ソーシャル

世界遺産プランバナン寺院群 Prambanan訪問 (インドネシア訪問その3)

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インドネシア,ジョグジャカルタで行われた国際会議に参加した機会に,AMIKOM大学の見学をしたあと,プランバナン寺院群 Prambananを見学しました.ここは,ジョグジャカルタの有名な場所の一つで世界遺産になっています.
メディア学部には,コンテンツ制作に関するさまざまな演習や講義があります.ソーシャルコ
ンテンツデザインの分野には,世界遺産に関する研究もあります.世界各国を訪問したとき,それらの一部分でも知る機会を得ることは大切なことです.

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バラエティ番組に「素人出演者」はなぜ多いのか

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 学生に「好きな番組は?」と質問すると、一番多い回答は「バラエティ番組」。毎年同じ質問をしても変わらないので、若い世代に定着していると思っていい。
 そこで「最近のバラエティ番組」で気になるのは、お笑いのプロが登場するのはもちろんなのだが、それ以上に「素人」の発言が番組の「面白さ」を特徴付けていることなのだ。バラエティ番組と限らず、一般的に番組を成り立たせる要素として「素人」に頼るというのは、オーソドックスな番組制作作法としては邪道のようにも思えるのだが、それがむしろ主流となっているのには訳がある。それを少し、紹介してみよう。

 そもそも「お笑いのプロだったら、いつでも必ず面白いこと言ってくれる」というのがプロに対する期待というものである。それに対して、「素人は偶然面白いこと言うかもしれないが、いつ言うのかわからない」というのが常識的な判断である。
 ならば、素人の面白さを引き出すためには、例えば延々と長時間インタビューしてみる、あるいはできるだけ多くの人に会うことにより「偶然面白い」という確率を上げることができるのではないか、というのも自然な発想である。ところが、TVのロケ方式がその簡単なことを阻んでいたのである。

 TV
放送が始まって(1953)から70年代に至るまで、ロケ方式は16mmフィルムを使ったフィルムカメラ時代が続いた。しかも、音声を同時に収録することは難しく、かつフィルム1巻(100フィート)で撮影時間は3分弱。1974年に登場した画期的な音声同時録音カメラ「キャノンスクーピック」でも、1巻(200フィート)6分弱。これでは「いつ面白いこと言うかわからない素人主体の番組制作」など夢のまた夢であった。
 ところが、70年代に入るとビデオロケ機器が急激に発展する。詳しいことは別の機会に譲るとして、放送規格のテープ幅2インチポータブルVTRではおよそ1巻20分、それが1インチポータブルVTRでは60分にまで拡大する。こうなるとインタビューというものは、際限なく聞きたいだけ聞けることになる。(あとで編集の手間が膨張するのだが)
 最もよく使われた「βカム」というVTR一体型カメラだと、20分のカセットテープが多く使われた。80年代では、例えば同僚のディレクターが「NHK特集」の取材で「カセット100本まわしちゃったよ」などといっていたことを思い出す。そうなると、この方式をエンターテイメント分野にも利用しようというのは、自然な流れである。そして、先行的にこうした制作手法を開拓したのは地方の放送局なのであった。なぜなら予算は少ない、(お笑いなどの)プロ出演者がなかなか来てくれないといった不自由な制作環境を逆手にとって、制作者の意地を見せてやろうという意欲にあふれたディレクターが各地にいたからである(私もそのひとりだったつもり)。

 この時代の代表作のひとつが、福井テレビ制作の「俵太の達者でござる」(1993〜2004年)である。概要はWikiに紹介されているが、「探偵ナイトスクープ」で人気者となった越前屋俵太が越前若狭見回り奉行に扮して現代にタイムスリップし、福井県内のごく普通の住民の生活ぶりを訪ね歩く番組だ。1994年には、日本民間放送連盟賞グランプリを受賞している。
 私は、この番組の企画者谷雅徳氏(=越前屋俵太)からDVDを送ってもらって見たのだが、今見ても十分面白い。おじいちゃんおばあちゃんの福井弁はよく理解できないところもあるが、それでも面白い。そして飛躍すると、みなさんが大好きな「月曜から夜ふかし」(日テレ)の人気コーナー「個人的ニュースを聞いてみた件」も、この制作手法の延長線上なのだ。渋谷の街角で面白い人に出会うまでインタビューを続けているディレクターは、70年代に重量25Kgの2インチポータブル(?!)ビデオを田舎道で運んでいた私たちの真っ当な後継者と思える。がんばってね。(メモリ録画カメラは重さ数百gだろうけど)

 実は、この制作手法は誰でもできる。だから、YouTubeなどで「達者でござる」「月曜から夜ふかし」「家族に乾杯」(NHK)スタイルの動画が多数出て来ても良さそうなのだが、TVの「バラエティ番組」を超えるものは見かけない気がする。なぜなんだろう。いま私の研究室では「バラエティにおける素人効果とは何か」という問題に、卒業研究として取り組んでいる学生がいる。制作手法はわかるのだが、「素人が面白い」と思える本当の理由は何なのか。もう一歩先のこの疑問に、あなたならどう答えるだろうか。   (宇佐美 亘)

大学の公式Webサイトの「ユーザビリティ」のあくなき向上のために

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メディア学部の三上です.

いつもはゲームやアニメ,CGなどのお話をしていますが今回はWebについてお話をします.

皆さんはこのBlogを閲覧していただいているということは,東京工科大学の公式Webサイトを訪れたことがあると思います.

どこの大学も同じような内容が記載されていますが,Webサイトのデザインや設計によっては使いにくい,情報が得にくいWebサイトになってしまいます.

特に近年では,PCだけでなくスマートフォンやタブレットなど様々な視聴デバイスでWebページが見られる時代です.

様々な視聴デバイスに対して,常に適切なデザインで効率的に情報を伝えていくことは大変な工夫が必要です.

そうしたWebサイトの使いやすさについて,大学のWebサイトに特化して調査しているのが,株式会社日経BPコンサルティングによる「全国大学サイト・ユーザビリティ調査」なのです.

最新の調査結果で調査対象となった216校の総合大学の中で,東京工科大学はPCサイト部門で第2位スマホサイト部門で第1位を獲得しました.

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学会発表

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10月20日はシンポジウムでコメンテーターを勤めさせていただきました。再来週の土曜日は東京大学での日本社会学会の学会発表なので、大変緊張しています。
学会発表は、多くの専門家の方にいらして頂くので、少しでも新しいことを、そして役に立つことを言えるようにしたいと毎回思っています。
学会発表のためには、多くのデータをもう一度見直して、それをパワーポイントでまとめます。

学生のみなさんにはもっと早く書くようにと言っているのですが、書けないこともあります。
次のブログでは、どのようなことを発表したかを書きたいと思っております。

山崎 晶子

私は何者なのだろう

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10代の後半は、特に「私は何者だろう」ということに悩むといわれています。私が大学生だったときには、多くの学生が青年期の自分について社会学の論文を書いていました。
最近の学生さんは、あまり「自分は何だろう」あるいは「集団から疎外される(集団になじめない)」ということを論文のテーマとして選ぶ方が少なくなったように思います。

しかし、私は友達の集団に対して、あるいは社会の中で何者なんだろうということは、多くの人の悩みでもあります。また、集団になじめないあるいはどうやったら人に好かれるのだろうあるいは集団のあり方がいやなんだけど同調しなければならないということも、私たちの悩みの一つです。

エミール・デュルケームは、今の私たちと同じようにあるいはより動乱の時代に生きた人です。フランス革命の中でユダヤ人だった彼は、社会に過度に同調する人々あるいは疎外される人々、集団から外れる人々の姿を社会学という学問の中で明らかにしました。

私はこれから翻訳する論文では、仲良しであることが多いといわれている女の子同士がどのようにして排除するのか(仲間はずれにするのか)ということを説明しました。

メディア学部の中ではこんなことも研究することができます。

           山崎 晶子

ポーランド,シレジア大学との提携と調印式

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2017年8月4日にポーランドのFACULTY OF ARTS IN CIESZYN, UNIVERSITY OF SILESIA IN KATOWICEと学部間の提携の調印式を行いました.シレジア大学からは,Prof. Malgorzata Luszczak,Dr hab. Katarzyna Kroczek-Wasilska, Dr Pawel Synowiecの3名がお越しになりました.メディア学部からは,柿本学部長,佐々木教授,飯沼准教授,そして近藤が参加しました.

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お話しをしてきました

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先日労務学会の大会にご招待して頂いてお話しをしてきました。人事や人材管理ということは大変身近な問題ですが、ここまでご研究に触れたことがなかったので、遅ればせながら勉強をしているところです。
量的な研究のご講演もとても勉強になりましたし、とても啓発された素晴らしい日でした。

他の場所で講演することもあると思いますので、お目にかかったときにはこちらのブログを読んだと仰っていただくと嬉しいです。
                         写真は、花を撮影したものです。
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様々な人々に向けてのデザイン

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町の中の本屋さんは少なくなっている気がします。
以前は、駅前には必ず路面店の書店がありましたが、どの駅にも
あるようには見えません。
その代わりに、大手の通販(EC)や電子書籍が増えています。

本を読むことは、勉強になると一般的に思われていますが、色々な楽しみでもあります。

一般的に、中高年は電子書籍とは遠いと思われがちです。しかし、みなさんもご存じかもしれませんが、中高年の方が多く占める読書会ではタブレットを使って電子書籍を読むサークルも多いそうです。タブレットではフォントの大きさ等を操作できるため、非常に良いという方もいらっしゃるそうです。

このように色々な人々に向けてデザインをすることは、人々がどのように本を読んでいるか、また本を読んでいる時に問題となることは何だろうかということを考えなくてはなりません。

メディアには、人がどのように本を読んでいるかを観察する研究も、デザインを研究する学生もいます。Img_7801

山崎 晶子

先端メディアゼミナール(相互行為分析)

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先端メディアゼミナールを私も開講していますが、相互行為分析について授業を行っています。
 具体的には、様々な先行研究を輪読しています。私たちは自然なデータをとり、これからそのデータを起こし、分析を行います。
 最初のうちはデータを起こすことはとても大変ですが、だんだんとなれてきて、今までなれていたこと、また見てはいても気づかなかったことが分かってくるようになります。様々な文献を読んでみると、何故このようなことに関心を向けるのか分からなかったのがだんだん理解出来るようになってきます。
 少ない人数の授業ですが、分かってくる過程を見るのは教師である私にとっても幸せです。

                                 山崎 晶子

プロジェクト演習ー相互行為分析入門

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プロジェクト演習は、メディア学部の特徴です。私の演習は1年生の後期にある「社会調査法」と並行して開講をしています。
多くの演習ほど大きくなく、少人数で、文献を読んだり、ビデオデータを見て検討を行ったりしています。相互行為分析を誰もがよく分かって入るわけではありません。
 でも、この授業を3年間とった学生は、非常に良く分かるようになりました。学会発表なども行った方もいます。
 細かくて時間がかかるのですが、色々な見方をすることの楽しさに目覚める方たちもいます。当然と思っていることを見直すのは、「どうして!」という反発を起こす方もいらっしゃいますが、殆どの方は面白いと思い、卒業しています。

もし興味があったら是非いらして下さい。
                                          山崎 晶子

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