研究紹介

構造色を持つ宝石のCG表現

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3月に開催された情報処理学会第79回全国大会で、メディア学部4年(当時)熱田一仁君が卒業研究で取り組んだ研究を発表しました。

熱田一仁, 藤堂英樹, 柿本正憲, "構造色を持つ宝石のCG表現," 情報処理学会第79回全国大会, 7X-05, 2017.3.

発表した熱田君は、「モデリング・レンダリング」セッション7件の発表中2件選ばれた学生奨励賞のうちの1件として表彰されました。

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宝石の中には、見る角度によって色が変わるようなものもあります。たとえばブルームーンストーンと呼ばれる宝石は内部に微妙な虹色の部分があり、向きを変えるとその虹色が変化したりします。

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取材記事公開:CG 業界御用達の雑誌「CGWORLD」のフリーペーパー版にて

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本ブログをご覧の皆様,こんにちは.

メディア学部准教授 菊池 です.

本日のブログでは,CG 映像・ゲームなどの業界における専門誌として,専門家からも広く購読されている「 CGWORLD 」という雑誌のフリーペーパー版「 CGWORLD Entry 」から,私の研究室が取材を受けた際の記事に関して紹介したいと思います.

まずは,インタビュー記事が「こちら」で公開されておりますので,ご覧ください.

記事の中では,菊池研究室最新の研究成果を紹介するだけでなく,常日頃から私が学生指導の際に考えていることやアドバイスなども書かれております.

フリーペーパー版は 5 月に発行になるそうですので,書店で見かけた際には是非お手に取ってご覧いただければ大変光栄です.


文責:菊池 司

画像電子学会で本学大学院生が発表

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画像電子学会の第280回研究会が長崎大学文教キャンパスで、3月9日、10日の二日間にわたり開催され、25件の発表がありました。

その中で、本学大学院メディアサイエンス専攻修士課程1年生の峯村侑志君は「粘着性シールの剥がれ跡シミュレーション」の発表を行いました。

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卒業研究の学会発表

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こんにちは。

メディア学部の寺澤です。

3月16日から18日にかけて、名古屋大学で情報処理学会第79回全国大会がありました。報告が遅くなってしまいましたが、私の「ネットワークメディア研究室」からも3件の発表を行いましたので紹介したいと思います。全国大会は名前の通り、全国から研究者と学生が集まる大きなイベント(学会)です。大学の教員や企業の研究者などが発表する一般セッションと学部生や大学院修士課程までの学生が発表する学生セッションがあります。

今回は3名とも別々の学生セッションで発表しました。

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Anime Japan 2017に出展しました

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メディア学部の三上です.

2017年3月24日,25日に開催された,世界最大級のアニメの祭典「Anime Japan 2017」にプロジェクト演習の作品や卒業研究の研究成果を展示しました.
過去最大の14万5千人を超える来場者の中,学生たちが元気に自分たちの成果をアピールしました.

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「シナリオライティングシステム」を開発して,博士号を取得!

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戀津 魁(Kai Lenz)君が,博士(メディアサイエンス)の学位を取得し,3月24日の学位記授与式において,学位記を学長から直接いただくことができました.

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このために大学院メディアサイエンス専攻博士学位論文公開発表会を以下のように実施しました.
日 時:2017年1月13日(金) 13:15~14:30
場 所:KE302教室
題 目:
シナリオ情報構造化システムによる映像コンテンツ制作支援基盤の構築
審査委員
主査  近藤 邦雄
副査  柿本 正憲
副査  三上 浩司
副査  菊池 司
副査  竹島 由里子

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この発表会に加えて専門科目と英語の筆記試験も行い,無事,合格しましたので,学位記授与式を迎えることができました.この学位論文の概要は次のようです.学位論文は国会図書館に収められ,公開されますので,興味を持った方はぜひ読んでください.
■ 研究の概要
映像コンテンツの制作を行うには多くの工程において多様な情報を扱う必要がある.そのためにシナリオに必要な情報を記載する.このため映像コンテンツ制作において,シナリオは作品の設計図といえる.ストーリーやジャンルなど物語の内容を示し,キャラクター設定や舞台設定など,撮影及び作画工程において必要な情報を多く備えている.しかし,シナリオ自身も非常にさまざまな工程を経て多くの情報を扱う.そのため,シナリオに関わる第1の問題として,シナリオ執筆の難しさが挙げられる.シナリオはその文章量に対し各種情報を矛盾なく織り込む必要がある.第2の問題として,シナリオからの情報の読出しが挙げられる.1本の文章としてのシナリオの場合,登場人物や舞台の情報を把握するためには,シナリオのその内容が描写されている部分を作業担当者が探し出して読むことが必要となる.第3の問題として,シナリオから完成形の映像の想像が難しい点が挙げられる.シナリオは映像制作の初期段階の資料であるため,シナリオと完成映像は作業工程において最も離れているといえる.多くの人員と協力して制作を行っていくときに,それぞれのメンバーが異なる完成映像を想像していると破たんや作業のやり直しなどのリスクが高まる.
これらの諸問題を解決するため,本研究ではシナリオ情報をベースとした映像コンテンツ制作支援基盤の構築を目的とする.この目的を達成するため,シナリオに関わる諸課題を解決するために次の3つの課題を取り扱った.

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2016年度社会情報学会中国・四国支部研究発表会に参加して

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さる311()、松江市にある島根大学で2016年度社会情報学会中国・四国支部研究発表会が開催されました。松江市といえば、茶人としても名高い不昧公7代藩主松平治郷、あるいは、小泉八雲の名が思い浮かぶかもしれません。筆者も高校生の頃HearnKWAIDANを読み、英文にある日本的情緒に感じ入った経験があります。以来、「太古の鼓動が聞こえる」早朝の宍道湖畔をいつか訪れたいと思っていましたが、40年近く経ってしまいました。


島根大学正門にて313() (筆者撮影)

 

さて、当日の研究会の報告は以下の通りでした。

研究発表(1)「地方公共団体とオープンデータ-地方公共団体の情報公開制度から見たオープンデータ-

研究発表(2)「地方自治体におけるオープンデータの活用の効果と課題」

研究発表(3)「民間企業におけるソーシャルメディア活用実態に関する研究」

研究発表(4)「情報社会における余暇活動の変容とその対応 -日本の公営競技に着目して-

研究発表(5)「基礎自治体におけるオープンデータ化の現状と課題」

研究発表(6)「オープンデータを活用したビジネスモデルの展開」

研究発表(7)「社会的意思決定のためのシミュレーションモデルの構築法」

 

7件の報告中5件がオープンデータの利活用に関するものでした。実は国のオープンデータよりも自治体の利用の方が進んでいるそうです。かつて、統計委員会のワーキンググループで、ネット上のデータ利用とオープンデータ利用を主張しながら、実現に至らなかった経験が頭に浮かびます。今後の進展により、メディア学部における教育研究にも直接役立つことでしょう。

 

(メディア学部 榊俊吾)

「映像表現・芸術科学フォーラム」で卒業研究の成果を発表

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先日のブログでは、「先端メディアゼミナール」の成果発表を紹介しましたが、卒業研究の学生もがんばっています。映像表現・芸術科学フォーラムで、私の担当する「サウンド×ヒューマン」プロジェクトからは、2件の発表を行いました。

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1件目は、山口知子さん(写真左)の「SD法を用いた主観的表現からの恐竜の声の推定」です。このブログをご覧の皆さんも、「恐竜の声」と言えば、映画やテレビに出てくる恐竜の声を何となくイメージすると思いますが、実際の恐竜の声を聞いたことがある人は、世界に一人もいません。それでは映画やテレビの恐竜の声はどうやって決めているのか、という疑問から始まった研究で、そこに人間の主観的な印象を定量化するためのツールであるSD法を応用し、言葉から声を導き出す方法を考えました。

2件目は、大谷泰斗さん(写真右)の「音声入力によりコントロール可能なマルチモーダル演奏システム」です。「技術の粋を集めてとにかく格好いいギター演奏を実現したい」というコンセプトで始めた研究ですが、進めているうちに、演奏だけでなく映像もコントロールできる総合的なパフォーマンスにしようというアイデアが出て、着々と研究が進んでいます。会場が狭くてギターの実演はできませんでしたが、演奏のビデオを上映しながらの発表となりました。

発表してくれた人は、友人たちが春休みを満喫している間も準備に追われて大変だったでしょうが、学会で大勢の人と触れ合うことができて、その苦労に見合う体験ができたのではないかと思います。研究室としても、日頃の活動を内外にアピールすることができて、とても良い一日となりました。

(大淵 康成)

研究発表

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317日(金)に,名古屋大学で開催された情報処理学会第79回全国大会にて,「コミュニケーション・アナリシス」プロジェクト(榎本・寺岡研究室)2016年度卒研生の荒畑翼君が研究発表(※注)をしました.

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発表内容は,荒畑君が1年間取り組んできた卒業研究の内容です.この研究は,ラジオトークの会話データに対して話者の発話間の「間」を詳細に分析し,発話の重複が一般的な会話とどのように異なるのかについてまとめています.荒畑君によれば「緊張しました」とのことですが,発表中はもちろんのこと発表後の質疑応答の時間でも他大学の先生からの質問とコメントに対して,終始落ち着いて回答していました.教員として,ここまで卒業研究に真剣に取り組んでくれて,とても嬉しく思います.

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このブログで先生方が色々な学問分野の研究や講義について紹介していますが,メディア学部で取り組める分野は本当に幅が広いです.荒畑君は,2年生や3年生の時は音声処理や画像処理に関する専門演習や講義を履修していましたが,卒業研究で音声を使ったコミュニケーションの分析に取り組みたいと思い,「コミュニケーション・アナリシス」プロジェクトを希望するに至りました.

このように,大学生活では興味がある分野の演習や講義を積極的に取り組むと,関連分野のまた違ったアプローチの分析や研究にも興味が湧いてくることがあります.特に,メディア学部は様々な分野の先生が所属しているため,このような傾向が往々にしてあると私は感じています.これは大学生活の醍醐味の一つです.入学を目指している皆さんも,メディア学部に入ったら是非体験してみてください.そして,4年生の最後は,卒業研究を学会で発表して優秀の美を飾りましょう!

※注

荒畑翼, 寺岡丈博, 榎本美香, "オープンコミュニケーションとしてのラジオトークに見られる超づく発話現象の解析", 情報処理学会第79回全国大会, 2017.


文責:寺岡

 

映像表現・芸術科学フォーラム2017でコンテンツプロダクションテクノロジープロジェクトの4年生が研究発表

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映像表現・芸術科学フォーラム2017(Expressive Japan 2017)において,私が共著になっている研究発表は10件でした.そのうち,コンテンツプロダクションテクノロジープロジェクトの卒研生による発表は5件,コンテンツプロデューシングプロジェクトからは3件でした.このほか共同研究発表が2件でした.
この記事では,主にコンテンツプロダクションテクノロジープロジェクトの学生の発表5件を紹介します.本プロジェクトの研究テーマの中には,キャラクターメイキング,シナリオライティング,演出技術があります.このフォーラムにおいて,これらの研究成果を発表しました.
関口君は,大きな教室で口頭発表をしました.キャラクターの怒りを演出するための支援方法について研究発表しました.4年生がこのような教室で多くの研究者や学生の前で発表するためには多くのリハーサルが必要です.準備を通じて,発表技術を習得できるので,会社におけるプレゼンにも大変役立ちます.また,質問に対してもその内容を理解して,相手の知りたいことをきちんと答えることは研究者同士でもむつかしいことがあります.そのような経験を大学生の時にできたことは今後の仕事に大いに役立つことと思います.

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