在学生向け

タイ王国大使館学生部 公使参事官らの訪問

2019年7月21日 (日) 投稿者: メディアコンテンツコース

2019年7月3日、タイ王国大使館学生部 公使参事官 ソムジャイ・クラーイスバン様と職員2名が本学を訪問しました。
現在、タイ政府派遣奨学生2名が在籍していることから、学生らの学習状況や卒業までの計画などについて報告をしました。在籍している学生は、ゲーオナーセン カンカノックさん(佐々木研究室)、リジットピアン ジャンジラーさん(近藤研究室)です。打ち合わせには本学からメディア学部長柿本正憲教授、佐々木和郎教授、近藤邦雄教授、学務課から2名が出席しました。

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はじめに、柿本学部長から公使参事官に本学とメディア学部の紹介などをしました。その後2名の学生の履修状況などを紹介しました。本学で2名の奨学生が大変よく学習しており、大学生活を楽しんでいる様子を知っていただき、公使参事官らには大変喜んでいただけたと思います。

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 今後は大学院生の受け入れや教員の共同研究の推進を勧めたいということを議論しました。その後、集合写真の撮影やコンテンツコンテンツセンターやメディアテクノロジ-センターの見学をしていただきました。

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この訪問の様子は、さっそく翌日の7月4日、大使館ホームページでも紹介されました。(2019年7月4日)
http://education.thaiembassy.jp/

 

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2019年7月21日 (日)

マレーシアのManagement & Science University (MSU)の学生との交流

2019年7月19日 (金) 投稿者: メディアコンテンツコース

本学提携校であるマレーシアのManagement & Science University (MSU)の学生23名と教員2名がMSU Global Leadership Program 🇯🇵'JAPAN TIME TO TRAVEL'の一環として来学しました。
今回の訪問は、昨年4月に引き続き2回目になります。大学の見学、メディア学部などの研究教育紹介、本学の学生との文化交流を計画しました。

MSU、FISEの学生がMalaysian Floral Water Colour techniqueをメディア学部の学生に紹介したいことが一番の要望でした。そこで、教養学環の勝浦先生にご相談したところ、ちょうど訪問日に英語の講義があり、メディア学部の学生が履修しているとのことで、学生の文化交流を英語の時間に実施することとしました。おおよその予定は次のようです。
訪問は10時30分くらいから16時30分くらいとしました。午前の英語の時間でMSUの紹介をまずお願いしました。

 

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その後、
Malaysian Floral Water Colour techniqueを紹介していただき、学生同士の交流を図ることとしました。

 

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MSUからの贈り物は、交流をしている片柳研究所の水彩画です。MSUの教員が写真を見て、描いたとのことです。学部長の柿本先生とAinol先生です。

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2019年7月19日 (金)

マレーシアのManagement & Science University (MSU)の学生との交流

2019年7月18日 (木) 投稿者: コンテンツ創作コース

大学提携校であるマレーシアのManagement & Science University (MSU)の学生23名と教員2名がMSU Global Leadership Program 'JAPAN TIME TO TRAVEL'の一環として来学しました。

今回の訪問は、昨年4月に引き続き2回目になります。大学の見学、メディア学部などの研究教育紹介、本学の学生との文化交流を希望されました。MSU、FISEの学生がMalaysian Floral Water Colour techniqueをメディア学部の学生に紹介したいことが一番の要望でした。

そこで、教養学環の勝浦先生にご相談したところ、ちょうど訪問日に英語の講義があり、メディア学部の学生が履修しているとのことで、学生の文化交流を英語の時間に実施することとしました。一日の訪問は10時30分くらいから16時30分として午前の英語の時間でMSUの紹介をまずお願いしました。

その後、Malaysian Floral Water Colour techniqueを紹介していただき、学生同士の交流を図ることとしました。

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2019年7月18日 (木)

たった一人の日本人 ~Academy of Marketing Coference 2019参加レポート~

2019年7月15日 (月) 投稿者: メディア社会コース

こんにちは、森川です。
研究室のブログにも投稿しましたが、英ロンドンで開催されたマーケティングの国際学会「Academy of Marketing Conference 2019」に参加してきました!
私にとっては約6年ぶりのロンドン。
夏でも朝晩は寒く、常に重い雲が立ち込めているロンドンの暗いイメージとは裏腹に、今回滞在した1週間は見事に連日晴天で、日焼けしそうなほど強烈な日差しが照り付けていました。
そんなお天気の下、カンファレンスも盛大にスタート。
ロンドンの中心部にあるRegent's University London(下画像参照)を会場に、私を含め380ものプレゼンテーションが行われました。

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マーケティングのカンファレンスとしては世界的にも有名なだけあって、イギリス国内はもちろん、北米、南米、アジア、アフリカ、オセアニアなど、まさに世界中からマーケティング研究者たちが集結。
でも、日本からの参加者は私一人で、他のアジアの参加者たちからは「日本人の研究者とは全く会ったことがない」などと言われてしまいました。
私は前にも一度、このカンファレンスに参加したことがあるのですが、その時も日本人は殆どいませんでした(会場はアイルランドの大学でした)。
一方で、中国、韓国、ベトナムやタイの参加者は多く、イギリスへの留学生も多いようです。
日本人ももっと世界に出て研究発表をして欲しいとつくづく思います。

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今回、私は映画のユーザーレビューについての発表を行いました。
日本のデジタル・マーケティングの現状は、海外の人たちにとって興味深いことも多いようで、非常に好意的に受け止めてもらえましたし、かつ、状況を客観視できる海外の人たちならではの新鮮なコメントや指摘をいただくこともできました。
国際学会の良さはこういうところです。
研究の最終形は論文で、学術誌に論文が掲載されることにあります。
ですから、学会発表というのは、自分の研究をブラッシュアップし、研究を完成形に近づけるために活用するものなのです。特に大学院生の皆さんは、是非積極的に国際学会に参加してください。

さて、今回会場となったRegent's University Londonの最寄り駅は、かのBaker Street。
そう、シャーロック・ホームズで知られる、あのベイカー街です。
駅のそばにはシャーロック・ホームズが住む<ベイカー街221B>の下宿があり、シャーロック・ホームズ博物館として公開され、世界中のシャーロキアン(ホームズファンの人たち)が観光に訪れています。
私も学会の合間に、15年以上ぶりに行ってみました。
昔行った時は、中でホームズの扮装をし、ホームズの部屋で椅子に腰かけて写真を撮れたのですが、今回は展示物に触れることも禁止されており、何だかアトラクション感が薄まった感じがして残念でした。
展示物の骨董的価値が高まった結果のようです。

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それはまあ、20年近く経てば仕方ないよね、と思うのですが、6年前からお札も刷新されており、何と手元にあったポンド紙幣が使えなくなっていたのです!
地元の人に聞いたところ、銀行に行けば新紙幣に交換してくれるとのことで事なきを得たのですが、たった6年、されど6年、ですね。
Academy of Marketingのカンファレンスは、イギリス国内で行われることが多いので、またお札が変わらないうちに(さすがにもう当分変わることはないでしょうが)発表に行きたいと思っています。


(メディア学部 森川 美幸)

2019年7月15日 (月)

実学主義を具現化する「プロ演」

2019年7月 7日 (日) 投稿者: メディア技術コース

 東京工科大学は「実学主義」を掲げています。メディア学部で実学主義を具現化した代表例が「プロジェクト演習」(プロ演)です。
 
 プロジェクト演習は1~3年の各学年前後期で選択科目として設定されています。担当教員ごとのテーマ別に分かれており、約30のテーマがあります。1つのテーマの中で1~3年生が合同で取り組みます。プロジェクトの取り組みの中では上級生が教えるということも多く、サークルのような雰囲気があります。
 
 プロ演での具体的な問題設定に対して成果を出すには、知識の習得や原理の理解のような考えることだけでなく、自ら「手を動かして」成果物を作成する必要があります。
 
 先日、ある4年生と久しぶりに会って立ち話をする機会がありました。彼はプロ演(私の担当テーマではないですが)に積極的に取り組んだ学生です。企業でのインターンシップ体験を話してくれました。プロジェクト演習やその他の授業でソフトを使いこなして編集やデザインを行う経験が役立ち、企業の担当者の方から「手が動く」ことをすごくほめられた、とのことでした。
 
 そのように作業がてきぱきとできることは、職業人としてもちろんプラス評価になります。プロジェクト演習で習得した技能が活かされたということです。
 
 しかし彼はもう一つ、プロ演で習得した重要な「実学主義」の側面を再認識しました。それは、最終目的を見失わないことです。インターンシップで作業をやったとき、上司の指示の背景にある目的を常に把握していたおかげで、作業の成果も高く評価されたのです。プロ演で常に目的を意識するようにと教員から何度も言われたことがとても役に立った、とのことです。
 
 メディア学部のプロジェクト演習は選択科目ながらたいへん人気があります。入学前の高校生や入学したての1年生に聞くと、メディア学部の特長として「プロジェクト演習」の認知度が一番高いです。また、今年度前期のプロ演の履修者数は、学年全体の人数に対して1年生で8割以上、2年生で5割以上、専門科目や専門演習が忙しくなる3年生でも3割以上です。
 
 プロ演は、授業コマ数や修得単位数のわりには、授業外の時間が多くかかります。その代わり、そうやって苦労しながらもしっかり取り組んだ学生は、就活でも良い結果を出しますし、大学院進学してからも優れた研究成果を発表しています。
 
メディア学部 柿本正憲

2019年7月 7日 (日)

プロジェクト演習 「オリジナルCG演習アニメーション制作」ほかCGクリエイターを目指す学生向け演習授業の紹介

2019年7月 6日 (土) 投稿者: メディアコンテンツコース

皆さんこんにちは。メディア学部 特任講師の川島です。
今回は、私の担当するプロジェクト演習について紹介します。

プロジェクト演習は、メディア学部の特徴的な授業の1つです。さまざまな分野の専門スキルを1年次から3年次まで、実践的に学ぶことができます。プロのCGクリエイター、ゲームクリエイターを目指す学生は、講義等から得る知識はもちろんのこと、在学中にプロに近い制作スキルを身に着けておく必要があります。メディア学部創設当初は、3年生にならないとCG制作系の演習を履修することができませんでしたが、社会のニーズを踏まえ、2003年からプロジェクト演習の1つとしてこの授業がスタートしました。

初心者向けの「オリジナルCGアニメーション制作」は、まずプロのCG制作の手順とソフトウェアオペレーションの基礎を学習し、15秒未満のショートアニメーション制作を通じて自身の適正を確認するための授業です。企画書や絵コンテの書き方など、独学では学べない知識についても学習します。さらに高いスキルを身につけたい学生は、2期目以降も「オリジナルCGアニメーション制作」を継続履修することもできますが、基本的には中級クラスである「アドバンストCGアニメーション制作」や応用分野の「ヴァーチャルリアリティCG制作」「モーションキャプチャ」などに進み、就職活動に対応できるレベルの技術習得と作品制作を継続していくイメージです。ゲームクリエイターを目指す学生には「インタラクティブ・ゲーム制作」シリーズの演習授業が用意されていますので、そちらのグラフィクスコースで別途専門スキルを身につけることができます。これらの授業をどのように履修していくかは履修生しだいですが、プロを目指すならば最低でも2カ年の実学ベースでのトレーニングが必要です。

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毎年、50名前後の学生が片柳研究所棟4Fのコンテンツテクノロジーセンターで授業やグループワークにワイワイ取り組んでいます。

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今学期の「オリジナルCGアニメーション制作」履修生たちの企画書・絵コンテの一部をご紹介します。初めての作品企画や絵コンテでまだまだ荒削りですが、入学時から温めてきたクリエイティビティが込められた個性的なものばかりです!これらの企画の完成版についても、またの機会にご紹介します。

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2019年7月 6日 (土)

曲線折りを使ったパッケージデザイン

2019年6月28日 (金) 投稿者: メディアコンテンツコース

鶴田です。

先日、知人から頂いたお菓子のパッケージに「曲線折り」を見つけました。
曲線折りとは、紙を曲線で曲げるように折ることです。曲線で折られた紙は曲面になりますので、「鶴」とか「かぶと」とかの一般的な折り紙で曲線折りを見かけることはありません。

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上の写真では、箱の天面と側面が接続する部分に曲線の折り目がついています。普通の箱では直線が一本あるはずですね。曲線で折られた面の両サイドは曲面になります。ですから、きっちりと箱が閉じれなくなり側面との間に隙間ができてしまいます。

隙間ができてしまっては箱として機能してないのでは?と思うかもしれません。しかし、次の点を考慮した上でデザインを重視して曲線を折りを採用したのだと推測できます。(以下、私の考えです)

  1. 中身のクッキーが個包装なので、外箱の密閉性は低くて良い。
  2. この箱は比較的薄い紙であり、普通に(直線折り)で組み立てても多少隙間ができる。

曲線の曲がりが大きい(曲率が高い)と面も大きく曲がってしまいますが、これぐらいのカーブであれば、箱が閉じれる程度の変形に収まっているようです。折り方を変えるだけでいろいろな形が現れて面白いですね。

クッキーおいしかったです。

2019年6月28日 (金)

卒研中間発表の中間発表…という名の交流会

2019年6月27日 (木) 投稿者: メディア社会コース

こんにちは、メディア学部着任2年目の森川美幸です。
私の研究室がオープンしたのは、今の4年生が配属になった去年の今頃。
この4月から卒業研究の授業が始まり、学生たちはそれぞれ自分の研究テーマに取り組んでいます。

基本的に我が研究室は個別面談をベースに指導を行っているため、研究室の仲間たちが今どこまで進んでいて、どういう状況なのか、なかなか知る機会がありません。
ただ、研究の質を上げていくためには、お互いの状況を知って刺激を受けたり、切磋琢磨することも大事です。
というわけで我が研究室では今月、7月の卒研中間発表に向けたプレ報告会ということで、卒研生全員を集めた「中間発表の中間発表」を行いました。
緊張感あふれるプレゼンテーションの場、というわけではなく、ドーナツやお菓子やジュースを用意し、和気藹々と意見交換してもらったのです。
配属前の3年生たちにも、自由に見学してもらいました。
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4年生の前期というと、就職活動にも力を入れなくてはいけない期間。
研究を進めるのはなかなか厳しいとわかっているのですが、そんな中でも我が卒研生たちはとてもよく頑張ってくれていると思います。
中にはもうちょっと頑張って欲しい学生もいますが、今後に期待、ですかね。
新たに配属になった3年生たちも、先輩の研究テーマや取り組みの様子を見習いながら、自分はどんな研究をしたいか、しっかりと考えて欲しいと思います。
それにしても、新たに配属になった卒研生たちに、毎度毎度こういった、お菓子やジュースが用意されている研究室だと誤解されていなければいいのですが…。
普段はお菓子、ないですからね!

(メディア学部 森川 美幸)

2019年6月27日 (木)

[シリーズ難聴-2]情報工学系のメディア学部で聴覚障害支援の演習をやる意義。

2019年6月25日 (火) 投稿者: メディア社会コース

今年度後期より、メディア専門演習「聴覚障害理解とコミュニケーション支援」がスタートします。情報工学系のメディア学部で聴覚障害支援の演習を行う意義とは何でしょうか。


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 皆さんは、聴覚障害者を支援している専門家として、耳鼻科医、言語聴覚士、特別支援学校(ろう学校)の先生、手話通訳者を思い浮かべるでしょう。実際に、これらの方々が聴覚障害者を支えており、欠かせない存在であることには間違いありません。しかし、インターネットやスマートフォンのような通信機器が普及し、AI(人工知能)やセンサー技術が発展していくミライにおいて、これまでとは違う支援の方法もあるのではないでしょうか。情報工学の専門家が集まっているメディア学部で、聴覚障害者のコミュニケーション支援に取り組むことはとても自然なことなのです。聴覚障害についての理解を深め、新しいカタチの支援方法を考えるのがこの演習の目的です。

 聴覚障害には先天性と後天性があり、聞こえないまま育つと言語発達に大きな影響があります。先天性で重度難聴の場合、音がほとんど何も聞こえないため口話を習得することが困難なケースがあり、手話を使ってコミュニケーションをとります。実は、日本には手話が2種類あり、「日本手話」と「日本語対応手話」と呼ばれています。それらを混ぜた「中間型手話」もあるようです。「日本手話」は日本語とは文法が異なり、別の言語と言えます。手だけではなく、体や表情を使った表現豊かな言語です。「日本語対応手話」は、口で日本語を話しながら、それに合わせて手話を行います。聴覚障害者がどちらの手話を選択するのかは、家庭環境や学校の方針にもよりますが、一緒にコミュニケーションをとっているうちに「中間型手話」が生まれたようです。なお、ある程度聞こえる聴覚障害児で口話を中心としたコミュニケーションをとっていても、手話を覚えることで、言葉への理解が深まったり、雑音化でのコミュニケーションに役立つ場合もあります。

 近年では、新生児スクリーニングにおける技術の進歩により、早期に聴覚障害を見つけることが可能となり、早期に療育することでコミュニケーションや言語発達の遅れを少しでも軽減できるようになりました。デジタル音響技術も進歩しており、補聴器や人工内耳の性能も上がっています。2014年には人工内耳の適応年齢の見直しがなされ、1歳から手術を受けることが可能になりました。人工内耳の先進国であるオーストラリアでは、15年ほど前から生後6ヶ月で手術を受けることが可能となり、コミュニケーションや言語の発達においてさらに優位になることが分かっています。そのため、聴覚障害者が社会に出て聴者と一緒に生活や仕事をするチャンスが増え、職業の選択肢も広がっています。

 しかし、補聴器や人工内耳を装用したとしても、聴者と同じように聞けたり話したり出来る訳ではありません。例えば、雑音化や複数の人が話している環境で、どの人が何を言っているのかを聞き分けるのが困難なケースがあります。そのため、情報を聞き逃したことから、次にしなければならない行動が違ってしまうこともあり得ます。もしも、電車に乗っている時に大きな地震があり、車内アナウンスで指示があったとしても、雑音が多い環境下でその情報を聞き取ることは難しいかもしれません。聴覚障害者は見た目では判別しにくいため、周囲の人も困っていることに気づかないかもしれませんし、本人も自分が置かれている状況を把握することが出来ません。車内アナウンスをリアルタイムにテキスト化して、車内のデジタルサイネージに表示すれば、聞こえにくい人にも情報が正確に伝わります。

 この演習では、まず聴覚障害への理解を深めることから始めます。耳栓をして聞こえにくい状況を体感したり、手話や指文字を使って聴覚に頼らないコミュニケーションを体験したり、補聴器や人工内耳についてインターネット調査を行ったりします。その後、音声をリアルタイムにテキスト化するアプリや、音声を振動に変換して伝えるデバイスなど、現存する聴覚障害支援ツールを実際に使ってみます。最後に、聴覚障害支援に相応しく新しいアイディアを提案します。

 演習を通じて、聴覚障害への理解が深まり、様々なテクノロジーやコンテンツによる支援の可能性を実感することを目標とします。さらにその体験から、人工知能・IoT・スマートデバイスなどを組み合わせて、新たなソリューションを創造するアイディアへと繋がることに期待します。

 

<授業計画>
第 1回:きこえにくい環境下でのコミュニケーション体験
第 2回:音の性質、聴覚障害に関する調査と理解
第 3回:指文字によるコミュニケーション体験(基礎)
第 4回:指文字によるコミュニケーション体験(応用)
第 5回:手話によるコミュニケーション体験(基礎)
第 6回:手話によるコミュニケーション体験(応用)
第 7回:補聴器、人工内耳に関する調査と理解
第 8回:読唇術、筆談によるコミュニケーション体験
第 9回:聴覚障害者が必要としている配慮の調査と理解
第10回:音声認識技術によるリアルタイム字幕の体験
第11回:その他のコミュニケーション支援方法の調査と理解
第12回:聴覚障害支援の考察とディスカッション
第13回:提案の素案作成と発表
第14回:提案書と発表原稿の作成
第15回:提案の発表

 


メディア学部 吉岡 英樹

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略歴:バークリー音楽院ミュージックシンセシス科卒業後、(有)ウーロン舎に入社しMr.ChildrenやMy Little Loverなどのレコーディングスタッフや小林武史プロデューサーのマネージャーをつとめる。退社後CM音楽の作曲家やモバイルコンテンツのサウンドクリエイターなどを経て現職。1年次科目「音楽産業入門」を担当。現在のコンテンツビジネスイノベーション研究室は2020年度にて終了し、聴覚障害支援メディア研究室として新たなスタートを切る。


 

2019年6月25日 (火)

研究発表のためのOHPシート:昔話

2019年6月24日 (月) 投稿者: メディアコンテンツコース

1980年から90年代初めの研究発表では、OHPシートが使われていました。白黒の文字のみの場合は、プリンターで出力すればよかったですが、私が研究していたようなカラー画像をOHPにすることはとても面倒でした。数色の色だけならプリントしてもいいかもしれません。


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私が研究していた80年代初期では、フルカラーの画像をOHPにするために、まず、画面を撮影するか、特別な機器で35ミリのフイルムに撮影して、それをプリントしてもらいます。その写真と説明の文字などをA4用紙に張り付けて、さらにそれを写真屋に持っていき、透明のフィルムに焼き付けてもらうことによって、フルカラーのOHPとして発表に使えることになります。1週間から2週間かけてOHPができることになります。

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2019年6月24日 (月)

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