社会

【広告はいつも今と向き合う⑦】是非見て頂きたい動画「ウイルスの次にやってくるもの」(メディア学部 藤崎実)

2020年5月10日 (日) 投稿者: メディア社会コース

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染が拡大して、世界が不穏な状況になっています。
こうした状況を踏まえて、日本赤十字社が421日、YouTubeに約3分の動画を公開しました。

とても考えさせられる内容で、公開9日間で170万回以上、視聴されています(430日現在)。私は毎日この動画を見ていますが、毎日本当に、ものすごいスピードで多くの人が視聴しています。

絵本のような優しいアニメーション動画で「非難や差別、人と人が傷つけあう状況は、ウイルスよりも恐ろしい」と、私たちの心に警鐘を鳴らすと同時に、多くのヒントをくれる内容です。

多くの人にとって、気づきのある内容だと思います。
大人から学生まで、多くの人に考えて頂きたいメッセージが込められていると思います。
特に後半、私自身、はっとしました。是非とも下記の動画をご覧ください。

→(動画)JapaneseRedCrossPR YouTube公式チャンネル【日本赤十字社】「ウイルスの次にやってくるもの」

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(画像引用元)JapaneseRedCrossPR YouTube公式チャンネル【日本赤十字社】「ウイルスの次にやってくるもの」

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(画像引用元)JapaneseRedCrossPR YouTube公式チャンネル【日本赤十字社】「ウイルスの次にやってくるもの」

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(画像引用元)JapaneseRedCrossPR YouTube公式チャンネル【日本赤十字社】「ウイルスの次にやってくるもの」

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(画像引用元)JapaneseRedCrossPR YouTube公式チャンネル【日本赤十字社】「ウイルスの次にやってくるもの」

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(画像引用元)JapaneseRedCrossPR YouTube公式チャンネル【日本赤十字社】「ウイルスの次にやってくるもの」

恐怖が嫌がることをしよう。
家から出かけることはできないけど電話はできる。家族や友人に電話して、話をして笑おう。
夜更かししないで、ちゃんと食べて、ちゃんと眠ろう。
人を信じて団結しよう。
声をかけて、励まし合って、応援しよう。
人間は賢い。みんなの力で、不安を乗り越えよう。
今日、できることを、それぞれの場所で

この動画は、私自身、多くの気づきがありました。
→(動画)JapaneseRedCrossPR YouTube公式チャンネル【日本赤十字社】「ウイルスの次にやってくるもの」

こうしたコミュニケーションも広告や広報の役目なのでした。


(メディア学部 藤崎実)

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◆【広告はいつも今と向き合う】ブログ アーカイブス
【広告はいつも今と向き合う①】2020年の広告コミュニケーションができること(メディア学部 藤崎実)

【広告はいつも今と向き合う②】国連からの公開ブリーフ/世界のクリエイターのみなさんへ(メディア学部 藤崎実)

【広告はいつも今と向き合う③】ソーシャルディスタンス/新習慣を根付かせるために(メディア学部 藤崎実)

【広告はいつも今と向き合う④】ソーシャルディスタンス/出かけるのはやめよう(メディア学部 藤崎実)

【広告はいつも今と向き合う⑤】2020年、自粛生活中の中高生のリアルな日常/今は家で過ごそう(メディア学部 藤崎実)

【広告はいつも今と向き合う⑥】「家だから楽しい」って、きっと新発明だ(メディア学部 藤崎実)

【広告はいつも今と向き合う⑦】是非見て頂きたい動画「ウイルスの次にやってくるもの」(メディア学部 藤崎実)

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2020年5月10日 (日)

【広告はいつも今と向き合う⑥】「家だから楽しい」って、きっと新発明だ(メディア学部 藤崎実)

2020年5月 9日 (土) 投稿者: メディア社会コース

レゴ グループは、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響で、自宅待機状態にある子どもや家族のために、2020330日に「LetsBuildTogether」という特設ページを公開しました。

そして422日から、SNSを通じて「家だからこそ楽しい」アイデアの募集を開始しました。これはハッシュタグ「#LetsBuildTogether #一緒につくろう」をつけて、レゴのアイディアを投稿しようという世界キャンペーンです。

レゴ公式ツイッターに掲載されている、この世界キャンペーンの日本版ポスターを見ると、世界的に外出自粛となっている現在の状況を、ポジティブに考えて「家だからこそ楽しい」と思えるような「未来へと繋がる新たな遊び方」を発明する機会にしよう、と呼びかけが行われています。

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(画像引用元) レゴ ジャパン公式 Twitterアカウントより

世界的に大変な状況である今を、どのように捉えたら良いのか。
その考え方には賛否両論があると思いますが、レゴのメッセージからは、家にいる状況を前向きに捉え、家族の負担を減らして、子どもたちに健全な時間を過ごして欲しいというレゴの想いを感じることができます。

この世界的なキャンペーンである<LetsBuildTogether>のプレスリリースには、下記が書かれています。
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世界中のレゴ社員も、日本と同じように外出自粛の状況にあります。レゴ グループはこのような状況だからこそ、
ブロック同士をつなぎ合わせて一つの形
を作るように、

人々のアイデアや想いを集め、共有し、繋げ合うことで現在の困難な状況に打ち勝ち、
一つの明るい未来を創っていく必要があると考えています。

そんな思いを込め、世界中のレゴ社員が実際に自宅でおうち時間を楽しんでいる様子を集めた動画を公開し、
#LetsBuildTogetherのハッシュタグの元、様々なおうち時間を楽しくするクリエイティブなアイデアと、
家族の笑顔を募集する取り組みを開始しました。

動画URL: https://twitter.com/LEGO_Group_JP/status/1252869295379382273

2020422日発表のプレスリリース
「「仕方なく家で遊ぶ」より、「家だからこそ楽しいという新発明」を。 “#LetsBuildTogether #一緒につくろう” 「家だからこそ楽しい」クリエイティブなアイデアを募集開始」より)



レゴジャパンのツイッターからは、次々と宿題が出されます。そして、ユーザーからも投稿が行われています。

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(画像引用元) レゴ ジャパン公式 Twitterアカウントより


この #LetsBuildTogether プロジェクトは、レゴ(LEGO) グループ、および LEGO Foundation(レゴ財団)による新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に影響を受けた子供と家族に対する寄付や支援の、取り組みの1つです。

2020/03/31発表のプレスリリース「レゴ グループおよびレゴ財団が、新型コロナウイルス感染症に対する支援として5000万ドルの寄付等を発表」

ツイッターやSNSを使った生活者とのコミュニケーションも広告の仕事です。明るい明日が早く訪れますように。

(メディア学部 藤崎実)

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◆【広告はいつも今と向き合う】ブログ アーカイブス
【広告はいつも今と向き合う①】2020年の広告コミュニケーションができること(メディア学部 藤崎実)

【広告はいつも今と向き合う②】国連からの公開ブリーフ/世界のクリエイターのみなさんへ(メディア学部 藤崎実)

【広告はいつも今と向き合う③】ソーシャルディスタンス/新習慣を根付かせるために(メディア学部 藤崎実)

【広告はいつも今と向き合う④】ソーシャルディスタンス/出かけるのはやめよう(メディア学部 藤崎実)

【広告はいつも今と向き合う⑤】2020年、自粛生活中の中高生のリアルな日常/今は家で過ごそう(メディア学部 藤崎実)

【広告はいつも今と向き合う⑥】「家だから楽しい」って、きっと新発明だ(メディア学部 藤崎実)

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2020年5月 9日 (土)

【広告はいつも今と向き合う⑤】2020年、自粛生活中の中高生のリアルな日常/今は家で過ごそう(メディア学部 藤崎実)

2020年5月 8日 (金) 投稿者: メディア社会コース

広告はいつも時代と向き合ってきました。
それは生活者との共有感が、広告にとって重要なエンゲージメントになるからです。エンゲージメントとは何か、というお話ですが、これは私の授業の中で何度も出てくる重要なキーワードです。
ただ、このブログでは、そのことについて書く紙幅はありませんので、詳しくは授業にて。。。

このブログで取り上げるのは、2020410日から大塚製薬オフィシャルYouTubeチャンネルで公開され、17日からテレビCMの放映が始まった大塚製薬のポカリスエットの新CMです。

この60CM430日現在(公開20日間)で約313万回視聴の大ヒットとなっています。画像の下にYouTubeのリンクがありますので、是非ともご覧ください。
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(画像引用元)YouTube 大塚製薬 公式チャンネル 「ポカリスエットCM 「ポカリNEO合唱」篇 60秒」より


ご存知のようにポカリスエットのCMは、毎年、若者を対象にしてアクティブな青春を描いてきました。
この数年はダンスをテーマにして大きな盛り上がりを展開してきたのは記憶に新しいところです。
そして、今年はテーマをダンスから「合唱」にシフトさせ、昨年から準備をすすめてきたそうです。

しかし、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響で、準備をすすめてきた中高生が全員集まって合唱する様子が撮影ができなくなってしまったのです。そのため、企画を急遽、変更することに。

新しい企画の手法は自撮り。
新ヒロインの汐谷友希さんの他、97名の中高生に、みなさんの自宅でそれぞれ歌っている様子を自撮りしてもらい、集まった映像をひとつに編集してCMを完成させることに。

自分たちの歌を自分たちで撮る、という、緊急事態宣言の今だからこその手法で新CM シリーズの第一弾「ポカリNEO合唱」が完成しました。

ちらりと写る、中高生の部屋や、家や、廊下や、屋根や、庭や、空気感の全てが、2020年の今を切り取っています。歌詞の内容も、声も、表情も、自粛生活を余儀なくされた中高生のリアルで等身大の想いがひとつのCMになりました。

今年の新キャッチコピーは、「渇きを力に変えてゆく」です。
中高生にとっては、親近感のあるリアルなCMができたのではないでしょうか。

なおメイキング映像がありますが、こちらは最低限のスタッフで撮影されたとのこと。このドキュメンタリーも必見です。

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(画像引用元)YouTube 大塚製薬 公式チャンネル「ポカリスエットweb movie|「ポカリNEO合唱 ドキュメンタリー完全版」篇

◆◆◆

また、2020420()からは、ポカリスエットのNEO合唱ミュージックビデオに出演する中高生の募集が始まりました。
こちらはショートムービーアプリ「TikTok」を活用したオーディションにより、今後制作予定のミュージックビデオに出演してもらうという企画です。

応募要項を見ると、「それぞれの場所で、自分らしく表現した歌唱動画を「#ポカリNEO合唱」のハッシュタグをつけて投稿してください。TikTok内の編集機能を使って、デュエット合唱・グループ合唱としても投稿が可能です」とのことです。
こちらも、外出自粛中の中高生から、どんな投稿が集まるのか、展開が楽しみですね。

20200430-35619

自粛生活が続く状況が続く中で、少しでも中高生に共有感を持ってもらおうというポカリスエットの試みは、広告コミュニケーションの性格を良く体現していると言えます。

厳しく、つらい現実がありますが、自分たちの場所で、できることに正面から向かい合うことがコミュニケーションを考える側と送り手に求められています。

「ポカリNEO合唱」のCMのラストで、97名の中高生が映し出した青空の下、みんなでまた会える日が早くやってきますように。

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(画像引用元)YouTube 大塚製薬 公式チャンネル 「ポカリスエットCM 「ポカリNEO合唱」篇 60秒」より

(メディア学部 藤崎実)

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【広告はいつも今と向き合う⑤】2020年、自粛生活中の中高生のリアルな日常/今は家で過ごそう(メディア学部 藤崎実)

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2020年5月 8日 (金)

【広告はいつも今と向き合う④】ソーシャルディスタンス/出かけるのはやめよう(メディア学部 藤崎実)

2020年5月 7日 (木) 投稿者: メディア社会コース

2020年の今現在、世界は新型コロナウイルス感染症(COVID-19)と向き合っています。少しでも感染を広げないためにも、新しい習慣が必要です。そのひとつがソーシャルディスタンスです。

ソーシャルディスタンスは「社会的距離」という意味で、できるだけ人と人の距離を空けようという呼びかけです。世界の自動車会社、アウディやフォルクスワーゲン、日産も、今はソーシャルディスタンスが大切だと伝えています。それぞれを見てみましょう。

アウディは自社のロゴを使いました。アウディのロゴは4つの輪がつながっていますが、今はそれぞれ距離を置くことが重要だと訴えています。アウディのメッセージは、離れて、いっしょにいよう、というものです。#AudiTogether Keep distance, stay together

#AudiTogether: Keep distance, stay together
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(画像引用元)Audi YouTubeチャンネルより 

YouTube動画 #AudiTogether  ←(CM)

Audi MediaCenter

続いてフォルクスワーゲンです。フォルクスワーゲンは、歴史的にすべての危機に立ち向かい、お互いをサポートしてきましたというもの。今はソーシャルディスタンスが大切だと訴えています。

We are Volkswagen - Thanks for keeping your social distance
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(画像引用元)Volkswagen News YouTubeチャンネルより ←(CM)

Nissan - Ode To Empty Roads #TogetherWeCan #StayHome #StaySafe
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(画像引用元)Nissan Middle East (CM→)Nissan - Ode To Empty Roads

日産の中東アカウントは、ドライブに出かけないでくださいというメッセージです。NISSANは、今までハンドルを握ることをすすめてきましたが、今は安全が重要です。道路は待っていてくれるはずなので、今は家にいましょう。 

もちろんこうしたコンテンツだけで、社会的な問題解決を行うことはできません。
また、こうしたクリエイティブそのものが不謹慎という指摘が行われるリスクも当然、発信元は考慮しているはずです。
それであっても、少しでも社会に向けた啓発を行うことで、社会に貢献したいという願いがあるはずです。

自分たちにとってできることを少しでも。そう願うクライアントや広告クリエイターやマーケターは多いのです。
平和で健康的な社会に、早く戻れますように。

(メディア学部 藤崎実)

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2020年5月 7日 (木)

【広告はいつも今と向き合う③】ソーシャルディスタンス/新習慣を根付かせるために(メディア学部 藤崎実)

2020年5月 6日 (水) 投稿者: メディア社会コース

「ソーシャルディスタンス」とは、「社会的距離」という意味です。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が世界中で感染拡大を続けている状況で、感染リスクをできるだけ減らすために、人と人の距離を空けようという意味で使われています。

今までにない新しい習慣を、どのように多くの人に知ってもらったら良いのか。行政や報道、テレビやインターネット、小売店の店頭などを通じて、世界中であらゆる啓蒙活動が急速に行われています。

こうした状況を受けて、各企業や団体も啓蒙につながる様々なコンテンツを公開しています。今回はそうしたコミュニケーションをいくつかご紹介したいと思います。

まず、ビートルズの有名なアルバム「アビイ・ロード」を用いた、「activistala」によるソーシャルディスタンスの啓蒙インスタグラムです。このインスタグラムは、米国の貧困や飢餓を扱うNPO団体Feeding Americaへの寄付を募るために作られたコミュニケーションです。
著名なビジュアルですので、一瞬「?」となりますが、なるほど、社会的な距離を取ることの重要性が伝わると思います。

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(画像引用元)https://www.instagram.com/p/B97oZ6BjK6r/

ちなみに、「activistala」は米国ロサンゼルスにあるクリエイティブ・エージェンシーで、今まで数々の社会的問題をテーマにしたコミュニケーションを企画してきたプランニングエージェンシーです。
2013年のカンヌライオン国際クリエイティビティ・フェスティバルの「チタニウム部門」では「Dove Real Beauty Sketches」でグランプリを受賞。フォーブス誌によって「2017年・世界で最も著名なクリエイター100」にも選出されています。

また、米国の広告・マーケティング誌『アドエイジ(Ad Age)』によれば、コカコーラ社も、ニューヨークのタイムズスクエアにあるアドボードで自社のロゴを使ってソーシャルディスタンスの大切さを伝えることにしたそうです。

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(画像引用元) https://twitter.com/adage/status/1241907553950486530

新型コロナウイルスに関する啓蒙やコミュニケーションは、生命や健康に関することですので、十分な配慮が必要となります。

一方、今、必要なこととして、新しい習慣を急激に世界中に普及させる必要があります。そこで各企業や各団体、クリエイターやマーケターは、自分たちにできることを、広告メディアやSNS、ソーシャルメディアを使って発信を始めたというわけです。

このブログの第1回目で書いたように、今年、2020年のカンヌフェスティバルは中止です。その代わりに、世界中のクリエイターやマーケターに、世界の現状を考えることが求められることになったのです。

早くもとの世界に戻って欲しいと私も願っています。

(メディア学部 藤崎実)

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2020年5月 6日 (水)

【広告はいつも今と向き合う②】国連からの公開ブリーフ/世界のクリエイターのみなさんへ(メディア学部 藤崎実)

2020年5月 5日 (火) 投稿者: メディア社会コース

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が世界中で感染拡大を広げています。こうした世界的な状況に対応するため、2020331日、国際連合(United Nations)から世界中のクリエイターに向けて、ブリーフが公開されました。ブリーフとは広告業界の用語で、広告を依頼する書類のことです。

これは全世界中クリエイターに向けた、世界的な呼びかけなのです。
20200429-21800

ブリーフは、新型コロナウイルス感染拡大防止のために、世界中の人々が取るべき行動を促進するようなメッセージを込めた作品を考えて公開して欲しいという内容です。

また、行動を促すコンテンツの募集も行われ、提出されたコンテンツから選考を経た10つ以上のコンテンツが国連のプラットフォームで公開されることになっています。

◆「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)との闘い ~国連からのクリエィティブ産業の協力を求めるグローバルな呼びかけ~)」 国際連合・広報センターのサイト

◆国連グローバルクリエイティブへの呼びかけ-COVID-19の蔓延防止にご協力ください(公開ブリーフ)

20200429-23657

◆コンテンツ作成の協力が求められる、6つのアクション(キーメッセージ)とは、以下のとおりで、概要の日本語版PDFは、こちらです。

・個人の衛生管理(Personal Hygiene
・身体的距離の確保(Physical Distancing
・症状の理解(Know the symptoms
・やさしさの伝染(Kindness contagion
・迷信への対抗(Myth busting
・さらなる行動、寄付を(Do more, donate

広告クリエイターの仕事は、コミュニケーションを考えることです。
一般的に、広告は商品を売るための仕事だと思われがちですが、実際の広告業界が行っていることは、もっと幅の広い内容となります。

人の行動を促すための、コミュニケーション・デザインという領域も、広告コミュニケーションの役目なのです。

(メディア学部 藤崎実)

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【広告はいつも今と向き合う②】国連からの公開ブリーフ/世界のクリエイターのみなさんへ(メディア学部 藤崎実)

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2020年5月 5日 (火)

【広告はいつも今と向き合う①】2020年の広告コミュニケーションができること(メディア学部 藤崎実)

2020年5月 4日 (月) 投稿者: メディア社会コース

広告はいつも今と向き合ってきました。

毎年6月には、フランスのカンヌで、カンヌ・クリエイティビティ・フェスティバルが開催されます。世界の世界の広告クリエイターが集まるこのイベントでは、世界のトレンドが確認されたり、新しい可能性が議論されたりします。毎年、日本からも多くのクリエイターやマーケターが参加して、これからのコミュニケーションについて熱い議論を交わすのです。

そのフェスティバルも、今年はコロナ・ウイルスの影響で中止です。カンヌ事務局から届いたメールの記録を、今後のために記しておきます。特に注目したいのはその日付です。1週間ごとに状況が変わったことがわかります。

>3月12日(木) 「コロナウイルスのカンヌライオンズ開催への影響について」
(メール文)2020年度のカンヌライオンズ国際クリエイティビティ・フェスティバルをコロナウイルスの影響を鑑み、20201026日~30日に延期する可能性があると、カンヌライオンズ本部より連絡がございました。こちらは、まだ確定情報ではございません。416日(日本時間)頃に正式結論が出る予定です。

>3月19日(木) 「カンヌライオンズ2020開催延長決定のお知らせ」
(メール文)2020年度カンヌライオンズ国際クリエイティビティ・フェスティバルは、コロナウイルスの影響を鑑み102630日に延期することに正式決定されました。すべてのパス・スポンサー許諾・予約は引き続き有効です。作品の審査・受賞はグローバルの審査員によって予定通り審査を行う予定です。エントリーの締め切り日、参加資格などの日程も開催延期に伴い日程が後ろになるため、現在最終調整中です。週明けには、詳細を別途発表予定です。

>3月26日(木)「2020年カンヌライオンズ エントリー期間変更のお知らせ」

>4月3日(金)【2020年カンヌライオンズ 中止のお知らせ】
(メール文)本部より2020年のカンヌライオンズは中止との発表がありました。次回は2021621日~25日開催の予定です。エントリー、チケット、等の詳細は現在本部の決定を待っている状況でございます。以下、略。

◆カンヌ公式サイト https://www.canneslions.com/about/news/cannes-lions-2020-cancelled

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2020年の5月、現在進行形で、世界中が大変な状況になっています。こうした状況で広告業界は何ができるのか。
世界中のクリエイターやマーケターは真剣に悩んでいます。

こうした状況で思い出すのは2012年のカンヌフェスティバルでビル・クリントン 元米大統領が行ったスピーチです。 クリントン 元米大統領は、今後の世界がどうなるかについては、コミュニケーターが深い影響を与えるだろう、だから、できることから初めて欲しい、と講演を行ったのです。

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YouTube[Hult International Business School] President Bill Clinton Talks Hult Prize At Cannes Lions より引用

一般的に広告コミュニケーションは、商品を売るためのマーケティング・コミュニケーションとして捉えられていますが、現実の広告業界が担っている分野は、もっと大きなものとなります。

広告は企業や団体、NPOや地方自治体などと生活者を結ぶコミュニケーションなのです。これから1週間、2020年の今の広告コミュニケーションの対応を記しておこうと思います。

(メディア学部 藤崎実)

2020年5月 4日 (月)

新聞を再発見しよう! 連載#7「東京新聞」

2020年4月19日 (日) 投稿者: メディア社会コース

こんにちは、メディア学部社会コースの森川です。
本連載最終日の今日は「東京新聞」をご紹介したいと思います。
 
地方出身者にはほぼ馴染みがない新聞でしょう。
私も広島出身なので、東京に出てくるまではよく知りませんでした。
まあ、東京の人が中国新聞と言われて、よくわからないのと同じですよね。
(中には中華人民共和国の新聞だと思う人もいたくらいです…!)
 
そんな東京新聞ですが、実は発刊しているのは中日新聞東京本社なのです。
中日新聞と言えば、愛知県名古屋市を本拠とする東海地方の新聞で、プロ野球中日ドラゴンズの親会社。
つまり、東京新聞と言いつつ、実は名古屋の中日新聞関東ローカル版とも言える新聞と言うわけです。
ただ、最初から中日新聞が立ち上げた新聞だったわけではありません。
創刊されたのは1884年で、当時は「今日(こんにち)新聞」という名前でした。
その後「都(みやこ)新聞」と名前を変え、戦時下の一県一紙体制(このことについては私の「メディア文化と社会」という授業の中でも言及しています)を受けて、「國民新聞」と統合され、「東京新聞」が誕生しました。
中日新聞が経営に参画したのは1963年になってからです。
 
東京新聞の政治的立場は、朝日や毎日と同じリベラル(左寄り)と言われています。
東日本大震災後には福島第一原発の徹底取材を敢行し、反原発を掲げて「原発のない国へ」というサイトも立ち上げました。
東京新聞の原発報道は2012年に一冊の本にまとめられています。
 
他方、現役の新聞記者・望月衣塑子氏の同名ノンフィクションを原案とした映画『新聞記者』が昨年公開され、今年の日本アカデミー最優秀作品賞を受賞したことをご存じの方も多いでしょう。
日本では敬遠されがちな政治をテーマとした作品がここまで高く評価されたことが、大きな話題となりました。
望月氏は中日新聞の社員で、現在中日新聞東京本社(東京新聞)勤務。
日本歯科医師連盟のヤミ献金事件の取材や、準強姦被害を訴えているジャーナリスト伊藤詩織氏へのインタビュー、菅義偉内閣官房長官の記者会見での鋭い質問など、記者として数々の功績を残しています。
彼女については上記『新聞記者』以外にも、昨年、森達也監督のドキュメンタリー映画『i-新聞記者ドキュメント-』が公開されており、現在その活躍が最も注目されている気鋭のジャーナリストの一人と言えるでしょう。
 
そんな人材を擁する東京新聞の記事は、読み応えのあるものが多いと感じます。
私には馴染みのない新聞でしたが、東京に戻ってきて全紙読み比べをした時にほぼ初めてちゃんと読んで、とても驚いたのを覚えています。
ただ、テレビ欄の位置が最終面ではないということに相当違和感がありましたが。
実際どの新聞を取るか、ということになると、紙面構成やフォント、文字の大きさ等も、好みが分かれるポイントになるでしょう。

 

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※ 画像はイメージです。
 
  
【東京新聞購読DATA】
1か月3,700円(税込)。
電子版は別料金で月額3,450円(税込)。
1週間無料ためしよみサービスあり。
申し込みはこちら
  
 
今週は一週間、新聞各紙の紹介をしてきましたがいかがだったでしょうか。
ここで書いた通り、各新聞にはそれぞれの政治的立場があります。
そして、偏った報道も「報道の自由」なのです。
ですから、偏った情報を鵜呑みにしないためには、本来1紙ではなく、数紙を読み比べることが重要です。
しかし、何紙も講読するのは大変ですよね。
だとしたら、自分が読んでいる新聞がどういう政治的立場を取っているのかを、しっかりと把握しておきましょう。
その上で、無料で読める各紙のウェブ版にも目を通してみると良いでしょう。
本連載を通し、少しでも新聞に興味を持ってもらえたら嬉しいです。
 
 
(メディア学部 森川 美幸)

2020年4月19日 (日)

新聞を再発見しよう! 連載#6「産経新聞」

2020年4月18日 (土) 投稿者: メディア社会コース

こんにちは、メディア学部社会コースの森川です。
今日は「産経新聞」をご紹介したいと思います。
 
産経新聞と言えば、フジテレビを思い浮かべる人が多いかも知れませんね。
そうです。
産経新聞社もフジテレビも、同じフジサンケイグループの一員で、他にラジオ局のニッポン放送やレコード会社のポニーキャニオン、出版社の扶桑社等も含まれます。
 
フジテレビはバラエティー番組のイメージが強いので、産経新聞もエンタテインメント色が強い、リベラル系の新聞では?と思う人もいるかも知れません。
しかし、そうではありません。
産経新聞は、もう、バリバリの保守系紙です。
連載#2で読売新聞が右寄りの新聞だと紹介しましたが、産経は読売以上に保守本流のど真ん中に位置づけられると思います。
読売は保守と言うよりも保守政党である自民党寄りですので、政権批判は少ないのですが、産経は国益に適わない政策だと思ったら政権批判記事も書きます。
「モノを言う新聞」というのが同社のキャッチフレーズです。
 
憲法改正には賛成の立場で、創刊80周年にあたる2013年には独自の憲法改正案である「国民の憲法」要綱を発表しています。
同要綱で、産経は天皇を「元首」とはっきり位置づけ、自衛と国際平和に寄与するための軍の保持や、緊急事態における内閣の権限強化を規定しています。
このような主張は左派である朝日新聞とは真逆を行くもので、さらに言えば同じ右派の読売新聞ですら天皇を元首とは位置づけていないことから、極端な保守的思想と言えます。
 
そんな産経新聞ですが、発行部数は他の全国紙に比べて100万部以上少なく、経営的にあまり思わしくない状態が続いているようです。
昨年、大規模な人員削減を実施し、経営のスリム化を図りました。
産経は他紙に先駆けて2002年から夕刊を廃止した新聞でもあります(同社では「夕刊フジ」という夕刊紙を発行していますが、あくまで別の新聞です)。
読者が高齢化し、購読者数が年々減少していく中、どの新聞社も経営体制の見直しを迫られています。
全国紙の中では、産経新聞と、本連載#4で紹介した毎日新聞が、厳しい状況に立たされていると言われています。
今後、印刷版の提供を中止し、デジタル版のみにシフトする新聞社が出てくる可能性は十分あります。
もしかするとその先鞭をつけるのも、産経新聞かも知れません。
 

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※ 画像はイメージです。

   
【産経新聞購読DATA】
1か月3,034円(税込)。
電子版は別料金で月額1,800円(税別)。
7日間の無料試読サービスあり。
申し込みはこちら(https://reader.sankei.co.jp/reader/east/trial.html)。
 
 
本連載ラストの明日は、東京(関東地方)のブロック紙・東京新聞を紹介します!
 
 
(メディア学部 森川 美幸)

2020年4月18日 (土)

新聞を再発見しよう! 連載#5「日本経済新聞」

2020年4月17日 (金) 投稿者: メディア社会コース

こんにちは、メディア学部社会コースの森川です。
今日は「日本経済新聞」(以下、日経新聞)のご紹介です。
 
これまで紹介してきた読売、朝日、毎日が一般紙であるのに対し、日経新聞はビジネス情報に特化した経済紙(産業情報紙)です。
しかし、購読者数の多さと、社会や政治、スポーツ等、経済以外の話題も多く扱っていることから、一般紙同様に扱われているため、今回このブログでも取り上げることにしました。
 
日経新聞は、とにかく企業情報が豊富です。
他の新聞にはないビジネス関連記事が満載ですので、ビジネスパーソンだけでなく就活生にも大いに役立つでしょう。
見出しを追うだけで、大きなニュースや景気動向がわかる作りになっているため、忙しい時でもざっくりとその日の重大情報をインプットすることが可能です。
ただ、経済やビジネスにあまり関心がないと、とても難しい、つまらない新聞だと感じると思います。
情報量もかなり多いので、興味がなければ全く読む気をなくすかも知れません。
 
政治的立場は保守ともリベラルとも言われることがありますが、中道と言っていいでしょう。
政治的な視点よりも、経済界の視点で政治を見ている感が強いです。
政権寄りの論調になるのは、新聞社として保守の姿勢を表明しているわけではなく、政権が安定すると経済も安定するから、というわけです。
経済界を盛り上げる政策を支持する傾向にあると思います。
 
日経新聞で特筆すべきは「私の履歴書」という最終面に連載されているコラムです。
文化人やビジネスパーソン、政治家、芸能人など、大きな功績を残した人が、生まれた時から現在までのエピソードを履歴書風に語る自叙伝的な内容になっています。
既にリタイアしている高齢の人物が登場することが多く、戦時中の話や戦後間もなくの混乱した時代の話がしばしば語られるので、庶民の昭和史としてもかなり読みごたえがあります。
1956年に始まった長期連載で、同年には松下電器産業の松下幸之助社長(当時)や少年探偵団シリーズで有名な作家の江戸川乱歩も取り上げられました。
2010年以降に登場したのは以下のような人たちです。
  
・細川護熙(元首相)
・蜷川幸雄(演出家)
・安藤忠雄(建築家)
・渡辺淳一(作家)
・王貞治(福岡ソフトバンクホークス会長)
・宮内義彦(オリックス会長)
・豊田章一郎(トヨタ自動車名誉会長)
・ジョージ・W・ブッシュ(米元大統領)
・コシノジュンコ(ファッションデザイナー)
  
蜷川さんや作家の渡辺淳一さんはその後お亡くなりになりましたね。
この連載が貴重な本人の証言になったと思います。
ビジネスや経済に一切興味がない人でも楽しく読めると思いますので、日経新聞を手に取ることがあったら是非読んでみてくださいね。
 

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※ 画像はイメージです。
 
  
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(メディア学部 森川 美幸)

2020年4月17日 (金)

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