. 289, pp1--8, (2022). [DOI]

2022年5月 4日 (水)

よりリアルなロードバイク(競技用自転車)体験を目指したVR研究【WISS2021 学会発表】

2021年12月25日 (土) 投稿者: メディアコンテンツコース

メディア学部三上です.

今日は大学院在籍中の学生渡邊拓人君がWISS2021(第29回インタラクティブシステムとソフトウェアに関するワークショップ)においてデモ発表した,「競技自転車ゲームにおける操作・知覚提示に関する研究について紹介します.

コロナ禍で多くの学会がオンラインで開催される中,インタラクティブなテクノロジーの発表のために,万全の感染症対策を施し,人数を限定し対面とオンラインのハイブリッド開催にて実施されました.

この研究は,ロードバイクのVRコンテンツの試作版を体験した渡邊が感じた課題(違和感)を解決するために,よりリアリティにこだわった体験システムを開発したいという欲求からスタートしました.(ちなみに渡邊君は自転車屋でバイトする自転車好きで,私も3年ほど前から自転車が趣味に加わりました)

ハイスピードで疾走するロードバイクは,コーナリングの際にハンドルを切るのではなく,ロードバイクや体を傾けながらバランスをとって曲がります.そして,その傾け方ですが,ロードバイクと体を一体的に傾けることもできますし,体だけは起こしてロードバイクを倒すなど様々な倒し方ができます.このような体やバイクの傾きなどをコンテンツに反映させたり,プレイヤーにきちんと知覚させたりすることに課題があるため,新しいデバイスの開発をしようということになりました.

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そもそも,実際の走行中と同じようにロードバイクを傾けたり戻したりすればいいのですが,そのためには大変大きな力が必要になり,テーマパークや大規模なアミューズメント施設でしか利用できません.また,安全性の配慮も課題になります.そこで,渡邊君はハンドルを車体と独立させてハンドルだけを傾けることで,プレイヤーは傾きを感じるのではないかと考えて装置と連動するシステム(とそのコンテンツ)を開発しました.

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開発したシステムは安全性も考慮し鉄パイプで周りを固めました(それでもまだ強度が足りなかったので改良中).
参加者は普段ロードバイクを乗らない方から,競技用自転車の経験者まで様々な方がおり,興味を持って体験してくれました.

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いろいろなフィードバックを得ることができたので,これからどんどん改良していきます.

 

2021年12月25日 (土)

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