授業紹介

DXって流行ってますね!メディア学部の授業もDX!!その1

2021年9月19日 (日) 投稿者: メディア技術コース

新しい研究テーマを始めた健康メディアデザイン研究室の千種(ちぐさ)です。人体を健康メディアとしてとらえメディアをつかって自らの健康をデザインするための研究を行っている研究室です。

今、コロナ禍の中で様々な活動が変革している最中ですが、DXというキーワードがICT業界において注目されています。DXとはDigital Transformationの略でwikipediaによると

“「ITの浸透が、人々の生活をあらゆる面でより良い方向に変化させる」という仮説である。デジタルシフトも同様の意味である。2004年にスウェーデンのウメオ大学教授、エリック・ストルターマンが提唱したとされる。ビジネス用語としては定義・解釈が多義的ではあるものの、おおむね「企業がテクノロジー(IT)を利用して事業の業績や対象範囲を根底から変化させる」という意味合いで用いられる。

なお、本用語は「DX」と表記されることが多いが、「Transformation」の「Trans(交差する)」という意味があるため、交差を1文字で表す「X」が用いられている。頭文字をとったDTだけではプログラミング用語とかぶってしまうため、DXという略語になった。また英語圏では「transformation」の「trans」の部分を「X」と略すことが一般的だからである。”

とあります。Google Trendで “デジタルトランスフォーメーション” の検索件数の割合(Google Trendでは検索件数は表示される、検索割合の変化を表示します)を比較すると、2016年くらいから立ち上がってきて、2019年から2021年の2年間で倍増しています。まだブームを形成する途中かもしれませんが中々のブームです。

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東京工科大学メディア学部の授業も去年の2020年4月は休講、検討および準備期間を経て、5月末からzoomを使用したオンライン授業が開始されました。このメディア学部の授業は未知の感染症に対する予防策として、学生と学生および学生と教員がまったく接触しないという授業スタイルにより導入されました。これが東京工科大学の授業のDXです。オンライン授業では学生の授業の前後の発生する通学という概念がなくなりました。教員にとっては学生の反応が見えづらいという意見も多々ありました。この変化をGoogle Trendで確認してみると2020年3月に少し立ち上がり、2020年4月にはピークを形成したブームとなっていました。

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例えば20人の演習中に、4人のグループワークを実施したい時、対面授業では演習室のテーブルごとにディスカッションするというスタイルでしたが、Zoomにはブレイクアウトルームという小部屋が使用できる機能があり、これにより4人の5部屋を用意して、それぞれのグループがグループ外と遮断されて、資料共有やディスカッションできるものです。これは隣のグループの音漏れもなく対面よりは優れた機能でした。またオンライン授業により遠方から通学する学生にとっては歓迎する声も少なからずありました。

ここでGoogle Trendで、”デジタルトランスフォーメーション”(青色:5) と “オンライン授業” (赤色:100)とおまけに “オンライン会議” (黄色:19)を同時にプロットしてみます(下図)。それぞれの検索件数は分かりませんが、2つのキーワードの検索件数の多さの比率が確認できます。オンライン授業のインパクトがかなり凄まじいことが確認できます。企業が中心のオンライン会議も急激に増えましたが、社会全般へのインパクトはオンライン授業の方が強かったようです。

Dx

しかし2020年前期の実績を踏まえて、授業によっては、対面授業の方がより教育効果が高いケースもあり、適切な感染対策をした上での対面授業も再開されました(下図、参考 https://spectee.co.jp/report/webinar_20201027/ )。

このようにメディア学部の授業スタイルもDXを導入して多様化してきました。これが2020年の東京工科大学およびメディア学部の授業におけるDXでした。DXの後半ではメディア学部らしいオンライン授業のちょっとしたDXを紹介します。

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2021年9月19日 (日)

プロジェクト演習「サーバ構築・管理」の紹介

2021年9月18日 (土) 投稿者: メディア技術コース

皆さん、こんにちは。

メディア学部の寺澤です。今日は私の担当しているプロジェクト演習「サーバ構築・管理」について紹介します。テーマ名からコンピュータサイエンス学部のようだと思われたかもしれませんが、実際、内容はかなり技術的なことを扱っています。メディア学部でもこのようなことを学びたいという学生の皆さんは一定数いるので、少人数授業ではありますが、これまで数年にわたって続けてきました。

この演習は前期と後期で内容が違います。前期の方がAdvanced版で難しく、こちらは2年生と3年生が対象です。後期は1年生~3年生が対象です。1年生は大学入学直後にAdvanced版を受講するのは困難と判断し、後期のテーマを受講後、翌年以降に前期のテーマを履修してもらうような設計です。

もうすぐ始まる後期の方の内容は、LinuxというOS上でWebサーバをはじめとする様々なサーバを実際にインストールし、運用・管理まで学ぶものです。Linuxは初めてという人がほとんどですので、対面で授業が行えていた時には演習用のPCにLinuxをインストールところから始めていました。PCの箱の中を見たことがないという人もいますので、ハードウェアの説明をしたり、実際、PCをマザーボード等のパーツレベルから組み立てた年もあります。同時にコンピュータネットワークについて勉強し、実践していきます。後半は前期のテーマに向けた仮想化の演習なども行います。最後は、各自が選んだ種類のサーバの構築とそれに関するレポート(インストール、設定、運用方法など)を作成します。

この2年ほどは、対面での演習がやりにくいこともあり、同じことをクラウドサービス上の仮想コンピュータを使って演習してきました。仮想コンピュータは「わかっている」人にはとても便利でオンラインの演習にも適していますが、初めての人には、言われたことをやっているだけでわからないことだらけになってしまいがちです。実機での演習と比べるとどうしてもそのような感じがあります。Linuxもだんだん身近になってきており、Windows 10ではWSL2という仕組みで本格的にLinuxを動かせますし、Raspberry Piなどの数千円のボードコンピュータでも動かすこともできます。これらもどんどん活用していきたいと考えています。

コンピュータネットワークの勉強やプログラミングにも共通して言えることですが、講義や書籍で学んだことは前提知識とはなりますが、それは大体の場合「わかったつもり」で終わります。実際にネットワークを構築したりプログラムを作成して、通信がうまくできないネットワークや動かないプログラムと格闘することを通してしか本当の意味での理解はできないと思います。Linuxに興味はあるけど独学に自信がないとか踏み出せないという人は、ぜひ、このテーマを受講してみてください。なお、ネットワークについては、私の専門演習のテーマでもより踏み込んだ内容を演習します。そちらにもつながるプロジェクト演習です。

(メディア学部 寺澤卓也)

2021年9月18日 (土)

後期の授業紹介:メディアプログラミング演習 HTML5+javascript

2021年9月17日 (金) 投稿者: メディア技術コース

助教の戀津です。

昨日一昨日に引き続き、後期の授業を紹介します。
(今回は金曜開講の授業紹介なので、開講日は比較的近いです。)

「メディアプログラミング演習」は、今年度から三年生の後期に新たに開講されることになりました。
卒業研究への配属に備え、各研究室の分野で前提知識として修めておいて欲しいプログラミング関係の内容を各教員が担当します。
今年度は6名の先生方が開講しており、私もその中の一つ「HTML5+javascript」を担当します。
履修する際には授業としてはメディアプログラミング演習を選択し、その中のどれかのテーマに参加するという形です。

「HTML5+javascript」では、Webアプリケーションを作るための基本的な技術について触れながら、その中でも特にデータの入出力と描画についてを学習します。
フォーム機能をはじめとしたHTMLの記述方法
と、javascriptを用いたデータの操作を扱います。
また、SVGという技術とjavascriptを組み合わせることで入力されたデータをグラフィカルに扱うことができます。

これによって、研究活動中に発生するデータの記録及び処理についてWebアプリケーションの形で行えるようになります。
Webアプリケーションの作成が自身で行えるのであれば、フォームの組み立てや入力後の処理・表示に至るまでを行えるので、自身の研究に適した形にでき効率的な研究活動に繋がります。

メディアプログラミング演習は、各卒研室の配属予定の学生を想定していますが、教員が許可すれば他の卒研配属予定でも参加できます。
もちろん、私は柿本・戀津研の方を対象に想定していますが、そうでない方でも歓迎します。

データ入出力はどの分野の研究でも役に立つと思いますので、興味があれば是非受講してみてください。

2021年9月17日 (金)

後期の授業紹介:クリエイティブ・アプリケーション

2021年9月16日 (木) 投稿者: メディア技術コース

助教の戀津です。

昨日に引き続き、後期の授業の紹介です。
今日は水曜日に開講される、プロジェクト演習の「クリエイティブ・アプリケーション」について紹介します。
在学生の皆さんには履修計画の参考に、高校生の皆さんには来年度以降の参考になれば幸いです。

クリエイティブ・アプリケーションでは、主にiOS(iPhoneやiPad)向けのアプリ開発を行います。
しかし、授業のうち多くの時間を人文学の学習に充てています。前期はメディア史と西洋美術史を主に扱い、この後期では東洋思想についても触れていきます。
一見関係がなく、遠回りどころか寄り道のように感じますが、実はこういった学習がアプリケーション制作にも大きく役立ちます。

そして、ビジネスモデルキャンバスというものを使い、アプリケーションを創作するために必要な情報を整理する手法を学びます。
これまでに得た古今東西様々な知見を踏まえつつ、具体的なフレームワークを活用しながらアプリケーションの設計を行います。

これらの学習を通じて、「アプリケーションを作る」ことそのものというより、「アプリケーションを作る力をつける」ことを目指します。

 

また、人文学の学習と並行して、Lily Playground Booksという教材を用いたプログラムの学習も行います。
iPadとMacで利用できるプログラミング教材で、Swift言語を用いてプログラミングに入門できます。
学習を進めながら、美しい模様や様々な視覚効果を表現できるようになっており、出てくる絵を楽しみながらも魅力的な表現を学べます。

このBooksは演習講師の渡邉賢悟先生が開発され、Apple社の「Swift Playgrounds」Appの上で無料で誰でも利用することができます。
自習も可能ですが、当演習は開発者が講師として進め方をわかりやすく支援してくださいます。
直接の質問や相談をしながら学べるのも大きなメリットです。

アプリケーション制作には美的感覚とスキルがともに必要です。
美的感覚の根拠となる多くの知見を学びながら、具体的なスキルを身に着け、それらをアプリケーション制作に活かす具体的方策に触れることのできる演習です。

開講日の都合で第一回は少し先ですが、是非履修を検討してみてください。

2021年9月16日 (木)

後期の授業紹介:コンテンツビジュアライゼーション

2021年9月15日 (水) 投稿者: メディア技術コース

助教の戀津です。

今年度後期は、開講日の関係で水曜と木曜の授業開始がいつもより少し遅くなります。
そこで、私の関係する授業について先に大まかな紹介をしようと思います。在学生の皆さんには履修計画の参考になれば幸いです。
今日は木曜開講予定の、先端メディア学/先端メディアゼミナールのテーマである『コンテンツビジュアライゼーション』について紹介します。

そもそも先端メディア系の授業についてですが、一年後期から三年前期にかけての二年間で、早いうちから各教員の研究テーマに近い専門的な内容を扱うというものです。
通常は一~二年生は基礎的な内容を扱い、三年生以降に研究に関わるのですが、それを前倒しで経験できます。
その分履修に条件があるのですが、少人数で専門性の高いチャレンジができるので、条件を満たせる方は是非お勧めします。

コンテンツビジュアライゼーションでは、映画やアニメ、ドラマなどの映像コンテンツの分析を行います。
分析から、その物語や描写方法の特徴を見いだし、可視化を行うという内容です。以前紹介した研究室の取り組みのうち、分析と可視化までの部分を行うというものです。
うまく分析できれば可視化結果そのものが興味深いものになりますし、そこからわかった特徴をより抽象化できれば自身が作品を作る際の補助にもなります。

授業は1名~数名程度で行い、分析結果の共有とディスカッションが主な内容になります。
分析結果を確認して分析方法を見直し、また分析を繰り返して客観性や正確性を高めていきます。
そして、その結果をわかりやすく表現するにはどのような描画方法がよいかを検討していきます。

可視化方法は初めのうちはパワーポイント等を使いますが、後にはHTMLとjavascriptを使った動的な可視化システムの構築を目指します。
また、
以前にも紹介()しましたが、分析から有用そうな結果が得られたら論文にまとめて学会での発表も目標とします。

私見ですが、研究活動を通して得られる経験値は非常に大きいです。学会発表を行うレベルであればなおさらですし、学会発表自体も大変よい経験になります。
研究活動や学会発表の機会を早いうちから持てるチャンスでもありますので、履修を迷っている方は是非検討してみてください。

2021年9月15日 (水)

前期フレッシャーズゼミ

2021年9月 9日 (木) 投稿者: メディアコンテンツコース

こんにちは。コンテンツコースの椿です。

前期のフレッシャーズゼミでは,メディア学キーワード研究を行いました。「メディア学キーワードブック」に掲載されているキーワードの中から好きなものを選び,それについて調査して発表するというものです。掲載されているキーワードの一覧はこちらのページに載っています。


今年も,よく考えてじっくり調べたことが分かる調査結果が多数ありました。

メディア学キーワード研究は数年前から前期の後半に行っていますが,発表会での様子を見ていると,入学当初の初々しい雰囲気とは異なり,卒業研究や卒業後の進路を見据えて,専門性を高めようという意志を感じます。
フレッシャーズゼミが受講生にとって有意義な時間になるよう,今後も努めていきたいと思います。

 

2021年9月 9日 (木)

メディア社会コースのソーシャルデザイン科目群の説明 5)ソーシャルデザイン論

2021年9月 3日 (金) 投稿者: メディア社会コース

皆さん こんにちは!

 

本日はメディア社会コースのソーシャルデザイン科目群の説明をします。3年生後期に設定されている、ソーシャルデザイン論では、

ソーシャルデザインの概念について学びます。ここでは少し概念的な話を少ししたいと思います。

 

ソーシャルデザインとは、一般的には、社会のデザイン、社会のためのデザイン、社会創生のためのデザイン、

地球にやさしいサステイナブルなデザインといったように理解されています。さらに踏み込むと、ソーシャルデザインとは 

持続可能な社会の実現に向けたアイデアや仕組み、それを支える過程や技術、新しいビジネスさらには社会システムのデザインです。 

 

例えば、ソーシャルデザインで良く例に挙げられるのは、プロダクトのデザインではないでしょうか?

こちらは、例えば、プラスチック製品でないストローや環境にやさしい素材でできた、ノートなどが

あげられると思います。その他にも社会の仕組みとプロダクトを一緒にデザインする試みもソーシャルデザインです。

 

持続可能な開発や社会の実現に役立つプロダクトのデザイン をはじめに提唱したのは、ビクター パパネックというデザイナー兼 

人類学者、教育者の方で、デザイナーには社会的責任があり, 人々の生活の質の向上に貢献する必要があると言いました。彼の

ソーシャルデザインの考え方は、Victor Papanek “The Green Imperative"   という著書から学ぶことができます。                                   

ソーシャルデザインのもう一つの側面は、人間開発や社会関係資本の向上と収益性が共存し得る仕組み、過程やプロダクトのデザインです。

ボランティアや単なるチャリティーではなく、デザイン思考を活用し 市民、一人一人の専門性を生かし、社会の仕組みを変え収益を          

あげながら健全な社会を築くことが必要だと、シカゴ大学で教鞭をされていたビィクター・マーゴリンが言っています。

Victor Margolin “The Politics of the Artificial”  フェアトレード商品だけでなく、それらの商品が消費され、フェアトレードについて

同時に学ぶことができる、コミュニティーを構築しているような、フェアトレードタウンやフェアトレード大学などが挙げられます。

 

文責:飯沼 瑞穂

  

 

2021年9月 3日 (金)

メディア社会コースのソーシャル・デザイン科目群の説明 4)グローバルメディア論

2021年9月 2日 (木) 投稿者: メディア社会コース

皆さん こんにちは!

 

本日はメディア社会コースのソーシャル・デザイン科目群の中のグローバルメディア論について紹介したいと思います。

 

グローバルメディアとは、世界を網羅するコミュニケーションネットワークとそれを支える技術を指します。例えば、歴史的な代表には

ロイター通信などをはじめとする通信社とそれを取り巻く世界ニュース拠点や、それらの通信を支える、海底ケーブルなどの技術が

挙げられます。

 

この授業では現在われわれが日々、新聞やテレビ、更にはインターネットなどを通じて目にする世界のニュースを配信するための社会基盤が

出来た時代に遡り、その歴史について言及します。原点に遡り、メディアが第1次世界大戦以前よりどのように政治利用され、

その後の世界史において、どのような心理学的な理論に基づき大衆操作に利用されたかなどに触れて行きます。

 

グローバル化により、”グローバルビレッジ” もしくは”地球村”と呼ばれる、一見聞こえの良い、

一つの価値観を共有する平和的な世界は移行しているように見えますが、果たしてそうなのでしょうか?

 

グローバルビレッジの概念を提唱したマーシャル マクルーハンは数十年前にすでに、

グローバルネットワークはあらゆる形の争いを現実化するだろうと予言していました。

実は、過去20年にわたり、グローバル金融資本家の世界マスメディアの所有化により、マスメディアのコングロマリット化が

驚くほど進みました。それにより、大手投資家たちの理論が”正当な声”として扱われ、それに反する声は簡単に”バン”されるような

匠な仕組みが完成したようです。地球上の市民達が気が付かないうちに多様な視点やマイノリティーの声は、”非科学的”もしくは

”感情的” ”陰謀論”として一括処理され、共有化が困難になっています。しかし、マスメディアでは取り上げない

社会課題や視点を知ることは、真実を知る上で必要です。マスメディアで目にするニュースでさえ、

”フェイクニュース”として後々、評価される内容のものが多いのも事実です。恐怖を煽り、2極化を進めることにより

情報を売ろうとする常套手段をマスメディアが使うようになっています。

 

情報の消費者は自身の感情を常にチェックし、煽られることを避け、客観的に情報を判断することが必要なのではないでしょうか?

歴史的にどのように、グローバル金融資本家がメディアが操作してきたかその手法を知り、分析、判断できるようになることが大変重要な

時代に突入しました。

 

文責:飯沼 瑞穂

 

 

 

 

 

 

2021年9月 2日 (木)

社会メディアコースのソーシャル・デザイン群の説明 3)ソーシャル・コンテンツ・デザイン

2021年9月 1日 (水) 投稿者: メディア社会コース

本日は社会メディアコースのソーシャル・デザイン群の中でも、3年生科目のソーシャル・コンテンツ・デザインの紹介をしたいと思います。

 

エンターテイメント目的ではなく社会の様々な目的のためにデザインされた、さまざまなコンテンツが存在しています。その中には、

例えば、地域活性化を目的としたご当地キャラクターの登場するPRビデオや、聖地巡礼に使われるアニメなど非営利目的に使われるコンテンツ

など、事例を探すと多く見つかることができます。その他にも、文化継承のために3D技術を使って、世界遺産を再現し、教育目的に

活用することもソーシャル・コンテンツ デザインの一例です。この授業では、特に地域活性化や世界遺産の発展、保護や教育のために

近年使われてきたコンテンツとデザインの例を紹介します。

 

簡単な企画をグループで行って、実際にコンテンツのプロトタイプを作成することをしています。

 

文責:飯沼 瑞穂

 

 

 

 

2021年9月 1日 (水)

社会メディアコースのソーシャル・デザイン科目群の説明 2)教育メディア論

2021年8月31日 (火) 投稿者: メディア社会コース

皆さん こんにちは!

 

社会メディアコースで用意されているソーシャル・デザイン科目群の中のいくつかの科目の、紹介をしたいと思います。

講義科目では、”教育メディア論” ”ソーシャル コンテンツ デザイン” ”グローバルメディア論” そして

3年次専門講義科目の”ソーシャル・デザイン論”が用意されています。

 

本日は”教育メディア論”に関して紹介したいと思います。教育メディア とは、学習内容を伝達するために使われるツール、更には

それらを利用する際に関係する環境や構成を指します。例えば、明治~大正時代でしたら、”石板”は 学習内容を生徒に伝えるための

”媒体=メディア”でした。石板を教室の前に設置するか後ろに設置するか、移動式にするか、など、”石板”に関係する

環境をどのように設置するかは教育方法や内容と同時に構成されていたのです。時代とともにICT(Information

Communication Technology)が発達し、現在はPCを使った教育が小学校でも行われるようになりましたが、教育者は、

この新しい”教育媒体”をどのように教育環境に設置し、教育方法や内容と共に学習効果を最大限に引き出すために必要か考慮します。

 

更に”教育メディア論”では、教育メディアが歴史的にどのような学習心理学の理論とともに、利用されてきたかについても

言及しています。この授業では、学習心理学の理論とそのメディアを使った応用の歴史を、じっくり学ぶことができます

学習とは、学校外の環境においても行われる人間の根本的な活動です。家庭教育が学校外で行われる学習の良い例ですが、その他にも

例えば、準教育的公共空間と呼ばれる美術館や博物館、動物園などでも学習は行われており、メディアは幅広く使われています。

そのような環境においてもVRや3DCGなどが積極的に使われるようになりました。これらの事例についても学ぶことができます。

 

ここ、数年にわたりCOVID-19の影響で、ますます、ICTを活用した教育の在り方が変わりました。しかし

オンライン授業や、遠隔協調学習などがさかんに行われるようになった現在、課題が浮き彫りになったのも事実です。

持続可能な開発目標SDGsでも言及されている、教育格差の問題がデジタルデバイドの課題とともに語られるようになりました。

 

世界各国でも推奨されるオンライン学習ですが、2020年は世界でも家庭のコンピュータ普及率が低い地域や経済的に

困窮している家庭に生まれた子供たちは、オンラインで授業を受けることができなかったことが、世界的に問題視されました。

まさに、教育メディア論で学ぶテーマや学習理論は未来の、教育現場の新しいあり方のヒントがたくさん詰まった授業です。

 

文責:飯沼瑞穂

 

 

 

 

2021年8月31日 (火)

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