研究紹介

体験型のオープンキャンパスに行こう!7/19(日)は東京工科大学へ(メディア学部 藤崎実)

2026年7月 7日 (火) 投稿者: メディア社会コース

◎メディア学部の藤崎実です。

どんなことでも、実際に体験することが大切です。
2_20260621145901

オープンキャンパスは、実際のキャンパスの雰囲気を知るチャンスです!!
当日は、大学紹介、体験型の講義、個別相談など盛りだくさんです。
20260621-140509
フォートナイトとのコラボ!を体験しよう!

 20260621-140541_20260621150001
20260621-140550
次回の東京工科大学のオープンキャンパスは7/19(日)です。
みなさんのためのコンテンツをたくさん用意しています。

詳しくはこちらまで!

高校生のみなさんは、ぜひとも参加してくださいね!
ご両親やお友達と一緒にいろいろ体験してください。

教員・在学の学生一同、みなさんをお待ちしています!
(メディア学部の藤崎実)

2026年7月 7日 (火)

東京工科大学のオープンキャンパスは7/19(日)です(メディア学部 藤崎実)

2026年6月30日 (火) 投稿者: メディア社会コース

◎メディア学部の藤崎実です。

東京工科大学の施設を体験して、キャンパスの雰囲気を知るチャンスです!!
大学紹介、体験型の講義、個別相談など盛りだくさんです。
Img_9558_20260621145101
20260621-140541
次回開催は7/19(日)です。

詳しい情報はこちらまで!

https://jyuken.teu.ac.jp/jyuken/visit_oc.html

Img_9557
Img_9556
20260621-140412

高校生のみなさんは、お友達やご両親に声をかけて、ぜひとも参加してくださいね!

在学の学生一同、みなさんをお待ちしています!
(メディア学部の藤崎実)

2026年6月30日 (火)

交通エコロジー・モビリティ財団で「Voices for All」を紹介しました

2026年6月29日 (月) 投稿者: メディア社会コース

2026年2月に、交通エコロジー・モビリティ財団を訪問し、私が取り組んでいる「Voices for All」プロジェクトについてご紹介するとともに、次世代の音声伝送技術であるAuracast™の体験会を行いました。

 

Img_8774

講演・体験会の様子

 

交通エコロジー・モビリティ財団は、高齢者や障害のある方を含め、誰もが安心して移動できる交通・まちづくりを推進している公益財団法人です。公共交通機関や施設のバリアフリー化に関する調査・研究、普及啓発などを行っています。

「Voices for All」は、公共空間における音声情報アクセシビリティの向上を目指す取り組みです。昨年12月には、Auracast™を活用した実証実験を実施しました。プロジェクトの詳細については、以前のブログ記事をご覧ください。

 

学びが社会につながる瞬間 ― 兵庫県での実証実験から

 

今回の意見交換では、これまで社会全体でバリアフリー化が進められてきた結果、スロープや点字ブロックなどは広く普及してきた一方で、「音声情報のアクセシビリティ」については十分に議論されてこなかったのではないか、という点で認識が一致しました。

駅や空港、病院、イベント会場などでは、多くの重要な情報が音声で提供されています。しかし、聴覚障害のある方や聞き取りに困難を抱える方にとって、それらの情報を十分に受け取ることが難しい場面が少なくありません。

今後は、音声情報アクセシビリティの課題や可能性について、交通分野の専門家の皆様とも連携しながら、一緒に考えていきたいと思います。

今回の訪問を通じて、改めて感じたのは、音声による情報提供が社会のさまざまな場面で当たり前に行われている一方で、その情報にアクセスできない人がいるという現実です。

音声情報アクセシビリティは、聴覚障害のある方だけでなく、高齢者や外国人、騒がしい環境で情報を受け取るすべての人に関わるテーマです。今後も研究や社会実装を通じて、「音声情報をすべての人へ」を目指した活動を続けていきます。

 

001_20260619072801
図:3年次向け講義「音声情報アクセシビリティ」より

 

次回のブログでは、今期から新たに開講した3年次向け講義「音声情報アクセシビリティ」についてご紹介します。

 

 


メディア学部 吉岡 英樹

001_20220613213101
略歴:米国バークリー音楽院ミュージックシンセシス科卒業。日本の音楽業界でレコーディングスタッフやプロデューサーのマネージャーを務めた後、CM音楽作曲やモバイルコンテンツのサウンド制作に従事し、現職に着任。娘の難聴をきっかけに聴覚障害支援メディア研究室を設立し、アプリ「Vocagraphy」を開発(15万DL)。同アプリは科学技術振興機構主催「STI for SDGs」アワード優秀賞(2022年度)を受賞。1年次科目「音楽産業入門」を担当。現在は聴覚障害支援を専門としており、メディア専門演習「サイレント・コミュニケーション」、3年次科目「音声情報アクセシビリティ」、聴覚障害支援メディア研究室 を担当している。

2026年6月29日 (月)

2026年7月19日(日)は東京工科大学のオープンキャンパスへ行こう!(メディア学部藤崎実)

2026年6月23日 (火) 投稿者: メディア社会コース

メディア学部の藤崎実です。

さて、いよいよ夏のオープンキャンパスの季節です!
とにかく実際に体験することが大事です。
20260621-144146

20260621-140541
高校生のみなさん!お友達やご両親に声をかけて、東京工科大学のオープンキャンパスへ来てください!

次回は2026年7月19日(日)に開催します!

未来を作るのは、みなさんです!

オープンキャンパス情報はこちら

Tocucho3_2

Tocucho3_3_2023
さあ!!年7月19日(日)は東京工科大学のオープンキャンパスへGO!

(メディア学部藤崎実)

2026年6月23日 (火)

NICOGRAPH International 2026 に参加してきました

2026年6月22日 (月) 投稿者: メディア技術コース

メディア学部の渡辺です。みなさんこんにちは。

6月19〜21日に名古屋にて開催された「NICOGRAPH International 2026」(以降「NicoInt」)という学会に参加してきました。今回は残念ながら私自身も私の指導学生も投稿できなかったので、聴講ということになりましたが、とても楽しかったです。

今回のサプライズは、キーノートスピーカーとしてコンピュータサイエンス学部の生野先生が講演されたことです。私自身は、NicoInt を主催している芸術科学会という学会の会長を務めておりますし、この学会になじみ深いのですが、生野先生はおそらくこれまでこの学会の存在は知らなかったと思います。一方の生野先生も見知らぬ学会に呼ばれて参加してみたら、突如知っている顔が登場したのでとても驚かれたと思います。生野先生が呼ばれた経緯なんですが、今回の NicoInt の運営委員長をご担当いただいた董然先生という方がいらっしゃいまして、董先生は 2021年度から2022年度まで CS 学部の助教として本学に在籍しておりました。そのつてで、董先生から生野先生にお呼びがかかったということだと思います。今後も、生野先生と生野研の学生に芸術科学会のイベントでご発表いただけると良いなと思います。

今回は自分の研究室からの発表がなかったので、学会の様子をここに掲載することはできませんので、一人で食した名古屋のソウルフードを掲載しておくこととします。

Img_0355

(メディア学部教授 渡辺大地)

2026年6月22日 (月)

オープンキャンパス2026のご案内!(メディア学部 藤崎実)

2026年6月 7日 (日) 投稿者: メディア社会コース

みなさん、メディア学部の藤崎実です。

東京工科大学では、以下の日程でオープンキャンパスを行います。
6月14日(日)、7月19日(日)、8月2日(日)、8月23日(日)

20260606-161758
東京工科大学の施設を確かめ、キャンパスの雰囲気を肌で感じるチャンスです!!
大学紹介、体験型の講義や実験、個別相談など様々なプログラムを実施します。

20260606-162425
詳しくはこちらのサイトをご覧ください!

https://jyuken.teu.ac.jp/jyuken/visit_oc.html
20260606-162654

体験講義・体験実験、研究室公開など盛りだくさんの内容です。
各学部の研究室も公開します。
ぜひ実際に研究室を訪れて、先生や学生から研究の話を聞いてみてください。
20260606-162643

多くの参加をお待ちしています!

お楽しみに!!

(メディア学部 藤崎実)

2026年6月 7日 (日)

AIによる感情分析とその結果を活用した感情的な音声合成

2026年6月 3日 (水) 投稿者: メディア技術コース

2026年3月9日(月)から13日(金)にかけて、ライトキューブ宇都宮にて開催された言語処理学会第32回年次大会(NLP2026)以下の研究発表を行いました。

  • 金 昌葉、松吉 俊: 感情分析と感情適応型音声合成を統合したAIカウンセリングシステム

この発表論文は、年次大会の予稿集ページにおいて誰でも無料で読むことができます。下の写真は、ポスター発表の様子です。 

Kimnlp2026bKimnlp2026a

発表してくれたのは、2025年度に大学1年生の金(キム)さんです (2026年度に2年生)。金さんは韓国からの留学生です。2026年4月1日のブログでもお話ししましたが、メディア学部には、大学1年生で卒業研究相当の研究活動を行う「先端メディア学」という授業があります。金さんもこの授業の受講生でした。

音声合成AIを利用すると、コンピューターに日本語文章を音声で喋らせることができます。初期のパラメーターでもかなり自然に喋るのですが、感情が絡む文章では、聞き手の人間が少し違和感を感じてしまう音声が合成されることが少なくありません。そこで、金さんは、対話相手の人間に共感して、自然かつ感情的な音声で返答できるシステムを考えました。このシステムでは、まず、人間が発話した文章に含まれる感情をAIで自動分析します。そして、その感情分析結果に従って、コンピューター音声の速度、ピッチ、抑揚、音量という4つのパラメーターを調節します。以下の画像をクリックすると、システムの流れ図、人間とシステムの対話例、具体的なパラメーター調整方法の詳細を確認することができます。

Kimc

金さんは、既存のものよりも人間に寄り添ったカウンセリングAIを実現するために、上記のシステムを考え、実際にコンピューター上で実装し、被験者実験によって役に立つことを確かめました。

東京工科大学では、AIを使用する技術の教育に力を入れています。ゲーム、アニメ、CG、映像、音楽などの制作技術もAIも学びたい人に本学メディア学部は適した学部であり、オススメです。本学は今年も6月~8月にオープンキャンパスを実施します。メディア学部で学べることや先輩たちの研究テーマについて深く知ることができます。興味がある高校生はぜひオープンキャンパスにお越しください。お待ちしています。

(文責: 松吉俊)

 

2026年6月 3日 (水)

遂に「野沢本」が書籍化!

2026年5月13日 (水) 投稿者: メディア技術コース

榎本です。

 

2012年から始めた、長野県野沢温泉村でのお祭りの調査・分析をまとめた書籍が刊行されました。

一体、いつから書き始めたのでしょうか。

ダウンロード - e4b889e5a49ce8ac9be38395e383a9e382a4e383a4e383bc.pdf

Photo_20260514115801 

目次は以下となっております。

【目次】

「シリーズ フィールドインタラクション分析」の狙い

第1部 三夜講との出会い

第1章 フィールド調査をする前に何が分からなかったか(榎本美香)
 1.1 はじまり:2012年4月某日
 1.2 野沢とのファーストコンタクト:2012年7月6日
 1.3 野沢とのセカンドトコンタクト:2012年9月12日
 1.4 三夜講との出会い:2012年10月6日
 1.5 衝撃の伐採場面:2012年10月6日午後
 1.6 「三夜講」を理解する:2012年10月7日朝

第2章 どんなフィールドか(伝康晴)
 2.1 フィールドの概要
 2.2 道祖神祭り
 2.3 祭りの担い手たち:三夜講
 2.4 祭りの行事と関係する場所
 2.5 調査者たちの活動


column1 金二さんと古庵(榎本美香)


第2部 気づきと参加

第3章 目の前の活動に「手を出す」力(榎本美香)
 3.1 この人はなぜここに立っているのか
 3.2 事例分析1:1年で学ぶ
  3.2.1 背景
  3.2.2 三夜講初年度
  3.2.3 三夜講2年目
  3.2.4 三夜講3年目
 3.3 事例分析2:1日で学ぶ
  3.3.1 背景
  3.3.2 動きが後手にまわる
  3.3.3 真っ先に動くようになる
 3.4 三夜講を経て培われるもの

第4章 「昨年通り」と「臨機応変」との狭間で(阿部廣二)
 4.1 謎の家
 4.2 御神体台の作成
  4.2.1 なぜ時間がかかるのか?
  4.2.2 再現の重視と環境の変化
  4.2.3 相対参照点とその使用上の困難
  4.2.4 絶対参照点
  4.2.5 発話と身体動作の組み合わせによる絶対参照点の共有
  4.2.6 絶対参照点が足りない場合
 4.3 考察:自己決定と造成物の帰属先


column2 朝飯づくりの先にあるもの(阿部廣二)
column3 手放せないカメラ(森内康弘)


第3部 声と音

第5章 里曳きはいかに曳き始められるか:相互行為から考える伝統の継承と変動(細馬宏通)
 5.1 里曳きの全貌が分かるまで
 5.2 この章で考えること
  5.2.1 掛け声の謎
  5.2.2 祭りの作業の変動、変異、逸脱、失敗
 5.3 2012年度の里曳き分析
  5.3.1 動き始めの声(事例1)
  5.3.2 動き始めの注意の組織化と動作(事例1、2)
 5.4 立ち話での変動の指摘
 5.5 年度間における曳き始めのタイミング比較
 5.6 2013年度の里曳き分析
  5.6.1 2013年度の委員長組の曳き始め(事例4)
  5.6.2 曳きの洗練(事例5)
  5.6.3 2012年度の例外的に遅い曳き(事例6)
 5.7 おわりに

第6章 猿田彦の舞に見る「わざ」の意識(寺岡丈博)
 6.1 はじめに
 6.2 湯澤神社例祭と猿田彦の舞
 6.3 猿田彦の舞の拍子方
  6.3.1 舞方
  6.3.2 囃子方
  6.3.3 舞と囃子の構成
 6.4 拍子方の相互行為
  6.4.1 囃子方-囃子方
  6.4.2 舞方-囃子方
  6.4.3 舞方-舞方
 6.5 おわりに


column4 三番の猿田彦命を探せ(寺岡丈博)


第4部 物と身体

第7章 祭りを支える「縄結び」:結び目にみる美しさと頑丈さの共存(坊農真弓)
 7.1 はじめに:フィールドの洗礼
 7.2 縛るではなく「結ぶ」
 7.3 教える手、学ぶ手のプロソディ
  7.3.1 縦結び
  7.3.2 ほぐれ留め
 7.4 おわりに

第8章 成員性と物質:物の個性と道具の特性に関する経験の共有(高梨克也)
 8.1 何が分からなかったか?
 8.2 分析対象とする作業
 8.3 着眼点
  8.3.1 着眼点1:物質
  8.3.2 着眼点2:成員性
 8.4 分析:誰がいつ、どのように道具を使っているか?
  8.4.1 鳶口の向き
  8.4.2 掛矢の意外な使い方
 8.5 考察:構想と実行を自分たちの共通経験にする


column5 野沢のエートスと地理(高梨克也)
Tips1 屋外でのビデオ撮影のための工夫(高梨克也)


第5部 人と場

第9章 広大な野外で会話する人々の身体配置(伝康晴)
 9.1 はじめに
 9.2 分析対象
 9.3 さまざまな陣形
  9.3.1 概要
  9.3.2 事例1:円形配列
  9.3.3 事例2:横並び配列
  9.3.4 事例3:馬蹄形配列
  9.3.5 ここまでのまとめ
 9.4 それぞれの立場から見た人間関係の機微
  9.4.1 前社殿棟梁の立場から
  9.4.2 現社殿棟梁の立場から
  9.4.3 現道祖神委員長の立場から
  9.4.4 次期道祖神委員長の立場から
 9.5 おわりに

第10章 「立ち話」にみる共在の構え:会話場の変容を司る複雑な成員性(坂井田瑠衣)
 10.1 はじめに
  10.1.1 「わからなさ」の原因
  10.1.2 「立ち話」にみる共在の構え
 10.2 注目する現象:会話場の変容
 10.3 「立ち話」の事例分析
  10.3.1 会話場から抜ける
  10.3.2 新たな会話場をつくる
  10.3.3 立ち去りつつ一時的に会話場に復帰する
  10.3.4 事例分析のまとめ
 10.4 濃淡のある上下関係が司る会話場の変容
 10.5 おわりに:「こじつけ」と「無理解」のはざまで


column6 バー寶友会(伝康晴)


あとがき
索引
監修者・編者・執筆者紹介

 

ご興味のある方は是非手に取ってみてください。

2026年5月13日 (水)

先端芸術音楽創作学会(JSSA)での発表

2026年5月 8日 (金) 投稿者: メディアコンテンツコース

こんにちは。伊藤彰教です。

先日はソニックアーツフェスティバル2026での学生さんの作品発表について書きましたが、本日はこれに関連する学会の話題です。学生作品を演奏・展示するフェスティバルには母体がありまして、それが先端芸術音楽創作学会(JSSA)です。フェスティバルの会期中はこちらの学会の研究発表会も併せて開催され、作品を発表した学生3名とも学術発表を行いました。

Sdim1665
Sdim1660
Sdim1657
創作のコンセプト・テクノロジーや知覚現象の応用方法などをまとめた論文も公開されています。よろしければぜひご一読ください。

 

2026年5月 8日 (金)

立体音響コンサートでの作品上演

2026年5月 4日 (月) 投稿者: メディアコンテンツコース

こんにちは。メディア学部の伊藤彰教です。

去る2/22,23、国立音楽大学にて『インターカレッジソニックアーツフェスティバル』が開催されました。テクノロジーを駆使した近未来的なディジタル・ミュージックやサウンドアートの学生作品が一堂に介するコンサート&展示作品展です。大学は実験や調査をする研究だけではなく、芸術大学を中心に創作を行う大学も多々あります。メディア学部でも作品制作を中心に行う学生がおりまして、そうしたサウンド・クリエイション系の学生さんにとっては、論文発表ではない貴重な機会であり「学会発表」のような位置付けです。

638365289_25774538318883121_727483818630

636950570_25746438805026406_303201908124

学生作品というと「なにかそんなにすごいの?プロじゃないしイマイチそう…」と思われがちですが、日本全国の音楽大学、芸術系大学からも若き才能が集まり、中には「もうプロなのでは?」という活動を展開している人もいて、大学教員としても毎年刺激になるイベントです。

そんな中で今年は、少なくとも運営に携わった大学の先生方の調べによれは<プロの藝術音楽の事例も含めて日本初>となる試みが行われました。それが「アクースモニウム」という上演方法と「Dolby Atmosによる立体音響上演」を、ひとつのコンサート音響システムで並行して実現するというものです。国立音楽大学の大スタジオ(ほぼコンサートホール!)で稼働する20台以上のスピーカーシステム、東京電機大学が所有するアクースモニウム・ミキサーに加え、東京工科大学メディア学部からDolby AtmosとDanteシステムを持ち込み、3大学協力のもとでこれまでにない上演システムを構築することができました。

このシステムが実現できたことにより、初めてDolby Atmos形式による作品データの募集を行うことができました。音楽大学を中心に日本全国から5作品が集まる中、メディア学部伊藤彰教研究室からも3名の学生さんが出品し、上演後も他大学の先生方から「上からのスピーカーの使い方が上手。普段から立体音響の環境で長時間創作活動をしているのがよく分かる。」とお褒めのことばを多数いただきました。

<メディア学部からの学生作品>

  • 藤村勇里《Studies No.1 for Aleatoric Coded Voxels》
  • 岩堀風太《Myodesopsia Interstice》
  • 榛澤浩毅《Drum'n'Bass Beyond the Floor》

立体音響の作品制作・録音技術といえば東京藝術大学の音楽環境創造科名古屋芸術大学音楽学部のサウンドメディアコンポジションコースなどが国内トップランナーですが、ありがたいことにこのコンサートの会期中に「いま立体音響に取り組み始めているところだが、どこから手をつけていいか悩ましい…」という複数の音楽・藝術系大学の先生方から「ぜひアドバイスにのってほしい」と相談が寄せられ、いくつかの大学とは共同研究などに向けての相談も始まりつつあります。こうした評価を得られたのも、学生さんが日々楽しく研究と創作活動に勤しみ、たゆまぬ努力をして、素晴らしい作品に結実させてくれたからこそ…ということで、教員としても非常に誇らしく、ありがたく思います。

「立体音響って興味あるけど、どうしたらいいんだろう…」という高校生のみなさん、専門学校や高専から大学編入を考えておられるみなさんには、ぜひ東京工科大学メディア学部を進学先のひとつとして考えてみてください。学部でのさまざまな演習を受けるだけでなく、大学らしい研究につなげ、その成果を、エンジニアとしてはAES日本学生支部、クリエイターとしては今回のインターカレッジソニックアーツフェスティバルなどに出品することを通じて、多くの同世代の仲間や、頼もしい先輩方と出会えるよう、メディア学部伊藤彰教研究室では整え続けていく予定です。教員であるわたくしも、たくさんの大学の先生方と協力しながら、あたらしい音響表現の実現に挑戦し続けようと思います。

2026年5月 4日 (月)

より以前の記事一覧