社会

ヒトの寿命の異常性を哺乳類の心拍数からひも解く

2019年12月 2日 (月) 投稿者: メディア技術コース

こんにちは。メディア学部健康メディアデザイン研究室の千種です。

今回はヒトの寿命が哺乳類の中で異常であり、それを哺乳類の心拍数という視点で説明してみたいと思います。高校生や大学生の皆さんは大型動物の方が小型動物よりも心拍数が遅いことを知っている人も多いと思います。これに関連して、ローチェスター大学名誉教授の秋山俊雄氏が、哺乳動物の心拍数と寿命の間に興味深い関係があることを分析した米国ハワード・ヒューズ医学研究所のBeth Levine博士の研究を紹介しています。この論文( http://new.jhrs.or.jp/pdf/education/akiyamalecture07.pdf )では、大型動物は小型動物に比べて心拍数が少なく、寿命が長い傾向があるという分析結果を提示しています。

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上図は、横軸に平均寿命、縦軸に心拍数を対数プロットしたグラフです。両者の間には、ヒトを除いて、直線関係の法則があり、心拍数が早い小型動物よりも心拍数が遅い大型動物ほど寿命が長いことがわかります。例えば、体重30gの小型動物のマウスの心拍数は500[bpm](beats per second、一分間あたりの心拍数)以上で、寿命は約 2年になっていますが、30150[t]のクジラの心拍数は1520[bpm]で、寿命は 3032年、56[t] のゾウの心拍数は40[bpm]で、寿命は約70年になっています。

このグラフではヒトだけが例外となっていて、その寿命は大きく右方に位置しています。つまりヒトだけが圧倒的に(異常に)寿命が長いということが分かります。ヒトは文明社会を進化させ、健康管理や医療の恩恵を受けて生活しているので、厳しい自然のなかで暮らす野生動物よりも長生きであると考えられています。つまり、ヒトの進化が寿命の延命化を実現したということになります。また、家猫は、ヒトの家庭環境の中で生きているので、野良猫よりも寿命が長くなる、と同じような意味合いになります。

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下図は哺乳動物の生涯心拍数(Heart beats/Life time)と寿命の関係をプロットしたグラフです。大型動物と小型動物では心拍数は大きく異なっていますが、哺乳動物の一生の間に心臓の脈動の総数を観測すると、それらは (7±5)×10^8 の付近に分布しています。つまり哺乳動物は心臓が約2~12億回程度の脈動ができる寿命の動物であるということが解ります。

これは人生百年時代に近づくとともに健康寿命と平均寿命との差が社会問題化していることに対する新たな気づきになるのではないでしょうか。

2019年12月 2日 (月)

メディア学部ではこんな研究もできる!

2019年11月13日 (水) 投稿者: メディア社会コース

こんにちは、着任2年目・メディア社会コースの森川です。
 
先日、私の研究や卒研室に関する取材記事が本学ウェブサイトに公開されました。
大学進学を目指す高校生の皆さんに是非読んでいただきたいと思います。
 
 
さて、記事の中に、私の研究室で学生が行っている研究を2つほど紹介しました。
今日は他にどんな研究が行われているかを紹介したいと思います。
“メディア”と言えば、コンテンツを「つくる」ことに意識が向きがちだと思いますが、クリエイティブワークだけではコンテンツ・ビジネスは
成立しません。
誰のために何をつくるのか(今の社会にはどんなコンテンツが必要か)、マーケットのサイズはどれくらいで、収益はどれくらい見込めるか、
競合にはどんな相手がいるのか、どんな戦略を取ればいいか、どんな宣伝やプロモーションを行うべきか、などなど、考えるべきことは山ほどあるのです。
そういった、ビジネスサイドの知識を学べるのが、メディア社会コースのカリキュラムです。
クリエイティブワークに対する、プロデュースワークの視点と言ってもいいかも知れません。
例えば、私の研究室では以下のような研究をしている卒研生がいます。
 
 
・深夜アニメ番組のTwitterツイート数を伸ばす要因は?
日本は世界でも珍しく、大人向けアニメが数多く制作されている国です。
子供向けではない分、深夜時間帯にもアニメ番組が放送され、最近では視聴率奪い合いの過当競争に。
先行研究では、深夜アニメ番組の視聴率を上げる要因の一つが、視聴者のTwitterでのリアルタイム・ツイートであると述べられています。
では、リアルタイムのツイート数を増やすにはどういった施策が考えられるのでしょうか。
ツイートを収集し、研究を進めています。
 
 
・ホラー愛好家の特徴とは?
人間にとって本来不快であるはずの「怖い」という感情。
にも関わらず、幽霊やゾンビ、妖怪などが登場するホラーコンテンツをこよなく愛する人たちが存在します。
一体どういう人たちがホラーを好んで見ているのか。
どういう信条や趣味・趣向を持っているのか。
アメリカの研究を元に、日本の現状を明らかにしようとしています。
 
 
・今後、Jリーグを盛り上げていくにはどうすればいいか?
リーグが創設されて27年。
現在のラグビー人気のように、最初こそ大きな盛り上がりを見せましたが、Jリーグ人気はここ数年横ばい状態です。
プロ野球人気が下降気味と言われて久しいですが、まだJリーグはプロ野球人気を超えることができていません。
しかし、Jリーグのチームの中でも、浦和レッズは堅調に業績を伸ばし、熱狂的なファンを生み続けています。
何が浦和レッズの成功要因なのか?
数々のデータから考察を行っています。
 
 
・子ども向け特撮番組のCMを親たちはどう見るか?
番組に出てくるヒーローが登場し、商品の宣伝を行うCMのことを「ホストセリングCM」といいます。
実はこの宣伝手法は、まだ脳が未発達の子どもに大きな影響を与えるとして、多くの国で禁止されていますが、日本では禁止されていません。
法で禁止されていない以上、CMに目を光らせていなくてはいけないのは保護者ということになります。
では、実際日本の親たちはホストセリングCMをどう捉えているのか?
お母さんたちが子どもと一緒になってヒーローを演じる俳優を熱狂的に応援する、ある種特殊な状況を抱える日本において、面白い調査結果が出るかも知れません。
 
 
この他にも、まだまだ多様な研究が行われている森川研究室。
皆さんが興味のあることなら、研究のシーズになると思います。
クリエイティブや技術だけではない、メディアの社会的な一面に、是非目を向けてください。
 
メディア学部メディア社会コースで、やりたいことがきっと見つかります!
 
 
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(メディア学部 森川 美幸)

2019年11月13日 (水)

ACC受賞作にみる広告の仕事の幅の広さ(メディア学部藤崎実)

2019年11月 3日 (日) 投稿者: メディア社会コース

今年も10月に、ACCによる「ACC TOKYO CREATIVITY AWARDS」が発表されました。
ACCとは、「All Japan Confederation of Creativity」の略。このACCが日本の広告業界におけるスタンダードな広告賞になります。

例えば、このそのカテゴリーの幅の広さを見るだけで広告業界の仕事の幅がわかるのではないでしょうか。例えば、TVCMなどとは違う部門に目を向けると・・・

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◆◆◆
「マーケティング・エフェクティブネス部門」での「総務大臣賞/ACCグランプリ」受賞作は、TBWA\HAKUHODOによる「注文をまちがえる料理店」です。
こちらは世界的に増えつつある認知症の患者への理解を得るために作られたレストランです。

おわかりでしょうか?
認知症の患者への理解を得るために、ポスターやCMを作るのではなく、認知症の患者さんたちにホールスタッフとして働いてもらうレストランを期間限定で開業するというものです。

「注文をまちがえる料理店」というネーミングのレストランにすることで、注文を間違えても良いことを前提とし、認知症患者との会話やふれあいを通じて、認知症患者の方々とのコミュニケーションの大切さを理解してもらうという試みです。

この取り組みは多くのニュースや報道でも取り上げられて、大きな話題になりました。

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(画像の出所:コンセプトビデオ「rest mis order conceptV JP re」のカットより)

こうしたコミュニケーションデザインは、広告コミュニケーションのあり方やこれからの可能性を示していますよね。

詳しくはコンセプトビデオを是非ともご覧ください。きっとこころが動かされることでしょう
→ 「rest mis order conceptV JP re」

審査委員長の小和田審査委員長は、審査講評として次のように述べています。
「どの作品も素晴らしい中で、特にグランプリになった要因としましては、ソーシャルグッドだったからではありません。現在、SNSを含めちょっとした間違いやうっかりした発言も許さず炎上してしまうというような社会の中で、寛容な空気をつくるといった素晴らしいクリエイティブに より、認知症になっても諦める事なく働くことができるといった変革がおこせたこと、またそれが日本の中でこれからも広がることが期待できるという点で高く評価をしました。AI時代に人だからこそできるマーケティング、今後の一層の拡がりに期待しております。おめでとうございます。
 → http://www.acc-awards.com/festival/2019fes_result/me.html

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【公式】注文をまちがえる料理店

◆「認知症のスタッフを起用「注文をまちがえる料理店」が生む笑顔」(ダイヤモンド社によるビジネス情報サイト「ダイヤモンド・オンライン」の2018.3.26 の記事)

◆注文をまちがえる料理店【特別動画】 (こちらの動画も是非ご覧ください。「できなくても、間違えても、もう一度やればいい」社会のみんながそう思えば、社会全体がもっと良い社会になるのではないか、そう思えてきます。)


◆◆◆
最後に「ACCクリエイティブイノベーション部門」での「ACCシルバー」受賞作をご紹介しましょう。

近年の広告業界は、商品やアプリの企画・開発も企業に提供しています。
受賞作のこどものやる気を引き出すために開発されたIoTペン「コクヨ 宿題やる気ペン」は、企業と生活者(この場合は子どもや保護者)の間を結ぶアイテムとして、広告コミュニケーション的な発想のもと開発された商品です。

このペンによって子どものやる気と勉強習慣が高まれば、保護者もうれしいですし、何より子どものためになりますよね!

こちらも「広告を作って商品を売る」のではなく、そもそもあったら「便利なペンを開発」することで、企業が前進するためのお手伝いをする、という好例だと思います。こうした企画・開発にも広告業界の知恵が結集しているのです。

こうした発想が可能なのは、広告は「コミュニケーション」だからです。

「人の気持ちを動かす、人と人をつなぐ、人と人を結ぶ」というコミュニケーションに関するプロフェッショナルが広告人なのです。

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(画像の出所:コクヨの商品サイトより
 https://www.kokuyo-st.co.jp/stationery/yarukipen/

◆(コンセプトムービー)「コクヨ しゅくだいやる気ペン」

◆コクヨ しゅくだいやる気ペン 製品の使い方

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(画像の出所:コクヨの商品サイトより https://www.kokuyo-st.co.jp/stationery/yarukipen/


いかがでしょうか。
広告は商品を売るためにある、とお思いの方が多いと思いますが、今や広告会社が商品開発も行う時代になっているのです。
プロトタイピングデザインというジャンルも広告業界の取り組みのひとつとして、大きな流れになっています。

広告業界は常に拡張しているのです。
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【今回は広告業界について全7回の連載でした。どれも興味深い内容ですので他の記事も是非ともご覧下さい】
↓ ↓

>広告業界の仕事の実態は、なぜ、あまり知られていないのでしょうか(メディア学部藤崎実)
>「広告」と聞くと不快なものを思い浮かべる人へ(メディア学部 藤崎実)
>広告業界からのゲスト講義①/データクリエイティブ/SOOTH吉澤貴幸さん(メディア学部 藤崎実)
>広告業界からのゲスト講義②/広告映像のおもしろさ/AOI Pro.加藤久哉さん(メディア学部藤崎実)
>広告業界からのゲスト講義③/ファンと一緒に行うアンバサダーマーケティグ/東京工科大OB吉田慎さん(メディア学部藤崎実)
>広告業界からのゲスト講義④/新時代の広告クリエイティブ/東急エージェンシー野澤直龍さん(メディア学部藤崎実)
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(メディア学部 藤崎実)

2019年11月 3日 (日)

広告業界からのゲスト講義④/新時代の広告クリエイティブ/東急エージェンシー野澤直龍さん(メディア学部藤崎実)

2019年11月 2日 (土) 投稿者: メディア社会コース

2018年の「メディア特別演習」の授業では、広告業界の最前線でご活躍の4名の方々にお越しいただき、特別講義をお願いしました。これから4回にわたり、その時のことをブログに書くことにします。これから広告業界のことを知ろうと考える人のヒントになると思うからです。


第4回目は、クリエイティブディレクター/統合プランナーの野澤直龍さんです。

野澤さんが所属する東急エージェンシーさんは、東京赤坂に本社を置く、日本を代表する大手総合広告会社です。
また、東急エージェンシーさんの特徴は、今までにない広告を実現するために、Amazing Experience<驚くべき体験>というメソッドを掲げ、常に本質を問い、新しいやり方に挑戦しているところにあります。

その取り組みは幅広い分野で次々と実践されています。
例えば、渋谷をはじめとする街を舞台とした体験づくりにも東急エージェンシーさんが関わっていることは、一般にはあまり知られていません。

さて当日ご講演を行って頂いた野澤直龍さんは東急エージェンシーで最年少でクリエイティブディレクターになり、今、最も注目されているクリエイティブディレクターです。

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野澤さんのご講演は、大変丁寧に、広告の歴史の変遷を見るところから始まりました。
そもそも広告とはどういう存在だったのか。そして、広告はどのような経緯を経て、その形を変えてきたのか。

広告と人・社会との関係。知ってもらうこと。語ってもらうこと。
テレビの普及、インターネットの普及。HOW TO SAYからWHAT TO SAYへ、そしてHOW TO INVOLVEなど。

ブランドが解決すべき課題に広告が関与し、今や社会に欠かせないコミュニケーションになっていることが実感できる素晴らしい内容でした。

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ご講演の概略は下記です。
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2018年1130日(金)
ご講演:野澤直龍氏(東急エージェンシー クリエイティブディレクター/統合プランナー)
タイトル:「POWER OF ADVERTISING -世の中を動かす、新しい時代の広告クリエイティブ-

(参考サイト)
東急エージェンシー、新ユニット「TOMO」の活動を開始
◆「TOMOWebサイト 
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当日の詳細の全てはご紹介できませんが、とても有意義な90分でした。

なお、当日ご紹介頂きました野澤さんの作品「BEYOND NOW」は、2019年3月に開催された第22回「アジア太平洋広告祭(ADFEST 2019)」においてブロンズを受賞しました。この作品で野澤さんは、企画・クリエイティブディレクターとしてだけでなく、演出も行っています。

◆第22回「アジア太平洋広告祭(ADFEST 2019)」 においてブロンズを受賞

◆東急グループ「BEYOND NOW 

◆宣伝会議 (記事)エビマヨダンスが7年ぶりに復活!ピザーラの新CM

◆エビマヨクォーター「エビマヨダンス」篇


「上海に生きる人々が創り出すイルミネーション」
Creative Director + Planning Director: 野澤直龍 (Tokyu Agency)

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高い目標を持ち、着実に実績を作って歩んでいる野澤さんは、今後もますます活躍していくことと思います。

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野澤さん、貴重なご講演、ありがとうございました!


(メディア学部 藤崎実)

2019年11月 2日 (土)

広告業界からのゲスト講義③/ファンと一緒に行うアンバサダーマーケティグ/東京工科大OB吉田慎さん(メディア学部藤崎実)

2019年11月 1日 (金) 投稿者: メディア社会コース

2018年の「メディア特別演習」の授業では、広告業界の最前線でご活躍の4名の方々にお越しいただき、特別講義をお願いしました。これから4回にわたり、その時のことをブログに書くことにします。これから広告業界について知ろうと考える人のヒントになると思うからです。


この日のゲストはアジャイルメディア・ネットワーク(ご講演当時)の吉田慎さんでした。
吉田慎さんは東京工科大学工学部情報工学科の卒業生、みなさんのOBです。ご卒業後はエンジニアとしてさまざまな企業で多くの事業を支えてきました。

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授業の前半は、アンバサダーマーケティングのお話でした。
アンバサダーとは、いわばファンのこと。今や企業は通常の広告だけに留まらず、自社のブランドのファンを活用したファンマーケティングに積極的に取り組んでいます。
ブランドのファンは、自発的かつ積極的にSNSやソーシャルメディアで自分の好きなブランドやサービスについて他人に推奨してくれるのです。

例えば、東京工科大学のセブンイレブンのレジのモニターには、「セブンイレブンアンバサダー募集」の案内が表示されていました。

こうした企業のマーケティング活動をサポートしているのがアジャイルメディア・ネットワークです。
そしてアジャイルメディア・ネットワークのシステムチームのエンジニアとして活躍しているのが吉田さんというわけです。

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写真は東京工科大学のセブンイレブンのレジ。
このモニターで募集している「セブンイレブンアンバサダー」という活動のバックグラウンドにある、システム制作やデータベース構築は吉田さんによるものなのでした。

アンバサダーマーケティングではファンの活動をデータベース化して、ファンのデータをストックしたり、活動を分析したりしています。そうしたシステム構築の業務に吉田さんは関わっているのです。
当日は、そうした仕事の裏話など、大変貴重なお話を聞くことができました。

当日のご講演の概略は下記です。
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2018年1123日(祝・金)
ご講演:吉田慎氏
タイトル:「ファンと一緒に行うアンバサダーマーケティグと、SNSマーケティングの裏側」

(参考サイト)「アジャイルメディア・ネットワーク株式会社」 Webサイト
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なお、吉田さんは、その後転職されて、現在はアライドテレシス株式会社にご勤務されています。
みなさんのOBということで共感の持てるお話ばかりだったことと思います。Photo_20191022220801
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みなさんのOBは、社会に出てご活躍されています。

その後に続いて、みなさんも頑張ってくださいね!

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吉田さん、貴重なご講演、ありがとうございました!

(メディア学部 藤崎実)

2019年11月 1日 (金)

広告業界からのゲスト講義②/広告映像のおもしろさ/AOI Pro.加藤久哉さん(メディア学部藤崎実)

2019年10月31日 (木) 投稿者: メディア社会コース

2018年の「メディア特別演習」の授業では、広告業界の最前線でご活躍の4名の方々にお越しいただき、特別講義をお願いしました。これから4回にわたり、その時のことをブログに書くことにします。これから広告業界について知ろうと考える人のヒントになると思うからです。


この日のゲストはAOI Pro.のプロデューサー、加藤久哉さんでした。
AOI Pro.さんは長年にわたりTVCMをはじめとした映像制作を行ってきた企業です。近年は映像制作だけに留まらず、多角的な取り組みを行っています。そうした企業において、加藤さんは会社を代表するばかりか、日本を代表する映像プロデューサーのひとりです。

ところでみなさんは、CM制作プロダクションと聞くとどんな仕事をしていると思いますか?
もちろん、TVCMの制作を行っているのですが、近年はそれだけではありません。
メディアの多様化、インターネットの発展、映像作品のニーズなどにこたえるかたちで、仕事の幅はみなさんの想像を超えて大きく広がっています。

映像制作会社は今やWebコンテンツ、Webムービー、イベントで使用する映像作品、劇場用映画やテレビドラマなどの映像コンテンツ制作、企業映像の制作など・・・映像に関係するありとあらゆる企画・演出・制作のプロフェッショナル集団になっているのです。

さらには業務に必要な関連事業の発展として、企画・演出の専門ブティック、デジタル施策を組み合わせたクロスコミュニケーションの企画・制作企業などをグループ会社化しています。

そればかりか、数々の大規模な要望に応えることができる撮影スタジオや、最先端のデジタル編集及びCGの企画・制作を行うポストプロダクションまでも経営してることは、あまり知られていません。
もちろん最新のテクノロジー導入にも積極的です。ナショナルクライアントの仕事、地方の仕事、グローバルな仕事、仕事の幅を一言で語ることはできません。

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みなさんご存知のau「三太郎シリーズ」の制作を行っているのもAOI Pro.さんです。
AOI Pro.さんのご活躍は日本ばかりではありません。毎年、世界の広告賞も受賞し、その活躍は世界的にも有名です。
詳しくは、是非ともホームページをご覧いただき、映像制作の仕事のダイナミズムとスケールの大きさ、仕事の幅の広さを知って頂ければけと思います。

◆AOI Pro.

当日のご講演の概略は下記です。
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2018年1116日(金)
ご講演:加藤久哉氏(株式会社AOI Pro. クリエイティブユニット「エルニド」 プロデューサー)
タイトル:「広告映像は"どう"面白いのか」

(参考サイト)NTTドコモ 3秒クッキング 爆速餃子篇」 
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残念ながら、当日のご講演の詳細をこのブログでご紹介することはできません。

しかし、加藤さんの映像制作にかける情熱からは、多くのことが学べたのではないでしょうか。
ロケで世界中を回ってきたお話、企画における経験談や、数々の困難を知恵と工夫で乗り越えてきたお話など、当日聴講した学生にとって大いに刺激になったことと思います。

映像制作は多くの人が関わるチームワークが重要です。
加藤さんのように熱意と統率力と挑戦心溢れる方が本物のプロデューサーです。一流の方ならではの深みのあるお話に私も感動しました。

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映像制作の仕事は今後もますます注目されていくと思います。
その中で良いものを作ることができるのは、加藤さんのように高い志を持つプロフェッショナルだけかも知れません。

加藤さん、貴重なご講演、ありがとうございました!

(メディア学部 藤崎実)

2019年10月31日 (木)

広告業界からのゲスト講義①/データクリエイティブ/SOOTH吉澤貴幸さん(メディア学部 藤崎実)

2019年10月30日 (水) 投稿者: メディア社会コース

2018年の「メディア特別演習」の授業では、広告業界の最前線でご活躍の4名の方々にお越しいただき、特別講義をお願いしました。これから4回にわたり、その時のことをブログに書くことにします。これから広告業界のことを知ろうと考える人のヒントになると思うからです。


1回目のゲストは、SOOTH株式会社の吉澤貴幸さんです。

近年、広告業界によるテクノロジーの活用が注目されています。
SOOTH(スース)もそうした企業のひとつで、長年にわたりTVCMをはじめとした映像制作の大手として「心を動かす」コンテンツを提供し続けてきたAOI Pro.グループの企業です。

SOOTH株式会社は、ヒトの生体反応データに着目し、ヒトの感情と行動に関する洞察を深め、そこから得た知見を「体験設計」として「デザイン」することをコアコンピタンスとしているそうです。
SOOTHとは、現在ではあまり使われない「真実」を表す古い英語で、意味はtruthと同じです。占い師・予言者を意味するsoothsayerという派生語は使われ続けています。

「体験設計」とは聞き慣れない言葉かも知れませんが、今、注目されている考え方です。
例えばSOOTHさんは、最新の脳波研究を活用し、さまざまなデータの解析能力とクリエイティブ実行力を動員して体験設計をデザインしています。

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では、なぜ脳科学と体験設計が関係あるのでしょうか。
それは消費者行動を正しく理解するためです。

例えば従来、消費者行動を理解するために消費者調査が行われてきましたが、その多くはアンケート調査でした。その際、残念ながらアンケート調査にはバイアスがかかってしまうと言われています。消費者には自分をよく見せようという心理が働くと言われているからです。

そこで最先端の脳科学を使い、消費者の無意識領域や深層心理を直接知ることはできないか。そうした発想のもと、SOOTHさんは進化するデバイスやAIを活用し、「生体反応センシング」による人の心理の解釈/推定を組み込んで、新しい体験やサービスの創造を目指しています。
これは広告やマーケティング戦略の根幹に関わる大変先進的な取り組みと言えます。各企業との共同研究も行なっているそうです。

ご講演の概略は下記です。
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2018年119日(金)
ご講演:吉澤貴幸氏(SOOTH株式会社 取締役CDO/株式会社AOI Pro. クリエイティブディレクター)
タイトル:「データ×クリエイティブで、体験を設計する」
(参考サイト) SOOTH Webサイト
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残念ながら、当日のご講演の詳細をこのブログでご紹介することはできませんが、多くの学生にとって刺激的な90分だったことと思います。


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データとクリエイティブ、データと体験設計、データと行動プランニング、今後もますます注目される分野です。
テクノロジーと広告は今後もますます融合していくことでしょう。


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当日は雨でしたが、吉澤さん貴重なご講演、ありがとうございました!


(メディア学部 藤崎実)

2019年10月30日 (水)

「広告」と聞くと不快なものを思い浮かべる人へ(メディア学部 藤崎実)

2019年10月29日 (火) 投稿者: メディア社会コース

「広告」と聞くと、みなさんの多くはスマートフォンの中で、自分が見たいものを邪魔してくる嫌な存在を思い浮かべることでしょう。
代表的な例がYouTubeが始まる前に邪魔をしてくる動画広告ではないでしょうか。

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私がお願いしたいのは、そうした経験だけで広告という存在そのものを判断しないでいただきたいという事です。

本来広告とは人に楽しんでもらったり、受け入れてもらったりすることが目的です。また広告は企業からのコミュニケーションですので、そもそも人に嫌われることは望んでいません。嫌われるコミュニケーションはその時点で失敗なのです。

ではなぜ邪魔で不快な広告が目につくのでしょうか?その理由のひとつとして、みなさんがスマートフォンと接する時間の長さが関係しているかも知れません。

人がスマートフォンに向き合うようになったのはつい最近です。つまり、みなさんが身近に接しているスマートフォンをメディアにした広告は、まだまだ発展途上という現実があります。ちょっと考えるとわかると思いますが、スマートフォンの狭い画面の中で、できるだけ人に見てもらいたいと視界を遮る広告はまさに「看板広告」「立て看板」の考え方です。
看板広告といえば広告の原点として挙げられる原初的な手法のひとつです。つまりそれは、江戸時代の「御触書」と同じ発想というわけです。


そう考えると、人の視界を遮ることで存在感をアピールする広告手法は、まだまだ発展段階の未熟なものと考えるのがいいかも知れませんね。(学生のみなさんがスマホの中で視界を遮る広告を見て不快な思いをするのはよくわかります。なので、そうしたタイプの広告は過渡期と考えて、まあ大目に見てあげて頂きたいというのが私の気持ちです)

一方、スマートフォンの中で邪魔してくる広告が広告の全てではないという点には注意が必要です。

◆◆◆
現代の広告は長い歴史のもと、世界中の広告人が知恵を絞り、広告のあり方そのものが成熟した発展を遂げています。

えっ、これって広告だったんですか? 広告ってこんなこともやっていたんですか?
私の授業を受講した学生の多くが、こうした感想を述べます。多くの方がこうした思いを抱くのはある意味当たり前です。現代の広告はみなさんが想像している以上に概念を拡張させているのです(詳しくは【前回のブログ】をお読みください)

現代の広告は劇的に変化・発展しています。成熟した現代の広告はすでに広告というカタチをしていないので一見、広告人の仕事とわからないものばかりです。

例えばこの10月に発表された日本を代表する広告賞・ACC賞で、シルバー(ブランデッドコミュニケーション部門 Dカテゴリー)を受賞した広告に駅のドラえもん化という広告コミュニケーションがあります。

◆「小田急登戸駅 ドラえもん化」
これは小田急線「登戸駅」をドラえもんサインに変えてしまうというプロジェクトです。

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(画像の出所)株式会社JDNのサイト(デザイン情報サイト[JDN] >広告事例>小田急線 登戸駅 ドラえもんサイン計画)より

いかがでしょうか。「どこでもドア」の前で写真を撮りたいと思う人は多いのではないでしょうか。

ちなみにこちらは「川崎市 藤子・F・不二雄ミュージアム」の広告です。
これからミュージアムに行こうと最寄駅についた時からドラえもんワールドが待っているというわけです。こうしたコミュニケーションに接した来場者は、駅に着いた時点からワクワクすることと思います。ちょっと面白いと思いませんか?

こちらはさまざまな記事として紹介されました。一例を挙げると例えば…
駅がドラえもん一色に!小田急登戸駅に行ってみた(鉄道新聞)

◎「小田急線登戸駅 ドラえもんサイン」が「2019年度グッドデザイン・ベスト100」を受賞

「2019年度グッドデザイン・ベスト100」 受賞


◆◆◆
先ほどご紹介したACC賞のマーケティング・エフェクティブネス部門では「サントリー公式バーチャルYouTuber 燦鳥ノム」も、ACCシルバーを受賞しています。

◆サントリー公式バーチャルYouTuber 燦鳥ノム   

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(画像の出所)YouTube公式チャンネル「燦鳥ノム - SUNTORY NOMU -」より

サントリーの企業サイトにプロフィールが出ていますが、燦鳥ノム さんは、なんと年齢は119歳で、趣味は「短歌」、好きなものは「飲み物」、嫌いなものは「直射日光」だそうです。なんだかすごいですね!

◎サントリー公式バーチャルYouTuber 燦鳥ノム特設ページ

◎【自己紹介】はじめまして、燦鳥ノム(さんとりのむ)です
◎君にルムウム/燦鳥ノム【オリジナル曲】

燦鳥ノムさんは、ツイッターでも活躍しています。

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(画像:出所)ツイッター「燦鳥ノム 公式ページ」より@suntory_nomu

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(画像:出所)ツイッター「燦鳥ノム 公式ページ」より@suntory_nomu

毎週なんらかの情報発信をしている燦鳥ノムさんのコミュニケーション活動は、大変現代的だと思います。

ユーザーやファンからの反応も良いようなので、こうした広告の作り手は、次はどんなチャレンジをしようか、大変ですがやりがいのある企画作業になっていることと思います。

#ノムart
#燦鳥ノム
#みんなでノムノム

(メディア学部 藤崎実)

2019年10月29日 (火)

広告業界の仕事の実態は、なぜ、あまり知られていないのでしょうか(メディア学部藤崎実)

2019年10月28日 (月) 投稿者: メディア社会コース

広告業界ほど実態を知られていない業界も珍しいと思います。
広告業界が企業とどんな関係にあり、実際に何をしているのか、どんな仕事があるのか、その多くはほとんど知られていません。

それはいったい、なぜなんでしょうか?

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考えてみれば理由は簡単です。
それは、広告の主役はあくまで企業やブランド、あるいはサービスや商品そのものであり広告という存在はあくまで黒子の存在だからです。

とても簡単な理由ですが、このことはあまり知られていません。ただ、この理由に気づけば多くのことが見えてきます。つまり、わかりやすく簡単に言うと、存在が見えては失敗なのです。

広告の主役はあくまで商品やブランドです。従って、広告業界での仕事の実態はあまり表に出てこないのです。
広告人が主役であるブランドより前に出て、自分たちの考え方を語ったり、ブランドを成長させるため、企業を前進させるための仕掛けを語ったりすることはほとんどありません。

舞台に立って光を浴びるのはブランドや企業、あるいは商品やサービスそのもの、もしくは企業の宣伝部、ブランド担当者たちです。舞台の運営に関わる者たち、演出家やシナリオライター、プロデューサー、美術家、作曲家たち、つまり広告の作り手や送り手、仕掛け人、プランナーたちは、舞台の袖で主役たちを見守る立場というわけです。

そうした関係がわからないと、広告業界の実態がなぜわかりづらいのか、なぜ知られていないのか、もっと本質的なことを言うと、なぜ表に出てこないかのかが理解できないと思います。

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広告業界について知ろうと思い、ネット検索で「広告業界」と検索すると、広告会社として電通や博報堂、ADKなどの総合広告代理店が出てきます。確かにその通りなのですが、現在、広告の仕事は本当に信じられないくらい多様化しています。

今や広告の仕事はさまざまなジャンルにまたがっています。暮らしの多様化やメディアの広がりに合わせて広告のあり方そのものがどんどん変わっているのです。広告業界の特徴のひとつとして、広告の形をしていない広告の発展が挙げられます。

みなさんは広告と言えば、TVCMやラジオCM、駅や電車のポスターを思い浮かべるのではないでしょうか。
あるいはYouTubeが始まる前に邪魔をしてくる動画広告を想像する人も多いのではないでしょうか。そう言った誰の目にもわかりやすい広告は、広告業界が行なっている実際の業務から見ると、ほんの一部に過ぎません。

多くの人が思い浮かべる広告業界のイメージは、氷山の一角に過ぎないのです。

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一方、例えば、自治体が主体となって行なっている街づくりや町おこしなどの地域活性化の中に、広告会社による企画が多く含まれていると知っている人はどれだけいるでしょうか。あのお祭り、あのフェスティバル、あの大会・・・。

例えば他には、長年続き、多くの人から好意的に受け入れられているあの企業の環境活動、あの企業のリサイクル運動、毎年多くの人が参加して共感の声が報道されることも多い、あの企業の社会貢献活動の企画もしかりです。

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他にもわかりやすい例として、みなさんがよく食べている、あの食品・あのお菓子のネーミングが広告業界の知恵を結集させたもの、コピーライターが書いた何百案もの案の中から議論に議論を重ねて決定したものだと知っている人は多くはありません。

でも、よく考えてみてください。おいしそうなお菓子の広告を作って、それを見た人に「食べたいな」と思ってもらうよりも、「食べたいな」と思ってもらえるようなネーミングを開発して商品名にした方が、話が早いと思いませんか?

いつ出会うかわからない広告制作に力を入れるよりも、商品そのものに広告的な発想を取り入れた方が、コミュニケーションとしての効率が良いと思いませんか?

世の中をそのような目で見ると、世の中が一変して見えるはずです。
今日を1回目として7回シリーズで「現在の広告」についてお伝えします。

(メディア学部 藤崎実)

2019年10月28日 (月)

出会ってほしい映画はコレだ! 連載 最終回

2019年10月13日 (日) 投稿者: メディア社会コース

こんにちは、メディア学部社会コース着任2年目の森川です。
これまでオススメした映画は以下からどうぞ。
 
この連載も今日でついに最終回。
最後に何を紹介するか迷いましたが、今年は7月にイギリスの学会で発表して来ましたし、まだイギリス映画を紹介していませんので、スティーブン・ダルドリー監督の出世作『リトル・ダンサー』を取り上げたいと思います。
 
何度見ても泣いてしまうこの作品。
舞台はイングランド北部の炭鉱町です。
田舎だけあって保守的なお土地柄。
男ならボクシングかサッカーをやるのが当たり前、という環境の中、主人公の少年ビリー・エリオットは音楽に乗って踊る楽しさに目覚め、バレエ・ダンサーになりたいと考えるようになります。
しかし、炭鉱で汗水たらして肉体労働してきた父に、男がバレエをやるというのは到底理解できないことでした。
ビリーは自分がどれだけバレエをやりたいかを示すため、父の前で言葉にならない気持ちをダンスで伝えます。
このシーンのビリーの踊りには、本当に胸を衝かれました。
ビリーの希望は、名門の王立バレエ学校に入ること。
当時、炭鉱ではイギリス史に残る長期のストライキが行われ、ビリーの父も兄も参加しています。
働いていない状態なので、殆ど収入がありません。
とても苦しいのです。
ビリーのダンスを見て、息子がどれだけ真剣にバレエの道に進みたがっているかを理解した父は、スト破りの仲間に加わる決意を固めます。
その時の父の気持ちを思うと……(涙)。
 
主人公のビリーを演じたジェイミー・ベルは、今や33歳、2児の父になっています。
本作で注目を集め、ハリウッド映画にも出演するようになりました。
最近では、エルトン・ジョンの自伝映画『ロケットマン』で、エルトンの盟友で作詞家のバーニー・トーピン役を好演しています。
監督のスティーブン・ダルドリーは本作でいきなりアカデミー監督賞にノミネート。
その後『めぐりあう時間たち』(2002)と『愛を読むひと』(2008)でも同賞の候補となり、名実ともにイギリスを代表する監督になりました。
 
『リトル・ダンサー』はミュージカル化もされており、私は5年前にロンドンで鑑賞しました。
舞台版も素晴らしい出来で、ローレンス・オリヴィエ賞最優秀新作ミュージカル賞など、多くの賞を獲得し、現在もロングラン公演中です。
映画版と舞台版を見比べるのも一興。
ちなみにロンドンで舞台を見る際は、字幕などもちろん出ませんので、予習として映画版を見直して行くことをオススメします。
 
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※ 画像はイメージです。
 
【DATA】
『リトル・ダンサー』
原題:Billy Elliot
公開年:2000年
製作国:イギリス
配給(日本):角川ヘラルド映画
上映時間:111分
 
私の連載は今日で終わりです。
1週間お付き合いくださり、どうもありがとうございました!
また機会がありましたら、今度はもっとディープな作品をご紹介したいと思います。
ではその時まで!!
 
(メディア学部 森川 美幸)

2019年10月13日 (日)

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